02.左官

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「高波動空間をつくる」

06.家創りのヒント02.左官00.現場20.『プリンスが出てきそうな家!』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま進めている、葉山の住宅「仮称・プリンスが出てきそうな家」では、オーナーさんの希望により、麻炭を使った高波動な空間をつくろう、ということでまた新たな試みをしております。

 

決して怪しい通信販売ではございませんので最後までお付き合いくださいね(笑)

 

まず、「波動」とはどういうものか、というところから説明させていただきます。

この世に存在する全ての物質(人間・生物・物体等)は、素粒子によって構成されています。そして、これらはすべてなんらかのエネルギーを出しています。エネルギーは、光や音、電波などと同じように固有の周波数と波長を持っています。これが「波動」です。波動は共鳴によって伝達されます。我々人間の想いや意識も波動であり、同様に伝達されます。つまり、全ての物質及び人の想いや意識もこれらに影響しあっている訳です。

 

そして「高波動空間」とは、世の中に様々な方法やツールを使って場の波動をあげる方法があるが、ここでは「炭」と「微生物」を使って高波動空間にしていこう、というものです。

今回使われる「麻炭」は、麻を炭にすることで、赤外線効果と麻独自のエネルギーと浄化力が高められると言われています。

 

その作業工程を順を追ってご紹介します。

 

 

◯ 土地からの波動を改善

土地のエネルギーを調整し大地と空間を結ぶことが目的

この作業は地鎮祭が終わり、基礎コンクリート工事の前に行います。

泥団子のような麻炭の塊を円を描くように埋め込み、その中に麻炭を水に溶かしサークル状に撒きます。結界を張っていくイメージですね。

 

 

 

◯室内の床下地にサークルを描く

土地のサークルと同様に、今度はもっと直接肌に近い、室内の床下地にサークルを描きます。

素材は麻炭石灰クリームで、この上からフローリングやタイルなど内装の仕上げをしていきます。

 

 

 

◯壁・天井に麻炭を塗る

室内の居室部分全ての壁・天井に麻炭石灰プラスターを塗っていきます。

部屋ごとに、左官仕上げ・タイル仕上げ・塗装仕上げと内装は変わってきますが、どの仕上げにおいても、下地にこのグレーの麻炭石灰プラスターを塗っていきます。

 

これが一連の作業工程になるのですが、では「高波動空間」をつくることで、実際にどんな作用があるの?というのが気になるところですよね。自分自身も今回の現場が初めてのことなので、まだ実体験として語れる話では無いのですが、この「炭と微生物と空間」を推奨し実践し続けている左官職人さんのお言葉を要約すると、心が整い、穏やかで幸せなエネルギーに満ちた空間になるようです。そして心が整うと体も整い、自分のリズムを本来の姿に戻してくれる、というものらしいです。

 

僕におきかえると波乗りで海に入水すると海のリズムで浄化され心が整う、そんな感じに近いのかもしれません。

 

いずれにしても、とてもネイチャー・デコールのコンセプトに近いものを感じます。

 

 

「高波動空間」の作用をまとめると

●心身に付着したマイナス波動の浄化しリセットする

●心身のエネルギーを高めて活性化する

●マイナス波動からの保護

●感情の癒し・精神の安定

●自分らしさを表現できるようになる

●仕事や勉強など作業や思考に集中できるようになる

 

また、今後が楽しみなお宅ですね!

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主催)

 

 

 

 

 

 

 

「経年劣化した室内珪藻土のメンテナンスについて」

02.左官02.壁材・左官

 

皆さん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

我が家も建築して今年で丁度18年目に入ります。

家も10年を過ぎると、屋根・外壁・露出してる防水・設備回りなど諸々と

メンテナンスチェックすることで、その後の家の寿命にも大きく関わってきますので、

是非10年あたりをひとつの目安として、気にして見てあげることをオススメします。

 

そう言いながらも僕自身は給湯器が寿命がきたから、、

木製窓の外側が劣化してきたから、、と

かなり行き当たりばったりで、あまり皆さんの手本とならない様な

家とのつきあい方をしてしまっています、、汗。

 

そこでひとつくらいは、なにか先駆けてお知らせ出来るメンテナンス情報は無いかと

考え、室内の珪藻土(左官壁)のメンテナンスをテストケースとしてやってみました。

 

