20.『MAISONS en PROVENCE』

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「イメージは、MAISONS en PROVENCE その3」

01.擬石・擬木・造形00.現場05.外観04.フレンチスタイル20.『MAISONS en PROVENCE』

 

皆さん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

一枚の南フランス郊外の建物の画像から住宅のエントランスを再現しました。

玄関ドアはフランスのアンティークドアをリペアしながらも、

なるべく原型のエージング具合は生かすよう、塗装によるリペアは最小限に止め、

時代感を残すようにしました。経年美化ですね。

 

そして特徴的な大きな石積みのドア回りの構え。

実際にはここまで大きな石を積み上げていくことは難しいので、

その部分はいつもの造形集団の登場。

イメージ画像を見ながら、石の質感を丁寧に手作業で作り上げていきます。

 

造形作業は何工程にもおよぶ作業で、手間と時間を要するものなのですが、

石積みの造形が出来上がるまでの工程の一部をダイジェストで紹介します。

 

 

 

下田.1

これが出来上がりの全景

 

 

 

 

 

下田.2

造形モルタルで石積みをかたち作ったあとからのプロセスが以下です。

 

 

 

 

 

 

1. 石の部分と目地の部分を一緒に作らず、目地は目地で分けていき

石やタイルを貼るときのようにあとで目地を入れていきます。

下田.3

 

 

 

 

 

 

2. 目地自体の深さも打合せして適当なバランスの深さで目地をおさえ仕上げていきます。

下田.4

 

 

 

 

 

3. 造形が終わり、目地が入ると今度は石に自然な陰影を付けていく色付け

エージング作業が入ります。

作業もニコニコと楽しそうですね(笑)

下田.5

 

 

 

 

 

4. 石のコーナーも自然な欠け具合や、穴開けなどをおこない、

より石らしく見えるように造形していきます。

下田.6

 

 

 

 

5. フィニッシュワーク

俯瞰してみたり、接近してみたりといろんな方向から全体を見ながら

色具合と造形を整えていきます。

 

下田.7

 

 

 

6. 完成!

 

下田.8

 

 

どこの国?

かなり日本離れした面構えのエントランスに仕上がりました。

 

職人さんの技術と情熱、そしてセンスが伝わる仕事ぶりですね。

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

 

 

「イメージは、MAISONS en PROVENCE その.2」

08.インテリアコーディネート00.現場08.ソファ04.フレンチスタイル20.『MAISONS en PROVENCE』

 

皆さん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

横浜市都筑区の家にフランスのアンティーク窓が設置されました。

 

 

下.1

階段室の廊下の壁に採光と通風、そしてデザインとして、

フランスでよく見る、縦に長い格子の窓を二連で並べて取り付け。

 

 

 

 

 

下.2

 

下.3

 

しもしも

インテリアがセットされ、良い雰囲気が出てきました。

白い窓を開けると、パリの街並みが見えてきそう〜(笑)

以前書いたブログ、「パリのアパルトマン体験」を思い出します。

→ https://www.nature-decor.com/blog/40918186-2/

 

デイベッド型のソファも暖色寄りの濃いグレーをセレクトし、

全体にシックなイメージでまとめています。

 

 

 

 

 

 

下.4

今回はグレーのソファに、アクセントとなるピンクと千鳥格子をスパイス。

このクッションのセレクトもうまくマッチング出来ました。

 

 

 

 

 

下.5

玄関のドアのアイアンの装飾です。

やはり、アンティークのものには重みがありますね。

 

小ぶりな家ながら、イメージは「MAISONS en PROVENCE」

これからエントランスの擬石作業に取りかかります。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

「イメージは、MAISONS en PROVENCE」

02.古材02.左官00.現場04.フレンチスタイル20.『MAISONS en PROVENCE』

 

皆さん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

今、横浜市都筑区ですすめている延べ床面積34坪の、狭小型3階建て住宅。

小ぶりながら、イメージは「MAISONS en PROVENCE」

 

玄関のドア、室内ドア、窓などの建具類にフランスのアンティークを多用し

小さなプロヴァンスの家を再現していこう、そんな家を作ってます。

アンティークの建具と一緒に、古材やリアルな擬石などを使うことで、

かなり本物感が演出されます。

 

 

 

途中経過の現場ですが、プロヴァンスの家のポイントにもなる天井の意匠を少々、、

プロ.1

 

プロ.2

 

プロ.3

天井には太い古材の梁、

その間に小梁が不規則に組まれ、左官材を塗り重ねるように仕上げてます。

この自然なランダム感、ラフさ加減が大切になってきます。

 

 

 

 

プロ.4

壁から左官で一体に作られた造作のベンチ。

このベンチはデイベッドも兼ねていて、奥行きもゆったりと85センチの巾に設定。

大きくアールがとられた厚みのある腰壁も特徴です。

 

この開口部には、フランスのアンティーク窓が取り付きます。

 

 

 

 

 

プロ.5

階段も、ポッテリと肉厚感をもたせています。

 

 

住宅のインテリアも時代時代で流行があり、最近このようなプロヴァンスSTYLEも

オーダーとして少なくなってきましたが、

好きなものは、トレンドに左右されることはありません。

 

飽きの来ないしっかりとした、本物を創りあげていきたいものです。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)