BLOG一覧

ネイチャー・デコールでは珍しい「和」のバスルーム

03.幸せバスタイム05.バスルーム02.石20.『COZYな時間の流れる家』04.和モダンスタイル

 

今、計画中の「湯河原の家」、いつものサーフポイントに程近い住宅ですが、
そこで、ネイチャー・デコールでは珍しい「和」テイストのバスルームを提案しています。

湯河原は昔からの有名な温泉宿が点在している、そんな場所でもあります。

オーナーの希望もあり、他の空間とは違った趣のあるバスルームにしたい、と言うことで、
パウダールームからバスルームを、落ち着いた和モダンな空間としました。

1

2

今回は、床から浴槽も同じ石で作り上げました。

そして、壁には檜。
いわゆる檜風呂といわれる、檜の良い香りが快適なバスタイムへとしてくれそうです。

3

4
その中でも、今回特にご紹介したいのが、この石。

「伊豆石」という石で、この土地の湯河原から産する石で、
淡い青緑色の石は、温泉などでも良く使用される「十和田石」と、
見た目も、その特性も似ています。

その特性には、以下のものがあげられます。

1.多孔質の石のため、断熱効果と保温性を併せ持っている。
2.水に濡れても滑りにくい。濡れると足がくいつくような滑らかな質感です。
3.カビが苦手なアルカリ性なので防カビ、抗菌機能がある。
4.体を芯から温めてくれる、蓄熱機能がある。
5.水質浄化機能がある。

まさに、お風呂に適したマテリアルであることが分かります。
温泉場などでも度々見かけるのは、こういった効果があるからなんですね。

近くに流れる川のせせらぎを聞きながら、檜の香りに癒され、
こんなモダンな「和」のお風呂も良いですよね。

「湯河原温泉」の完成が今から楽しみです。

 

「カバードテラス」

06.家創りのヒント05.アウトドアリビング(軒下・カバードポーチ)05.ガーデン&外構03.庭で過ごす

 

カバードテラスは是非オススメしたい、付加価値空間です。

 

「カバードテラス」とは屋根の付いたテラスの事ですが、外と中を繋ぐ半戸外空間で、
雨の日でも外の空気に触れながら過ごせるし、夏の強い日差しの下でも
この屋根があるお陰で、日差しを遮りながら、外で過ごすことが出来ます。

 

春や秋の季節の良いときのBBQは勿論、
冬でも夏でも全シーズンで 活用出来る空間と行ってもいいでしょう。

1

この事例は、2.7㍍×4.5㍍の7.5帖程度のカバードテラスですが、
天井にはシーリングファンを取り付けリゾートの様なテラスです。

 

 

2
ここからの眺望は抜群です!

休みの日の遅めの朝食や、夜 キャンドルを灯しながらワインを楽しんだり…
生活に豊かさが生まれますね。

 

3
リビングからは、大開口サッシで室内と外が繋がり、
室内にいながら外を存分に取り込んでしまえそうです。

繋がり感と広がりを演出するため、床材も同一のグレーテラコッタタイルで合わせております。

リビングの広さを多少犠牲にしても、このスペースを取り入れていくことをオススメしています。

そこには、実際の◯◯帖という以上の、豊かな広がりが生まれます。

 

「ヒーリングガーデン 長谷川祐二さんの世界」

06.家創りのヒント05.ガーデン&外構05.ウッドデッキ・バルコニー05.水盤・ウォーターガーデン03.家庭菜園&キッチンガーデン03.ボタニカルライフ

ネイチャー・デコールの古くからの強力パートナーで、
ネイチャー・デコールの庭作りには必ず参画して頂いてる、
ガーデン&ファニチャーズ長谷川祐二さんのこだわりと、暮らしぶりを覗いに
家族皆で軽井沢の長谷川さん宅に遊びに行ってきました。

全景

長谷川

軽井沢の別荘地に建設された長谷川邸は、大きな敷地の中に
いかにも軽井沢らしい面構えで迎えてくれました。

二階のデッキスペースで寛ぐ長谷川さん。

1階室内

1階室内ディスプレイ

まだまだ途中、、、というものの、その細部のこだわりは流石 長谷川さん。

自然光の差し込むサンルームの様な部屋で、夜はテーブルのキャンドルを灯し
ここで打合せ(ワークスペース)を行ったりもしているようです。

ちょっとした、一輪差しのディスプレイなども、外のお花を利用して設えたりと
丁寧な暮らしぶりが覗えます。

シンボルツリー
もともとこの敷地にあった、この一本の木を最大限に生かしていくために、
建物の配置そのものを、その木を囲い込むように設計した様です。

軒の話
2階のデッキスペース

その木の前のこの軒の深いデッキスペースですが、この空間がとにかく気持ち良い!

