07.窓

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「眺望をどう取り込むか・BEST眺望事例!」

06.家創りのヒント05.アウトドアリビング(軒下・カバードポーチ)07.窓03.眺望を取り込む

 

眺望の良い土地に巡り会うこと、そしてその眺望をうまく取り入れた設計が出来る事

それらは土地と設計者とオーナーさんの理解という、偶然の巡り合わせと出会いにより

実現する最高の出来事。

 

開かれた窓から見える景色も様々ですが、設計を着手する前にこういったロケーションの

土地にたつと、デザイナーとしてとても興奮してきます。

そんなワクワクしながら取りかかったここ最近の事例の中から、

こころに残る、BEST眺望セレクションをご紹介します。

 

 

1. 窓を開け広いデッキの脇には小川が流れる家

眺望.1

 

眺望.1-2

神奈川県 湯河原の地。遠くに穏やかな海を望み小川のせせらぎと緑溢れる場所。

小川に面したデッキはリビングからダイニング、そして和室へと繋がる広さで、

LDの二カ所の大開口折れ戸を開けると外と一体化します。

 

 

 

 

 

2. ワイド5.3メートルの大開口窓を開けると、遠くに相模湾が見渡せる家

眺望.3

 

眺望.3-2

なんといっても、5.3メートルの大開口窓が外のデッキに繋がるのは圧巻です。

そして、視界には遠くに相模湾と富士山も見渡せる極上のロケーション。

外と中の境界を完全に取り払ってしまったかのような空間が広がります。

 

 

 

 

3. カバードテラスがある高台の丘の上の家

眺望.4

 

眺望.4-2

横浜の高台からのVIEWです。リビングから繋がるカバードテラスには

屋根が掛けられているため、雨の日でも外を感じることが出来ます。

遠くにはランドマークタワーが、そして天気の良い日には富士山も見えます。

 

 

 

 

 

4. 鎌倉の自然の中に佇む完全なるプライベート空間

眺望.2

 

眺望.2-2

緑深い鎌倉の地。すり鉢状に山に囲まれその山全体がオーナーさんの

プライベートガーデンとなっていて、近隣の視界が一切遮断された完全なるプライベート

ガーデンです。大きな犬と共に自然の中で、非日常がここでは日常です。

 

 

 

 

4. 大きな公園に隣接した2階からのVIEW

眺望.5

今後も家などが建つことはない、大きな公園に隣接した場所に奥行きのあるデッキを

リビング繋がりで作りました。都心でありながらまるで別荘地に来ている様な感覚に。

穏やかなご夫婦で、ここにはいつもスローな空気が流れています。

 

 

それにしても、眺望も違えばデザインテイストも様々ありますね。

オーナーさんの実現したい世界観を創作する。

これ、ネイチャー・デコールのバリエーションの広さです!(笑)

 

人生が豊かになる、そんな土地との出逢いはなにものにも代え難いものがあります。

そこで生活する家族は、皆 やわらかく穏やかでとても魅力的な感じもします。

 

自然の環境にフィットした家。これからももっともっと実現したいですね〜

 

 

そして現在進行中の2件のBEST眺望プロジェクト

 

1. 三浦半島の先端、油壺の目の前が海!  そこにはヨットが停泊。

眺望.01

 

2. 鴨川を一望する高台の週末の家&CAFE

眺望.02

 

このブログで、プロジェクトの進捗はご紹介していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「窓を入れてしまう前に、、」

00.現場07.窓20.『海外生活経験をベースに』

 

横浜市青葉区で進めているお宅「海外生活経験をベースに」の家。

 

先日の上棟式から現在木工時が着々と進んでいます。

開口部のサッシもどんどん取り付けられていきます。

 

青.1

 

 

 

 

 

青.6

お嬢さんの部屋の一角には、こんな感じでネイチャー・デコールでも人気の

出窓ベンチが造り付けで造作されます。

 

 

青.3

丁度その部分も、木工時の下地組が出来ていて、出窓にはサッシが取り付けられる

、そんな段階です。

 

 

 

青.4青.5

そして、サッシが取り付いてしまう前に大事なこと。

 

