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「アトリエ併用ペット共生住宅、引渡し」

00.現場20.『アトリエ併用のペット共生住宅』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

なんと平成最後の日に「アトリエ併用ペット共生住宅」引渡しでした。

GWの真っ直中ということもあり、手配物の段取りなども乱れ、

かなりバタバタな引渡しとなりましたが、工務店の方々、職人さんの協力で

なんとかこの日を迎える事が出来ました。

皆、意思疎通のはかれているチームの方々なのでこういう時、本当に助けられます。

 

このお宅で特に印象的だった事が、オーナーさんから家作りの希望をヒヤリングした時、

その空間でどう過ごしたいか、という

細かな生活シーンのディティールをイメージされていたことです。

そして言葉だけでなくビジュアルでもしっかり伝わる様にまとめてくれていました。

それをひとつひとつ紐解き、物語を描くようにデザインを繋ぎ合わせていって

完成したのがこの家です。

まさにオーナーさんとの二人三脚、そしてそれをしっかり施工者が受け止め、

皆がチームとなって創りあげていきました。

 

「アトリエ併用ペット共生住宅」の家の全体感を簡単にご紹介していきます。

ディテールに付いてはまた、回をあらためてお話ししていきます。

 

オーナーさんご家族の顔が皆違うように、この家もまた新たなネイチャー・デコール

デザインの一面がいろいろな部分で表現されています。

ネイチャー・デコールのデザインはいつも進化し続けていますよ〜

 

 


 


 


 


エントランスポーチから玄関ドアのディティールです。

外構工事がこれから進められますので、外観の詳細は後日紹介します。

少し「和」も感じとれる設えです。

 

 

 

 


約2帖ほどの玄関ホール、正面にはシンプルなニッチ。

左はシューズクローク、右は床材と同じオークで作られたシンプルなハンガードア、

そこを開けると、リビングゾーンになります。

 

 

 


グリーンやガーデンで緑に囲まれて暮らしたい、という事から、

リビングと繋がり、庭にも繋がる中間ゾーンにサンルームを設けました。

「天気の良い日はサンルームでネコに日向ぼっこをさせてあげたい、

休みの日は、植物と風を感じながら、イスに座ってのんびりお茶をしたり、

夕涼みで一服したり、お酒を飲んだりしたい」そんな生活シーンをイメージしています。

 

和風の細かな縦格子にアイアンのスライドドア、和洋折衷です。

 

 


サンルームの床パターンは奥様が何度もスケッチを描いて、

現場でも実際並べてみながら決定したモノです。

なかなか良い風合いとオリジナリティがありました。

 

 

 


猫ちゃん用のツリーも既製品ではなくオリジナルで製作。

この木はオーナーさんが見つけてきたモノで、これからここにロープを巻き

キャットステップを付け、完成です。

ツリーはドアの上のキャットウォークへそしてキャットボックスへと繋がります。

猫ちゃんにはヒヤリングしていないので、本当にここで遊んでくれるのだろうか?

ちょっと不安ですが、、、(笑)

 

 

 


この家の中心的な存在でもあるダイニング&キッチンゾーン

キッチンの先には広めのパントリー。

使い勝手もかなり細かく打合せしていったので、

動線も収納量もバッチリ!

 

 

 


 


見せる収納、隠す収納

各アイテムごとにどこになにを仕舞うか、打合せをしながら決めていきました。

奥行き300ミリの壁面に埋め込んだ木製キャビネットがこのキッチンの

引き立て役になってます。

キャビネット内部にも電球が仕込まれ、まさにショーケース!

