20.『丘の上の家』

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「新しい家で子宝にも恵まれ、新生活スタート」

09.NDのオーナーさん20.『丘の上の家』

 

ネイチャー・デコールの新作事例WORKSに「オーナーズボイス」をいただきました。

 

人と人が向き合い、無から有を創りあげていく家創りは、決して平坦な道ではありません。

紆余曲折の末、手に入れた自分たちらしい家。

そしておめでたい事に、子宝にも恵まれ新しい家でハッピーな新生活がはじまりました。

 

桑嶋.1

桑嶋.2

 

「家づくりに妥協はつきものですが、あきらめないことも必要でした」

というオーナーの言葉。

あきらめずにあと一歩踏み出すことで、私たちの出会いを可能にしました。

 

また、今回のオーナーさんご家族との出会いに感謝し、この「オーナーズボイス」

ありがたくいただきます。

 

○オーナーズボイスはこちらから →

https://www.nature-decor.com/works/detail114.html

 

 

 

「新しい家族の誕生と共に」

09.NDオーナーのライフスタイル20.『丘の上の家』

 

今年の1月にお引渡しの「丘の上の家」で、竣工写真の撮影が行われました。

いつもの女性カメラマン、ウルシーさんコンビの登場。

あいにく今日は薄曇り。。

 

丘.1

素材や色を抑えたインテリアで、非常にシンプルにセンス良く暮らされてました。

 

家は自分たちで少しずつ色付けしていく、というオーナーさんの考えの通り、

等身大で気持ちの良い雰囲気。

 

 

 

 

丘.2

そして家の完成と同時期に、なんと新しい家族も授かり、

この家から新生活がスタートしました。

 

 

丘.3

丘.4

部屋のコーナーには、さりげなくそしてセンス良くお子様のフォトフレームが

置かれていて、本当に幸せに溢れた若々しいファミリーの姿が覗えます。

 

 

 

丘.5

洋服関係のお仕事をされている、ご主人の仕事場を兼ねた家。

 

2階には真っ白い約13帖のアトリエがあります。

 

 

新しい家族と新しい家、仕事にも精が出そうですね。

この家がこれからの家族のライフステージとなり

生活の足跡と共に色々なドラマを生み出していくことでしょう。

 

このお宅は、近々ホームページ内の「WORKS」で紹介します、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

「丘の上の家・引渡し」

00.現場20.『丘の上の家』

 

2017年、年明け早々の引き渡しの家、第一弾。

「丘の上の家」、本日無事引き渡しを終えることが出来ました。

 

この家はネイチャー・デコールの家としては珍しく、

素材を統一し、装飾的なことを極力排除し、オーナーが生活しながら色付けていく、そんな考え方で進めてきた家です。

 

全体的にはとてもシンプルで、余白と伸びしろを

残したイメージになっています。

 

桑.1

 

桑.2

 

桑.11

 

桑.4

 

桑.5

 

桑.6

 

桑.7

 

桑.8

 

桑.9

 

LDKは、巾広のオークの床材に壁面はフランス漆喰の「アバナ」。

 

LDKの巾木は無し、ドアや開口部の枠も隠し枠とし、

ホリゾントにして照明の取り付けベースを目立たなくしたり、

いつもは家具の取っ手をアクセントにしたりしてますが、ここでは

取っ手を付けずにすべて手掛けにして、目地のラインを通してます。

また、化粧目地でコーナーを整えたり等々、派手には見えてきませんが、

地味に細部にこだわり、まとめています。

 

建築と同時にカーテンも家具も意匠照明もガーデンも、

トータルでコンセプトを合わせて提案していくのがネイチャー・デコールの

一般的な暮らしの提案ですが、この「丘の上の家」は

空間としての主張をし過ぎず、これから時間を掛けてオーナーさんが

空間全体を自分らしく仕立てていきます。

 

この引き渡しに対し、とっても喜んでいただくことが出来ました。

 

 

半年後、一年後とこれからの家の成長が、自分の事のように楽しみです。

 

 

 

 

 

「今年はギリギリまでに、なってしまってます。。。」

00.現場11.ネイチャー・デコール09.想うこと20.『丘の上の家』

 

先日12/24に引き渡しを終え、落ち着く間もなく、

年明け1月中旬にはあと2件の住宅の引き渡しを控えております。

本当に、今年は1月のスタート共に走り続けてきました。

こうして、いくつもの出会いがあり、微力ながらも必要とされご家族の夢を

かたちに出来る仕事をさせていただけていることは感謝の一言に尽きます。

新しいお客様との出会いは、点のようなもので、偶然の賜物ですが、

これからも精一杯、自分だから出来る事を発揮して行きたいと思います。

来年度もその初心を忘れず、邁進していく所存です!

