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「森に佇むHermetic Earth Cafe」

09.大浦比呂志 LIFE05.ガーデン&外構

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

ハーメテック・アース・カフェ

その名の通り、ひっそりと森に佇むカフェ、

いつもネイチャー・デコールのガーデンデザインと庭作りに参加してくれてる、

パートナーのガーデン&ファニチャーズ長谷川さんが最近オープンされたお店。

 

早速 家族皆でで軽井沢まで遊びに行ってきました。

 

 


大げさな看板もなく、探し当てた人だけが来れるような、

控えめなアプローチ。

 

 


 


全体の見取り図を見ただけで、ワクワクしてしまう。

早速、長谷川ワールドのはじまりです。

 

 

 

 

 


 

このカフェは、都内で発酵食品について勉強してきたお嬢さんが、

独自の発酵バターを使って焼き上げたマフィンがおすすめ!

一日限定で、何種かのマフィンを焼いているようですが、オープンしてまだ

日も浅く、週末の金・土・日だけの営業にもかかわらず、おいしい!と

その噂を聞きつけた人達が集まり、売り切れになってしまう日もあるとの事。

 

早速、シナモンマフィンをいただきました、、うまい!

やわらかいバターの風味が癖になりそう、

このほかにも、お腹を満たすおかずマフィンも人気のようです。

 

 

 

 


ニコルとサンディも緑の中でのびのび、顔が笑ってる〜

ニコルは以前にも、この場所に来ているのでとてもリラックスしていました。

 

 

 

Healing FAMILY GARDEN(癒しの庭)

 

そして、そのカフェの環境作りがガーデンデザイナー長谷川祐二さん・定子さん


 


 


 


 


中も外も、色々なシーンが用意されていて、どこにいても寛げる演出

毎回 場所を変えて楽しむのも良さそうですね。

 

晴れた日も、雨の日も、また時間帯によっても魅力的に表情をかえる場所

ここにいると、本当に時間の経つのを忘れます。

 

 

 

 


自然を愛する、オーナーの長谷川さん。

いつもかわらず、Keep on 彼のそんな姿勢がとても好きなんです。

 

 

 

 


お〜と! ニコル君も想い出を刻んできてしまいました。。汗

ごめんなさい! 長谷川さん

 

 

おいしいマフィンと癒しの時間をもとめて、

皆さん 軽井沢まで足を運んで見ませんか。

Hermetic Earth Cafe 長野県軽井沢町追分1764-8

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

「COCOON・コクーンを作ります」

06.家創りのヒント01.擬石・擬木・造形00.現場20.『ネイチャー・デコールで建てる二度目の家』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

COCOON・コクーンを作ります。

今、進行中の代々木上原の家のリビングの一角です。

スペースは6帖ほどの大きさで、リビングゾーンから60センチくらい上がった

小上がりスペースで、もともとはシアタールーム的な目的で計画されました。

 

たたき台は、こんな画像をイメージソースにはじまりました。

 

 

今回の計画に組み込んでいくと、こんなイメージになっていきます。

 

リビングから、3段ほど上がるフロアーは、広いリビングとはまったくイメージの

異なるお籠もり空間、天井も低くまさにコクーンの様に囲われ、

落ち着いたゾーン。

 

ルーズにゴロンと寝転ぶも良し、子供の隠れ家のような遊び場としても絶好、

また籠もって映画を観たり、仕事を持ち込んだり、来客時には雑魚寝空間にもなり

結構ユーティリティなスペースとして、使えそうですね。

 

初期提案には正面に大型モニターなども組み込まれていましたが、

この有機的なスペースには違和感があるのでは?ということで、

イメージを優先させて、モニターは無くすことにしました。

 

 

作り手側からあがってきた、

CGパースで感じを掴みながら、イメージを固めていきます。

モノクロがちょっとおどろおどろしく、なんかホラー映画でも始まりそうですが、、

 

実際は現場で、造形をおこしアレンジしながら手作業で形作っていきます。

造形はいつもの、特殊造形集団の登場です。

 

こんな空間、あったら楽しいな〜からはじまり、それを具現化していきます。

住宅の中の付加価値空間 うれしいですよね〜

これからの現場での作り込みが楽しみです。

また、こちらの進捗もお知らせします。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

「今回も楽しいセッションでした!」

09.NDのオーナーさん20.『ロフトスタイルの家・2019』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

ネイチャー・デコール新作事例WORKSのアップとあわせて、

オーナーズボイスをいただきました。

同じようなものが二つとないネイチャー・デコールの家、

それはそこに住まうオーナーさんご家族の個性と同じで、

実に個性の強いNDオーナーさんの集まりが 結果、家の顔を形作っています。

そういう意味では、今回もまた超個性派オーナーさんとのセッションでした。

でも、なんか楽しかったな〜!