どうしても、出窓は上からの雨を直接うけてしまう場所なので、

その部分の雨仕舞いには特に注意しなければなりません。

 

このディティールを見て頂くと、一般的な開口部の雨仕舞いの処理の上から

更に板金を被せて、窓の取り付く下場から雨が侵入しないような納まりになっています。

板金に20㎜〜30㎜の折り返しをつけて、板金を一体で立ち上げているのもポイントです。

 

ここにサッシが取り付けば、躯体への雨の侵入を最大限に防ぐことが出来ます。

 

このような、地味な作業の繰り返しですが、出来上がりからは見えて来ない

隠れてしまう部分の細かな配慮の積み重ねが、快適な家のベースになっていくんですね。

 

 

「大きなピクチャーウィンドを開くと、グリーンルームへ」

02.古材00.現場05.サンルーム07.窓02.床材・タイル03.ボタニカルライフ20.『ボタニカル・ライフ』

 

横浜市金沢区で進めてきた「ボタニカル・ライフ」の家も、

今月3月末の引き渡しに向けて、今まさに現場は大詰めです。

 

ボタニカルライフがテーマのこの家の見所を、まだ途中の段階ではありますが

少しだけお届けします。

 

グリーン.1

リビングルームからは、ワイド2メートルの大きなピクチャーウィンド。

この窓は、最近お気に入りの木製のヘーベシーベサッシを使っていて、

窓全体が壁の中に引き込まれるようになっています。

 

 

 

グリーン.5

グリーン.2

そして、この大きな窓を引き込んでしまえば、ご覧の通りリビングルームと

グリーンルーム(サンルーム)が一体となって部屋ごと繋がってしまいます。

 

室内のような外空間のようなこのグリーンルームには、これから沢山の観葉植物、

多肉植物でいっぱいになります。

天井からも植物をハンギング出来るよう、どこにでもビスや釘が打ち込める、

板貼りをホワイトペイントして仕上げました。

コーナーには、この部屋用の流し台も設置されます。

 

 

 

 

 

グリーン.3

気兼ねなく植物に水をシャワー出来るように、床には特徴のある柄タイルを使用。

このタイル、なかなか良い感じです。

 

植物をリズミカルに配置出来るよう、棚板も変則的に固定してます。

厚みを持たせたこの棚は、これまた最近のお気に入りの素材である、

「モールテックス」で仕上げていきます。

 

 

 

 

グリーン.4

植物が並べられる壁面は、古材のグレーウッドを使い、

壁にも直接ビスや釘が打ち込んで、グリーンをハンギング出来るような素材を選定しました。

 

このグリーンルーム、当初からの狙い通りの良い空間となりそうで、

これからの最終フィニッシュがとても楽しみなお宅です。

 

 

 

 

「大開口窓が取り付きました」

00.現場07.窓03.眺望を取り込む20.『casa brooklyn』の家

 

この窓、なかなかの優れものです。

今計画中の「藤沢市 片瀬の家」に設置した、大開口木製窓です。

 

「ヘーベシーベ」といって上吊り式のもので、開口巾5300㎜を3枚の窓で開閉します。

窓一枚が、ワイド1800㎜近くあるので、こまかな窓の枠で視界を遮られずに、

大きなガラス面を通して、外の眺望を楽しむことが出来ます。

 

大開口.1

これは窓を閉めた状態。

この家は西側に良い眺望が開けているので、そこに向けた開口からの

西日などが一番気にされますが、このガラスは遮熱複層ガラスで、遮熱性能を持った

特殊金属膜が強い太陽光を和らげてくれます。

 

 

 

 

大開口.2

開口するとこんな感じ。

 

完全に外を取り込み、内外が一体化されます。

LDが何畳の広さ、、、というのも、もはや錯覚してしまいそうですね。

 

そして窓の高さも、この家では2300㎜以上もあって、外の庇と合わせた高さが

とても良いバランスになっています。

 

 

 

 

 

大開口.3

三枚の大きな窓は、このように片側にしっかり納められます。

 

網戸も木製で作られています。

桟の無い網戸で間口が1800㎜あるので、破ってしまったり穴を開けてしまうと

これは大変です、お子様やわんちゃんは要注意ですね。

 

 

 

 

 

大開口.4

大開口.5

一枚一枚の窓は相当な重量があるのですが、それにもかかわらず

開閉が軽快でとてもスムーズです。重さが一切感じられません。

これは、すばらしいです!

