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「ボーダーレンガ」

02.ブリック02.壁材02.壁材・ブリック20.『COZYな時間の流れる家』

 

暖炉が設置される壁面を、アクセントの

ボーダーレンガで仕上げました。
定形サイズのレンガよりも細めで、
230×30×20のサイズ。
ボーダー状の細いレンガです。
古レンガや、欠けた小さなものを混ぜながら、ランダムに貼りあげます。
目地の幅も広くとり、ベージュのカラー目地を使いました。
コーナーの納まりも、なかなか良い感じ。
存在感を出しながらも、あまり主張し過ぎない素材として、最近お気に入りのマテリアルです。
これにうっすら上から、シャブシャブに薄めた白い塗料を塗るのも、
柔らかい感じが出てまたオススメです。

「台湾ブランチ いよいよ始動します」

01.エージング・ペインティング01.ドア02.古材07.アンティーク&ヴィンテージ11.ネイチャー・デコール11.メディア11.台湾ブランチ20.『台湾コネクション』05.バーコーナー

 

大浦比呂志事務所の台湾ブランチ

「レディース&ジェントルマン」が、
11月からいよいよ動き始めました。
このプロジェクトは、台湾の住空間やショップなどへ日本のきめ細かく斬新なデザインと技術、生活提案を紹介し具現化していこう、という考えのもと、そこに白羽の矢が立ったのが、ネイチャー・デコールのデザインでした。
そしてその拠点となる、オフィスでありショールームスペースを今回はじめにデザインしてきました。



エントランスの重厚なドアを開くと、
スペースの中心には、間接照明でフロアから60センチ程上がったBARカウンター
スペース。



スチールパーテーションで仕切られたオフィススペース。
まだガラーンとしています。
グリーンにエージングされたハンガードアを開くとオフィスに隣接されたプレゼンテーションルーム。
いつもネイチャー・デコールで使っている様々な素材がサンプルとして使われています。
BARの前は打合せと展示スペース。
家具なども日本でやっていることを、
出来るだけ忠実にこちらで表現しました。
「MIND MAP」はプロモーションツール
として大活躍しています。
BARの左は回転式のスチールパーテーションで仕切られたソファコーナー。
この家具コーディネートは、日本からの
もう一人のこのプロジェクトメンバー、
「パシフィックファニチャーサービス」
のものです。
天井までの背の高いライブラリーには、
これから沢山のデザイン関連資料が
並びます。
お披露目の当日は、新聞社、雑誌、ブロガーなど様々なメディアにとりあげて頂き、大手新聞には大きな紙面で紹介され、そしてなんと翌日にはその紙面を見たテレビ局の撮影があり、お昼の情報コーナーで紹介されました。
台湾はホント日本ブームなんですね。
最後の晩は台湾側スタッフと今後にむけて、全員で懇親会。
若いパワーに溢れた良いメンバーが集まってきました。
さ~ 新天地で今までのスタイルを、
しっかり発信していくぞーー!

「今日の現場」

00.現場07.アンティーク&ヴィンテージ20.『COZYな時間の流れる家』

 

今 進行中の「湯河原の家」も11月末の完成に向けて、
左官工事、タイル工事、塗装工事といよいよ仕上げ工事が一斉に入ってきました。



広いエントランスポーチの天井には板が 張られました。
フランスのアンティークドアの見事な存在感!
ほぼこの状態のまま使用していく計画です。

唯一の和室には、引き込みタイプの木製窓を特注で作りました。

解放すると川のせせらぎと共に、外の緑が繋がります。


この現場も完成が楽しみです!

