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「二世帯住宅 サプライズエントランス」

01.アイアン06.家創りのヒント05.玄関・アプローチ03.二世帯住宅(多世帯住宅)

今回は今から11年前の2003年の事例から、二世帯住宅のエントランスを紹介します。

完全分離型のこの二世帯住宅ですが、
エントランス部分を共有にし、
そこにとても贅沢でサプライズなスペースを演出しました。
まず、両開きのアイアンのエントランスゲートが、この御宅のファサードとして
迎え入れてくれます。
アイアンの格子から、奥の様子が少しだけうかがえ、奥への期待感が高まってきます。
エントランスゲートを開けると、
玄関ホールの前室的な空間があり、
インパクトのある、重厚な木製の玄関ドアが目に飛び込んできます。
アイアンエントランスゲートも
木製の玄関ドアもこの家の為にデザイン
された、オリジナルのハンドメードです。
そして、重厚な玄関ドアを開けると、
約8帖の玄関ホールとなります。
季節柄、玄関には大きなクリスマスツリーがディスプレイされていました。
この玄関から、親世帯、子世帯とそれぞれのドアがあり、ここがお互いの共有ゾーンとなっています。
外部から連続して貼られた素焼きのテラコッタタイルが、外~中を一体感として
繋ぎ、より奥行き感を演出します。
そして、正面には全開口の木製折れ戸があり、そのままガーデンへと誘導されます。この二世帯住宅では玄関ホールとガーデンを共有ゾーンとして計画されました。
更に、この玄関ホールは吹き抜けの勾配天井になっていて、高窓の大開口からは、南の光を存分に取り込み、いつも
自然光に溢れています。
天井からは、オリジナルデザインの
アイアンシャンデリアが吊られています。
ストーリー性のある、サプライズなエントランスホールの事例です。

「湯河原の家」内部引渡し

00.現場05.アウトドアリビング(軒下・カバードポーチ)05.ウッドデッキ・バルコニー20.『COZYな時間の流れる家』

 

「湯河原の家」も外構工事を残し、内部だけの引渡しが行われました。

このお宅、なんどかブログでも紹介させて頂きましたが、海に近く、隣には川が流れ川のせせらぎと蛍も楽しめ、デッキからは花火も観れる、そんなロケーションに計画された、まさにリゾート住宅です。
まだインテリアコーディネートされる前の状態ですが、少しだけご紹介します。
白い壁が重なる装飾性を排除したシンプルな外観。
エントランスホールを入るとまず、
広ーいカバードテラスがあります。
カバードテラスの脇には、東側のリビング~ダイニング~和室に面した、
奥行き3m以上の大デッキスペース。
デッキの脇には小川が流れていて、
その川にせり出すデッキは、ちょっとだけ京都の川床を思わせます。
東側に面した全ての部屋から、
それぞれに表情を変えて、このデッキが
繋がっています。
現場に立って見ると、実際の広さ以上に開放感を感じる事が出来ます。
リビングはヘリンボーンの床に暖炉、
天井からは、しばらくネイチャー・デコールのオフィスに飾られていた、大きな
シャンデリアが吊られています。



スチールパーテーションのドアを開けると、キッチンへと繋がります。
グレーテラコッタの廊下の奥には、
離れの様に落ち着いた、和室空間が現れます。
アンティークのチューリップチェアが、
インテリアの出番を待っています。

「サンタフェ&メキシカン!」

04.サンタフェスタイル12.ショップデザイン09.想うこと

 

サンタフェスタイルやメキシカンスタイルは自分のデザインのルーツでもあり、

やはり好きなんですよね~、あのなんとも言えないおおらかさと温かさ。
自然と調和したデザイン、
そして生き物の様な有機的なカタチ。
この奥行きには、小手先のデザインではとても太刀打ち出来ない、
そんな迫力すら感じるのが、これらの
様式の特徴では無いでしょうか。
そんなスタイルをショップデザインに取り入れた、過去の事例を紹介します。