 

北欧の技術を導入して作られた、ハイスペックな木製窓。

お値段はかなり張りますが、この環境が手に入るなら、

それは十分価値のあるものではないでしょうか?

 

そんな訳で、ここのところの僕の新しい設計には欠かせないアイテムになってる

「ヘーベシーベ」の窓です。

 

 

「楽しい妄想、、、」

06.家創りのヒント07.窓05.ベランダ・テラス09.想うこと03.眺望を取り込む20.『casa brooklyn』の家

今、設計進行中の「藤沢市片瀬の家」。

この家の魅力はなんといっても、
片瀬の高台から見下ろす眺望!
遠くに相模湾、そして天気の良い日には
富士山も見れる、抜けの良いロケーションです。
その眺望をどう取り込むかが、
このお家を生かす、一番の「肝」となってきます。
となると、やはりLDKは二階にもってくる、というところを大前提に、ここの設計はスタート。
そして二階のLDKからこの景色をどう取り込むかを、いろいろシュミレーションして、
外のデッキに繋がる開口部の提案がはじまりました。
一案目
これは初回の提案です。
ビルトインされた暖炉を中心に、
リビングゾーンからもダイニングゾーンからも、wide2400ミリ程度の大きな引き違いサッシでデッキと繋げていく、という案。
一階から上がってくると、まずは中央の暖炉でインパクトを与え、そして外の眺望へと目を向けていく。
そんな、ワンクッションおいて、外を感じさせるプランです。
二案目
このプランでは、ビルトイン暖炉をダイニングテーブルの真芯にまるで「絵」の様に見える高さに移動し、その分デッキへの開口をwide3300ミリとひとつの大開口にまとめていく、という案
外と繋がる間口が3メートル以上もある、
というのが、初回の提案より開放感がアップすること間違いありません。
ただここで注意しなければならないのが、
その3メートル以上の開口にどんな窓を取り込むか?ということ。



     開閉時



    閉じた状態
これは過去のネイチャー・デコールの事例
一般的な提案では、この事例の様な
アルミ折れ戸を使うことが多いもの。
ただしこのアルミ折れ戸、開放した時は
良いのですが、閉じている時はどうしても、サッシのフレームが細かくて、ピクチャーウインドの様には、ガラス越しにスッキリと外を見ることが出来ません。
実用面やコスト面と言った総合的な部分で、ネイチャー・デコールの過去の事例でも大きな開口を設けたい場合、ほぼこのアルミ折れ戸を採用してきました。
今回の「藤沢市 片瀬の家」では、
開けた時の開放感はもちろんのこと、閉めている時でも、外との一体感を感じていたい、ということと、その眺望を最大限に生かし切るために決めた場所でもあります。
ここが一番の「肝」なんです!
そこで、通常のアルミ折れ戸の何倍もの費用は掛かってしまうのですが、
どんな大きな間口でも開放出来、尚且つ
大きなガラス面の窓が可能、という特殊な窓を採用することとなりました。
三案目
そこで、ようやくこの3案目のプランに落ち着きました!
欲張らずに暖炉は別の位置に移動。
その分、なんと5メートル以上の大開口を
手に入れることが可能になりました。
想像してみてください。
間口5メートルの大開口が大きなデッキと
繋がり、その先には相模湾に開かれた抜けの良い眺望!
外も中も無く、ひとつながりになる。
こんな贅沢って無いですよね^_^
ようやく、この眺望を生かし切る計画が整いました!
本当にここに落ち着くまでは、
歩いていても、お風呂に入っていても、
ごはんを食べていても、そればっかり考えていて、もうほとんど病気のよう、、
いつもいつも頭の中で妄想している。
これって「職業病」なんですね~
でも、それがなんか腑に落ちた時って、
栓が抜けたように、スッキリ。。
そんな感じで、毎回毎回いつも妄想しちゃってます。
うちの奥さんには、よく、人の話を聞いていない、、なんて言われてますが (笑)
ごめんなさい、そんな時はいつものように、妄想中です。。