軽井沢の条例上、デッキの手すりよりも軒を出さないといけない、ということで
出来上がった空間ですが、1800㎜近いこの半戸外空間が2階をより開放的に
内部と外部を繋げています。

1階軒下

1階軒下景色

池とニコル

池別アングル

ご本人曰く、この環境の可能性を生かし切り、窓から見える景色にそれぞれ違う表情の庭が
見えるように計画する、というのがひとつのコンセプトらしく、
1階から窓の外を見た景色、2階から窓の外を見た景色が、みんな違うんですね。

2階の軒下空間のこのデッキスペースからは、ウォーターガーデンを通して
その先には自然なこんな景色が見えます。

外の犬たち

2

大浦と長谷川

犬たちは自然に敏感ですね。
同行した、ビリーもニコルも長谷川さんの愛犬tsubu(ツブ)とすっかり打ち解け
大きな庭を楽しそうに駆け回ってました。

ここに居る間にも、霧で真っ白に煙ってきたり、雲の間から明るい日差しが差し込んできたりと
刻々と移り変わる自然の景色。
自分もすっかり腰に根が生えた様で、その環境に癒され心底寛いでしまいました。

ゆっくりとした時間の流れに身を任せ、まさに「ヒーリングガーデン」が実感出来ました。

生きていく上で、本当に大切な事ってなんだろう・・・
そんな事をふと考えさせられる貴重な時間でした。

 

「PARISのアパルトマン体験」

06.家創りのヒント09.大浦比呂志 LIFE04.パリスタイル

 

最近のお家を建てるオーナーさんの要望で「パリのアパルトマン」というキーワードを

良く耳にするようになってきました。ここ4~5年の傾向のひとつでしょうか。

そこで、以前自分が行ったパリのアパルトマン体験の中から、その特徴的な要素を

簡単にまとめてみました。


ダイニング

僕の泊まった部屋は、パリ6区のサンジェルマンデプレのエリアで

まさにパリを象徴するとても魅力的なゾーンです。

これは、その部屋のダイニング。

時代を感じる良い雰囲気、いわゆる皆がイメージするアパルトマンの光景でした。

それでは、それをイメージさせる要素としては具体的にどんなことがあげられるか

その部屋の写真の中から解読していきます。


窓

 


2

 


暖炉

 


梁

 

1.この縦に細長い内開きの窓、窓を開け閉めする金物はグレモン錠を使用。

2.窓の外にはアイアンの化粧(花台)のフェルフォルジュがある。

3.漆喰か塗装のシンプルな白壁、塗り重ねられた感じがまた味わい有り。

4.部屋の片隅に必ず、暖炉が設けられてます。

5.この部屋の床はサイザルカーペットでしたが、これがフレンチヘリンボーンだと

ますます雰囲気を印象付けますね。

6.屋根裏感のある天井の古い梁。

7.照明は照度が低く、スタンドライトなどの間接照明が主体で全体的に暗めです。


サンジェルマンでプレ教会


2

 

そして、窓を開けると目の前は、サンジェルマンデプレ教会の裏側がバッチリ見えました。

他のアパルトマンの屋根裏部屋やいくつも屋根から突き出た煙突が見えます。

この光景は、まさにパリですね。


階段


2

 

そして、上の階に行くほど窓の外の景色は良いのですが、

エレベーターが途中の階までしか無く、重いスーツケースを引きずり

こういった階段を上って部屋まで行くのが大変!

でも、この階段の手すりやかたちは素敵ですね~


晩飯


朝食

 

そして、このエリアはマルシェやパン屋さんお総菜屋さん、ワインのお店なども

多く集まっていて、パリ気分を味わうためすっかり浮かれて、

朝からワインを抜いて、こんな食材を近所で手に入れ、楽しんでました。

夜と朝のダイニングでの食卓シーンです。

本当に簡単なポイントだけですが、パリのアパルトマンを印象付ける要素を

まとまてみました。

こんな体験をもとに、

色々なエッセンスを住宅デザインに落とし込んでおります。

 

「台湾オフィスデザイン 現場風景」

00.現場11.ネイチャー・デコール11.台湾ブランチ20.『台湾コネクション』

 

ネイチャー・デコールの新しい拠点のひとつとなる、台湾オフィスの工事が、
10月上旬の完成に向けていよいよ追い込みの時期となってます。

出来る限り、現地の素材で構成していこうというものの、

なかなか日本の様にはいかないのが現実です。

素材ひとつ、仕上げ方法、ディティール、現地では初めてのことばかりなので、
当然と言えば当然ですが、現地の監督と建築工事の方々が、
こちらからのスケッチや図面、サンプルを見ながら、
一生懸命にそれを具現化しようと奮闘中です。

 

住宅業界にショップデザインの手法をはじめて導入し、
今でこそ当たり前の「エージング」や「古材」「アーティストワーク」
「海外からの輸入品」を住宅の中で表現し、やり慣れない施工会社と大喧嘩しながら
第一軒目の住宅を創り上げた20年前を思い出してしまう、そんな感じです。

 

はじめて新しい扉を開いていく時というのは、どんな事でも同じなんだな?と、
あらためて、そのワクワク感と迫り来るリスクをポジティブに捉えていく、
気持ちの切り替えの大切さに気付かされます。

1
全景
床
書棚
トイレ

台湾でのオフィス名が「Ladies&Gentlemen」

レディース&ジェントルマンのオフィスデザインでは、
まず中心の核となる部分にBARカウンターを設けました。
ロフトの様な空間には様々なシーンを想定した接客&プレゼンテーションコーナーがあります。
そこに置かれた、家具やマテリアル、ディスプレイにおいても、全てこれから台湾で提案していく
住空間に取り入れていけるようセレクトしております。
一日のうちで、過ごす時間の長い部屋、そして仕事場、
だからこそ、自分らしく自然体で居れる空間が欲しい。
その結論が「暮らしに遊び心を」。

 

…そんな、バックストーリーでオフィスデザインを進めております。

進捗は、またこのブログからお知らせします。 お楽しみに!