自然素材をベースとしたネイチャー・デコールの家では、

経年劣化を経年美化として、その汚れ自体も今までの生活の足跡であり味わいとして、

時間と共に変化していくものを素材として楽しんでしまおう、

そんな事をいつもオーナーさんには言っているのですが、

汚れてきた室内の左官は外壁のように塗り替えられるの? などと、たまに質問

される事があります。

 

確かに外壁のメンテナンスと違って、生活している室内ではモノも多く、

片付けながら、養生をこまめにして、、と考えただけでも大変そうです。

それと、我が家も「珪藻土」で仕上げていますが、その珪藻土本来の素材の効果、

調湿性・脱臭&消臭・独特のテクスチャ等を損なうことなく、

メンテナンス出来るのか? そうただ綺麗にしただけではダメなんですね。

 

 

 

 

 

 

左官.1

 

左官.2

18年も経過すると、このように確かに汚れが気になります。

大型犬を飼ってる我が家では、犬は壁に身体をすりつけて歩く習性があるので、

その部分だけ特に黒く汚れています。

あと、ちょうど手をかけてしまう位置にある腰壁などの汚れも目立ちます。

 

 

室内左官のメンテナンスにはいくつか方法があります。

 

大げさにしないで、とにかく汚れだけを綺麗にしたい。

そんな場合は、左官の上から無機系の塗料をローラーで仕上げるという方法。

 

価格的にも一番安価であるのと、住みながらのメンテナンスとしては左官で

仕上げるよりも散らからず、日数も短く出来ることはメリットです。

また、塗料も色々ありますが、極力左官の風合いを残していくためには

光沢などが出ない無機系の塗料で仕上げる事が良いでしょう。

 

我が家では、同じメーカーの珪藻土でメンテナンスしました。

犬を飼っているので、脱臭&消臭という珪藻土の効果はどうしてもキープして

おきたかったのがその一番の理由です。

塗料で仕上げてしまうと、本来呼吸する壁、と言われている珪藻土に

塗膜が掛かってしまい息が出来なくなり、

結果 珪藻土の効果が損なわれてしまう様です。

 

 

 

 

 

 

左官.3

ただ、室内全体を、、となると相当散らかってしまうので、

比較的綺麗な天井は手を付けずそのままにし、

特に汚れのひどい部分の壁や欠けてしまったコーナーの補修、

そして場所によっては、珪藻土の顔料を薄めて塗料のようにシャブシャブにした

材料でトップコートだけを施したりと、

必要最低限の手間で綺麗にしていく、という選択をしました。

 

 

 

 

左官.4

それにより、新築時のようなピカピカの感じでは無く、

建物全体の時の流れとマッチさせながら、経年美化を残し程よい加減で

手を加える事が出来たのではないかと思います。

 

メンテナンスの仕方もその家のデザインやスタイルによって変わってきます。

勿論 構造に関わる部分や設備の劣化に対しての対応は同じであっても、

こと意匠に関わる部分は、新築時のようにピカピカにしてしまっては、

ミスマッチなのがネイチャー・デコールの家ではないでしょうか。

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

 

 

「イメージは、MAISONS en PROVENCE」

02.古材02.左官00.現場04.フレンチスタイル20.『MAISONS en PROVENCE』

 

皆さん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

今、横浜市都筑区ですすめている延べ床面積34坪の、狭小型3階建て住宅。

小ぶりながら、イメージは「MAISONS en PROVENCE」

 

玄関のドア、室内ドア、窓などの建具類にフランスのアンティークを多用し

小さなプロヴァンスの家を再現していこう、そんな家を作ってます。

アンティークの建具と一緒に、古材やリアルな擬石などを使うことで、

かなり本物感が演出されます。

 

 

 

途中経過の現場ですが、プロヴァンスの家のポイントにもなる天井の意匠を少々、、

プロ.1

 

プロ.2

 

プロ.3

天井には太い古材の梁、

その間に小梁が不規則に組まれ、左官材を塗り重ねるように仕上げてます。

この自然なランダム感、ラフさ加減が大切になってきます。

 

 

 

 

プロ.4

壁から左官で一体に作られた造作のベンチ。

このベンチはデイベッドも兼ねていて、奥行きもゆったりと85センチの巾に設定。

大きくアールがとられた厚みのある腰壁も特徴です。

 

この開口部には、フランスのアンティーク窓が取り付きます。

 

 

 

 

 

プロ.5

階段も、ポッテリと肉厚感をもたせています。

 

 

住宅のインテリアも時代時代で流行があり、最近このようなプロヴァンスSTYLEも

オーダーとして少なくなってきましたが、

好きなものは、トレンドに左右されることはありません。

 