10年前にデザインした、海を見下ろす
眺望抜群のサンタフェスタイルのカフェです。
外に使われている、木は全て古材から型どったFRPの成型擬木です。
10年経過した今も、雨風にさらされながら、腐ることなく良い風合いで存在感を
見せていました。
このお店はアレンジすることなく、
サンタフェスタイルのディティールを忠実に再現しました。
小田原方面にドライブされる際は是非お立ち寄り下さい!
「オ~ パラディソ!」そんな言葉が飛び出しそうな、お店ですよ。



このお店はデザインして既に14年経過した、
地下にあるメキシカンレストランのロスボラチョスです。
本格的なメキシカンフーズが堪能出来るお店です。
土臭い手作り感に溢れるワイルドなインテリアデザインです。
どちらのお店も10年以上経過しても、

デザインそのまま、経年変化が味わいを増し、より風格が出てきております。

 

住宅のデザインにも流行があり、
最近こういったSanta Fe Styleのオーダー
というのも少なくなってきましたが、
好きなものは時代が変わっても好きであり続けられる様に、
日本のサンタフェデザインの草分けとしては、もっともっとこの様な、
人に優しいデザインを広めていきたいものです。

「都心の狭小地でペット共生住宅」

01.ドア06.家創りのヒント03.ペットと暮らす20.『仕事場併用のペット共生住宅』

 

完成間際、都心の狭小地でペット共生住宅。

このお宅は、大きな犬と猫、そして仕事場も兼ね備えた、小さな土地にギッシリと内容の詰まった家となりました。
今回は大切なパートナーである、犬と猫の為の特別な仕掛けを紹介します。
まずは、猫の為のドア。
どの部屋にも、猫が自由に行き来出来る様に、各ドアにはこの様に猫用の出入口窓を設置しました。
中からロック出来る様もなってます。
そしてワンちゃんゲート
いたずらっ子のワンちゃんは、どこでも行き来出来る猫用ドアとは逆に、
この様にキッチンに入れない様に、
しっかりしたアイアンのフェンスを作りました。
こんな感じに、壁面に固定出来る様に
しています。
まだ若いワンちゃんが階段に突進して
落下しない様に、キッチン以外にも何カ所か落下防止のアイアンフェンスを
設置しました。
ごめんなさい!
犬派の僕はついつい無意識に、
「ワンちゃんと猫」になってしまいました。(汗)…
ペット共生住宅。
犬も猫も新しい環境に早く馴染めます様に。

「それぞれのクリスマス」

09.大浦比呂志 LIFE09.NDオーナーのライフスタイル03.みんなのクリスマス

 

ネイチャー・デコールのオーナー宅でも、

この時期になると、思い思いにクリスマスの飾付けを楽しまれている様子です。
窓辺に大きなクリスマスツリーを置いて、外に向けて飾っているのが印象的です。そしてこちらのツリーのイルミネーションはなんと本物のキャンドルを使っている様です。
また、お手製の真っ赤なリンゴ飴が
クリスマスらしくて可愛らしい。
奥様お手製の置き型リース、
黒のベロアのリボンがとてもフレンチシックで大人っぽいですね。
出窓にも、さり気なく控えめにクリスマスの飾付けがされてます。
全体的なイメージがとても統一感あります。
このお宅では、外のアイアンフェンスに
飾られた大きなクリスマスリースが
とても印象的。また階段の踊り場に設置されたシンボリックなツリーも圧巻!
インテリアにもマッチした、
ヨーロピアンテイストで

シックな大人クリスマスな感じですね。

暖炉の火の前には愛犬の「ハンク君」
犬も幸せそうですね。
そして、我が家のリースです。
毎年、庭のユーカリの木を剪定したもので、奥さんの手作りです。
今年は、ピンクやパープル系のリボンを
三色束ねたシックなイメージで作った様です。
どのお宅も、その家らしく、
クリスマスを楽しんでいますね。
ネイチャー・デコールではこれから家を
設計していく前に、オーナーさんに
「家創りカルテ」というものを書いて頂き、新しい家ではどんな暮らしをしたいか、そんなライフシーンをイメージしながら、デザインしていくことが、とても大切と考えています。
過去に頂いた「家創りカルテ」の中に、
クリスマスには、吹抜けのあるリビングに、大きなクリスマスツリーを飾りたい! そんなオーダーもありました。
なんか、心も温かくなりますね。
  Happy MERRY CHRISMAS !