 

いつもの通り、初回プレゼンで全体構想と共に予算書を提示したものの、

オーナーOさんの希望を具現化するために積み上げていったデザインも

Oさんの予算と大きくかけ離れてしまった提案となり、

それが、Oさんを悩ませる事となってしまう。

なにをどう削減していけば、よりそのイメージに近い家に着地出来るか、、

そんな感じに、設計段階では毎回毎回予算の話しが中心となる。

本来であれば初回提案の構想をより詳細に詰めて、肉付けし

確認しあっていくのが設計期間であるが、はじめに提出したスケッチから

なかなか先に進んで行かない。

結果的には、初回提案のスケッチが、空間も素材もパーツも

全てそのままのかたちで具現化されることとなった。

オーナーのOさんも、最終的には覚悟を決めて自分の人生を通しての

プライオリティを整理した結果、僕を信じてくれて飛び込んできてくれた。

 

毎度のことですが、このコストプラニングって本当にむずかしい。

家創りを何軒経験してもここはむずかしい。

自分のクリエイティブを満足させるだけものであれば、それは整理しやすいが

個人住宅はオーナーさんの要望を聞けば聞くほど、また関係が深まれば深まるほど

もっと良くしてあげたい、こんな事を提案したらこの人は絶対喜ぶだろうな〜

そんな風にず〜と、オーナーさん家族をイメージしながら自分の中で

生活シーンのストーリーを組み立て、妄想の世界を楽しむ。

しかし実際は、そこに予算を重ねながら、本当はこれが好きなんだろうけど、

予算オーバーになるから提案を控えよう、

など引き算の提案とどこで折り合いをつけていくか、、

だから、自分の事のようには簡単には整理出来ないもの。

経験を積んで、色んなものを見れば見るほど引出しも増えてくるが、

それとは反比例に、多くの選択肢の中から精査していくことって

本当にむずかしいことなんです。

 

そういったプロセスの中、今回の様な最終判断をしていただいたオーナーの

Oさんは、表層の部分ではない本質的なところをご理解いただき、

家創りの提案とは何たるかを、受け止めていただけたんだと思いました。

 

 

 

 

 

 

色々と、悩ませてはしまいましたが、長い人生を通して最善のご判断であり、

そういう価値が、「家」にはあると僕は信じています。

この家は、Oさんファミリーの為だけに仕立て上げた、

世界にひとつだけの家だから。

 

家は人生のステージ

ふたりのかわいいお嬢さんと、ご夫婦の素敵な人生を刻んでいってください。

 

家創りの経緯を振り返り、少し熱くなってしまいましたが、(笑)

今回のオーナーさんご家族との出会いに感謝し、この「オーナーズボイス」

ありがたくいただきます。

 

○ オーナーズボイスはこちらから →

https://www.nature-decor.com/works/works124/

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

 

 

「熱量で動かされる」

11.ネイチャー・デコール09.NDのオーナーさん09.想うこと20.『プリンスが出てきそうな家!』20.『MAISONS en French・物語を感じる住まい』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま ちょうど来月の二軒のプレゼンに向けて奮闘準備中です。

この対照的なリクエストの二軒。

ひとつはあえてテーマを決めるなら「クラシカルモダン」?

もうひとつは「スタイリッシュな南仏オーベルジュ」

まったくもって、近しい要素が無い二軒の家ではありますが、

どちらもとても楽しくのめり込んでいます。

 

自分の性格的に好きでもないものをお世辞で良いですね〜とか言えない性分なので、

好きなものは好きだし、苦手なものは仕事であれ好きです!とは言えない、

そんな自分は簡単には変えられないものです。

だから器用に何でも出来るタイプとは決して言えないのですが、

リクエストの内容の先にあるオーナーの強いこだわりだったり、

こうしたい!という絶対的な熱い熱量に興味が沸き、動かされていくようにも感じます。

 