飽きの来ないしっかりとした、本物を創りあげていきたいものです。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

 

「色々な場所で活躍してます!」

02.左官20.『ボタニカル・ライフ』02.モールテックス02.床材・モールテックス

 

最近お気に入りの万能マテリアルの「モールテックス」

 

デザインコンクリートの塗り床は、海外の住宅事例では以前からよく目にする材料で、

まだ日本には上陸して久しいのですが、店舗などを中心に最近では住宅などでの

施工事例でも使われ出しています。

ただ、まだまだ一般住宅の床として使用してる例は少ないようです。

 

その「モールテックス」を今回完成した家では、色々な場所で使用しました。

 

 

1. リビングの床や階段に使用

モール.1

 

モール.2

 

モール.3

このお宅では、玄関前のアプローチ〜玄関ホール、そしてリビングルーム〜階段と

シームレスで使用しています。リビングの床では床暖房も敷設。

クラックが出るモルタルと比べて薄い塗り厚でも、割れが出ないのが最大の魅力かも

しれません。クラックを逃がすための化粧目地も入れる必要が無いので、

空間の一体化が視覚的に図れます。

写真からは分かり難いですが、これはSAND LIGHTというカラーです。

 

 

 

 

 

2. プランター台の棚に使用

モール.4

 

モール.5

これは、床と色を変えてグレー系のモールテックスで仕上げてます。

プランター台の棚として、ここにはグリーンが陳列されます。

防水性が良いので、直接水やりして水がかかってしまっても問題ありません。

 

 

 

 

 

3. 玄関脇のベンチとして使用

モール.6

 

モール.7

床にも使用できる強度、耐久性があるので、ベンチなどの使用でも大丈夫。

床と同じ色・表情で玄関脇の靴を履いたり、ちょっと荷物を置いておけるようにと

ベンチを作りました。

ベンチには100㎜という厚みを持たせ、なかなかの存在感が出ています。

 

 

 

 

 

モール.8

大きな床面においては、トップコートの保護材によって汚れ防止加工をしていますので、

神経質に汚れを気にせず、ガシガシ使えるのがノンストレスです。

 

僕が一番好きなのは、このニュアンス。

飽きの来ない、独特な表情と質感はどんなインテリアにもマッチしますね。

 

 

 

 

 

 

 

「全長4.6メートルのキッチン&ダイニングカウンター」

02.左官00.現場03.こだわりのキッチン05.キッチン03.眺望を取り込む20.『casa brooklyn』の家02.モールテックス

 

全長4.6メートルのキッチン&ダイニングカウンター、そしてその先には

大開口窓から遠くに富士山が!

 

一般のお家で全長4.6メートルのカウンターというのは、流石にボリューム感、

とインパクトがあります。なんと贅沢なスペースでしょう。

このお宅はクリスマスイブの日に引き渡しの

藤沢市片瀬の「casa brooklyn」の家。 本日施主検査が行われました。

 

キッチン.1

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチン.2

カウンターは、最近お気に入りの素材「モールテックス」で仕上げました。

 

天板を仕上げていく過程です。

モールテックスは薄い塗り付けが可能で、接着性能が優れているため、

色々な下地に仕上げていく事が出来ます。

モルタルなどと比べて、クラックがおきない、というのも魅力です。

 

 

 

 

 

 

キッチン.3

天板には90㎜の厚みを見せボリューム感を出し、

それを木の化粧脚で支えています。

 

 

 

 

 

キッチン.4

モールテックスには耐水性があるため、シンクもカウンターと一体型で

つくりました。

メーカー側ではモールテックスだけでも大丈夫という話しでしたが、

使用頻度の高いシンクですので、一旦下地にFRP防水を

施してからの仕上げにしています。

 

 

 

 

 

 

キッチン.5

ダイニングテーブルとキッチンとでは必要な高さが変わってくるため、

キッチンスペースは180㎜の段差をつけて下げています。

 

カウンターの奥行きは900㎜あるため、

キッチンカウンター部分は両面から収納が使えます。

 

 

 

 

 

キッチン.6

毎日、こんな眺望を見ながら食事が出来るなんて素敵です。

 

相模湾に沈む夕日も、もの凄く綺麗に見えます。

なんか、長生き出来そう〜

 

 

 

 

○そしてこのカウンターキッチンの仕上がりはこんな感じに!(竣工後画像)

モール.1

 

モール.2

 

モール.3

 

モール.4

 

モール.5