「台湾ブランチの全貌が見えてきました」

12.リノベーション11.台湾ブランチ20.『台湾コネクション』

 

予てより計画しておりました

ネイチャー・デコールのもうひとつの拠点となる、台湾ブランチの全貌が見えてきました。
予定よりも一ヶ月近く遅れてのラストスパート。
あとは、家具の配置や演出ディスプレイを行うラストスパート。
中央にBARコーナーと展示スペース。
奥に見えるのが、製作&デザインスペース。

スチールパーテーションで仕切られた デザインスペース。

間接照明の階段を登った高い位置、
このスペースの中央にBARコーナーを設置。
オフィスに必ずBARをもってくるのが、ネイチャー・デコールSTYLE!
打合せスペースには天井までのマガジンラックを配置し、まるで図書館の様。
家具は、今回コラボレーションしている
「パシフィックファニチャーサービス」のもので、コーディネート。
細かなディテールも見せ場が沢山。
来月から最終調整で台湾に乗り込みです。
また、進捗はこのブログでお知らせします。

「家創りカルテ」

06.家創りのヒント11.ネイチャー・デコール09.NDのオーナーさん

 

ネイチャー・デコールでの家創りは、カタログなどからモノを見て決めていく家ではなく、
家の広さ、間取り、素材、設備、色やかたち、等々すべて一から創り上げていく
完全オーダーメードな家創りです。

更には、そこでどのように暮らしたいか、
趣味、指向、といったライフスタイルも細かく聞き取りながら、
世界に一つのその家族に合った家を創り上げていきます。
だから同じ家は生まれてこない、というわけですね。

そこで、はじめの段階で自社で用意した「家創りカルテ」というものに
それらの諸条件を細かく書き込んでもらい、そこからデザインがスタートしていきます。

どんな家でも必ず予算というモノがあり、予算の中でプライオリティを整理しながら
どのようにメリハリをつけた家にしていくかがとても大切な部分になってきます。

「家創りカルテ」をかなり詳細に書き込んでもらっても、言葉だけではなかなかイメージや
デザインのニュアンスが分からない場合がありますので、
これにプラスして「イメージが伝わるモノ であれば、どんな方法でも構いませんので
それもご用意して下さい。」 そんな事をオーナーさんにはお願いしています。

以前、映画のDVDを渡されてこんなイメージの家にしたい…なんていうオーナーもいました。
また、「こんな音楽のイメージで…」そんな感覚的なオーナーもいました。

本当に伝達の仕方は色々とあるんだな~と感心させられることがあります。

そのオーナーの職業柄なども影響してくるケースも多々あります。

そんな中で、印象に残ったものをいくつか紹介させ頂きます。

1.ネイチャー・デコールの過去の事例を完全に制覇して、それをベースに
自分たちの家のデザインの希望を説明してくれたオーナーさん。
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正直、何十件もデザインしていると、「HPにある何番のどの家のドア」
とか、突然言われてもなかなか思い出せない事があるのですが、、
このように画像とコメントを詳細に、家のエレメントをネイチャー・デコールの
実例からまとめて、「こうしたい!」を熱く伝えて頂いたケースです。

我ながら、ネイチャー・デコール図鑑を見ているようでもありました。

2.ビジュアルもバッチリ、コラージュや画像&コメントでまとめながら、
さらにキーワードやわかりやすいアイコンなどで希望を説明してくれたオーナーさん。
これは、まるで企画書のようでもありこちらもワクワクしてきました。
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最初に、家創りのイメージをキーワードでもらったときは、
やりたいことが、明確に現れていてガツーン!ときたのを今でも覚えています。
とても、デザイナー魂がくすぐられる、そんな要望書ですね。

オーナーさんの普段のテキパキとした優秀な仕事ぶりが覗えます。

3.言葉少なく、すべて自分のスケッチで描きあらわしてくれたオーナーさん。
これは、イメージの誤差が無い分、すでにデザイン出来てるんじゃないですか…
そんな感じのものですね(笑)
田村,2

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このオーナーは、漫画家の方で話ながらでも「こんな感じにしたいんです」
って、すぐにスケッチをカリカリ描き始めてしまうんです。

ディティールも空間構成もよく理解されていて、
まさに共同作業な家創りでした。

どのケースも、家創りに対する「熱さ」が伝わってきますよね。

無から有を創るオーダーメードの家。

自分たち家族にとって何が大切なのか、
今までの人生を振り返り、これからの生活スタイルをイメージしながら
そのステージを自分たちで創り上げていく。

後悔の無い家を創るには、やはり「情熱」が必要なんです。