一軒目の「クラシカルモダン」がリクエストの家。

膨大な画像と、書き殴りの手書きの、これまた膨大なスケッチ。

スケッチというのは、本来絵がうまい下手というより、

自分はこうしたいんだ!という想いが

強ければ強いほど相手に共感を与える、

書き慣れない絵でも一生懸命相手に伝えようとする熱量、これには迫力すら感じます。

線の強弱や、デフォルメされたバランスから、話しを聞く以上に、

このオーナーの実現したい世界観がそのスケッチを通して見えてきます。

 

 

 

 

そして二軒目の「スタイリッシュな南仏オーベルジュ」。

一般的には南仏の田舎の家にパリっぽいエッジの効いたスタイリッシュな要素を融合させて、、

なんてリクエストを他社でしたら、多分ちんぷんかんぷんでまとめようもないのでしょうが、

ここは自分の得意ジャンルの、融合スタイル、

オーナーのこうしたい!が、手に取るように理解出来ます。

そして嬉しい事に、僕の20年以上も前の作品をスクラップしてくれていて、

この感じが今でも好き!

といって分厚い丁寧なスクラップブックを見せられると、もう自分以外にだれが出来るんだ、

そんな使命感のような気持ちが動きます。

 

 

予算は無いより有った方が色々な面白いことが実現出来る。

ロケーションも住宅地の狭小地より、海の見えるひらけた土地の方が気持ちは盛り上がる。

それは設計者として正直な話しです。

でも、それ以上になんとかこれを実現したいんですよ!とか

これはあなたにしか出来ないですよね、とか

一緒にワクワクした家創りをしたい! なんて言葉をいただけると、

諸条件よりなにより、自分の気持ちが嘘をつかないんだな〜と。

 

やはり、最終的にはお客さんの熱量と自分を信頼してくれる気持ちが、

すべてを動かすんですね。

 

そんなわけで、最近なにかとバタバタでブログからも離れてしまっておりましたが、

また進捗をお知らせしますね〜

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

「心地よい家創りのために」

02.古材00.現場06.断熱20.『ネイチャー・デコールで建てる二度目の家』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま、代々木上原で進行している「ネイチャー・デコールで建てる二度目の家」

 

現場の途中経過ですが、徐々に特徴的な要素が見えてきています。

このお宅、全体的には昔ながらのネイチャー・デコールの王道スタイルで、

自然素材と古材を多用したコージーでナチュラルなデザインテイストな家ですが、

気密・断熱などの住宅性能にもこだわった住宅でもあります。

今回はそんな点も紹介させていただきます。

 

 

○古材を多用したインテリア




壁面や床材に古材を使う事は多いのですが、ここでは天井面にボリュームのある

古材を使ってみました。普段はどちらかというと天井はあまり意匠を強く

もってこないで、左官などでシンプルに仕上げる事が多いのですが、

床や壁で出てくるくらいの圧倒的な古材の存在感を天井に表しています。

一方、床はモールテックスでシンプル&モダンにスッキリと仕上げていく予定です。

主となる大きな古材の梁に対し、小梁も60㎝ピッチでかなり細かく入れてます。

またベースとなる天井面にも、幅の広い味わいのある古材板を使い、

全体的に質感のある重厚な天井に仕上がりました。

 

 

 

○大開口木製窓・ヘーベシーベ




南に面した窓は、大開口木製窓のヘーベシーベを採用

三枚の窓は引き込みになっていて、開ききると約4600㎜の

大開口となります。開口はそのまま奥行き2700の外のテラスと繋がり、

中と外に一体感が生まれます。

ガラスは、Low-Eの遮熱ガラスを使い、真南の強い日射しに対応しています。

 

 

 

○発泡断熱材・アイシネン




壁・天井には発泡断熱材のアイシネンを使用しています。

壁には105㎜、天井には200㎜の厚さで吹き込んでいますが、このアイシネンの

特徴としては、躯体に隙間無くしっかり吹き込めることです。

上の画像の通り、壁面にもパンパンに吹き込まれているのが分かると思います。

これにより、高気密高断熱を可能にします。

また、部屋の中の温度差を大幅に縮小し、ヒートショックの無い環境になります。

エアコンなどの電気代を削減できるのも大きなメリットですね。

 

 

デザイン面・性能面・経済面を兼ね備え、感覚的にも物理的にも心地良い家、

そういった、生活の質を高める家がこれからは益々求められてきます。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)