 

桑.1

桑.2

桑.3

桑.4

来年1月中旬に引き渡しを控える、川崎市宮前区の「丘の上の家」です。

 

器具付けや建具工事を残し、最終フィニッシュ段階です。

この家は、過剰な装飾を排除した、シンプルな家が出来そうです。

 

 

 

 

 

桑.5

そして一週間ほど前には、横浜市青葉区で地鎮祭が行われました。

 

設計段階ではオーナーさんと共に、とてもワクワクと盛り上がりながら

計画をまとめていくことが出来ました。

オーナーさんのこうしたい!という思いとデザイナーの提案が

良い相乗効果となり妥協のないかたちでまとまった家です。

いまから、現場を進めていくことが楽しみでもあります。

 

どうやら、今年はまだぎりぎりまで現場も続きそうですが、

かたちとしては一旦本日事務所の大掃除も済ませ、

新しい年に備え、一年の垢を綺麗に落としました。

 

 

 

 

「フランス漆喰アバナの特徴と左官鏝の話」

02.左官00.現場20.『丘の上の家』

 

ネイチャー・デコールの家でよく使われる素材に「フランス漆喰アバナ」

という左官材があります。

見た目にも独特な柔らかい風合いで個人的にも好きな素材のひとつです。

 

過去の事例からその仕上がりの感じを見てもらいイメージしてください。

アバナ.1

一般の塗装やエージングでは表現出来ない、自然なモヤモヤ感。良いですよね〜

 

そして、アバナは見た目だけでなく、以下の様な特徴があります。

「漆喰と塗料の中間に位置する薄塗りの内装材です。

コテや刷毛、専用のスポンジを使って表情を作り仕上げることができ、さらに模様を造った後にステンレス鏝で軽く押えたり磨く事でマットながら落ち着いた光沢感のある仕上がりまで自由に表現できます。
フランス漆喰の持つ調湿・空気浄化などの性能はそのままで、他の漆喰材に比べ耐水性に優れ、仕上がった肌は非常に硬くなめらかで、水周りや店舗の壁にも最適です。

もう一つの特長は、フランスのルシオンから採掘された最高級の顔料を使用する事で生まれた独特の色の深みと表情、高耐候性に優れている漆喰です。
他の漆喰ではあまりない深みのあるブルーやグリーン、オークルなどの色を楽しめます。」 (メーカー セニデコより)

 

いままでは上記の写真の様な、オークルなど深みのある色味を好んで

アクセントウォールとしてきましたが、今回の現場では「真っ白」の壁の中に

このモヤモヤ感を表現したく、主要の壁面全体をアバナの白で仕上げています。

アバナ.2

まだ乾いていないので、グレーの壁に見えますが、これが乾くと

オフホワイトではなく、真っ白な壁となります。

すでに、鏝の跡で良い表情が出ていますね。

 

広い面に横から光が射し込んだ時の、底艶の光沢が他の材料にはない

アバナ特有の「品」になって表れます。

 

アバナ.3

指名でお願いしている、いつものアバナの施工チームが高天井を

仕上げていくところです。

 

 

そして今回は、この仕上げをしていくときの左官の鏝について、

少しだけ話しを聞くことが出来ました。

アバナ.4

ほんの一部なんでしょうが、仕上げの段階や用途によって、

現場では色々な鏝を用意しています。

 

 

アバナ.5

これは日本の左官鏝で、0.2㎜というとても柔らかく、しなりのある、

ステンレス鏝です。

下塗りが終わった段階で、

次に大きな面に鏝の流れやタッチをつけて行くときに使うモノらしいです。

 

 

 

アバナ.6

そしてこれはフランスの左官鏝で、アバナの仕上げに使用する専用鏝。

 

どうですか?上の鏝と比べて支持する重心の取付位置が違いますよね。

先端に力が入るように設計された鏝です。

この鏝を使って、中塗りで作った鏝波、鏝跡を削るように力を入れ、

その段差を馴染ませていくというか磨きあげていくように使いっていきます。

 

これが、仕上がりで見られるモヤモヤとしたテクスチャを作り出す道具なんですね。

 

下塗りから数えると、そこまでで4工程〜の作業になります。

さらに、その上から蜜蝋系のワックスを塗って仕上げたりする場合もありますが、

今回は「白」を基調とした壁なので、シンプルに鏝だけでフィニッシュして

もらう計画です。

 

こういった何工程にも及ぶ壁は当然その仕上がりに深みと奥行き感が増します。

一枚の壁にも、職人さんの魂が宿るようですね。