 

 

 

 


オークの古材でヘリンボーンで組まれたオリジナル製作のダイニングテーブル

キッチン天板は、硬質で傷が付きにく、熱や汚れにも強いというセラミックストーン。

全形4メートルのゆったりとしたダイニングキッチンカウンターで、

仲間が集まりワイワイと軽くお酒でも飲みながら

皆で料理を作ったりするシーンが目に浮かびます。

 

 

 

 


アクセントカラーの壁にモダンに組み込まれているのが

細く繊細な「組子」のドア。 これ現物が本当に格好いいですよ〜

日本の伝統工芸「組子」は今では作れるところも限られていますが、

現地へオーダーして作ってもらいました。

 

 

 

 


「絵になる階段を」ということで、リビングゾーンにオブジェのように設置された階段。

このスチールのささらは、なんと溶接のジョイントが無い一枚の鉄板を裁断しています。

見所が多くて見逃してしまいますが、そんな細かな作り方やディティールにも

こだわって作っています。

 

 

 

 


リビングの中心には大黒柱的な存在の太い古材の柱が。

モダンな空間の中に時間の流れを感じるがっちりとした古材がうまく溶け込んでいきます。

 

猫ちゃんのトイレ動線の開口が珪藻土の壁にくり抜かれています。

猫ちゃんにはヒヤリングしていないので、本当にここでトイレしてくれるのだろうか?

 

これからまた、夢の外構&ガーデン工事が続いていきます。

 

家創りって本当に面白いですね〜!

今回も楽しく、ワクワク仕事をさせて頂き、オーナーさんには感謝感謝です!

 

この家をライフステージに楽しい生活が始まりそうですね!!

大げさかもしれませんが、どんな家に暮らすか、で間違いなく人生の善し悪しも

決まってきます。

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

「デイジイ麹町店 プレオープン!」

12.ショップデザイン20.『街で人気のパン屋さん』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

デイジイ麹町店が、昨日4月15日にプレオープンしました!

プレオープン期間中は10時オープンということで、

通常よりも遅めのオープンになりますが、

5月GW明けのグランドオープンに向けて、諸々な

オペレーションを実販売しながら、掴んでいくための期間、

それがプレオープンです。

 

 


 


実際にパンが並んでみると、

街に融け込みながらも、しっかり個性を主張した

良い佇まいのファサードになりました。

 

 

 


 


 


まだオープン準備中にも間違えてお客様が入ってくる感じで

12時のお昼前には、すでに麹町や紀尾井町界隈のOL層を

中心にこのオープンを待ちわびたかのごとく、

沢山の人達がお店に集まってきました。

 

 

 

 


 


陳列されたパンも、瞬く間にどんどん掃けていき、

キッチンからは焼きたてのパンが次から次と運ばれていくが、

オープンキッチンもてんてこ舞いなご様子。

 

なかなか良いスタートです。

そして一週間後には、2階のイートインコーナーもスタート。

 

 

今回は、このお店のキャラクター「デイジイくん」も

FRPで立体化しました。大きさは40㎝。

デイジイくんは、イギリスの衛兵をモチーフにしていて、

以前までは、銃を抱えていましたが、これを機に

キャラクターも見直し、もっと優しく平和な印象に

銃からバゲッドに持ち替えました。

1962年誕生の「デイジイ」

新たに、ロゴもキャラクターもこのお店から一新しています。

 

デイジイ麹町店 グランドオープンに向けて

いよいよ動き出しました。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

「雑誌掲載のお知らせ」

11.ネイチャー・デコール12.リノベーション11.メディア20.三階建て住宅リノベーション

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

雑誌掲載のお知らせです。

光文社・雑誌VERYの5月号、連載の「日曜日の風景」で

「三階建て住宅リノベーション」の家が4ページに渡り

掲載されています。

 

「家族それぞれに居場所があり、

外出したくなくなる家が実現」そんなタイトルで

家作りが完成してから、かわいい赤ちゃんを迎えたばかりの、

ご家族のその後の生活シーンが覗えました。

子供達も、この家で様々な感性を養っていくことでしょう。

 

是非、手にとってご覧下さい。

 


 


 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

「インダストリアルなディテールで」

01.エージング・ペインティング01.ドア01.アイアン04.ロフト&SOHOスタイル04.ブルックリンスタイル(ニューヨークスタイル)20.『ロフトスタイルの家・2019』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

先日引き渡した「ロフトスタイルの家・2019」

引き続き、アイアン廻りのエレメントについて紹介します。

この家は、家のテーマに沿って無機質な質感やアイアン

などの素材感でインダストリアルな表情で構成されています。

 

 


 


 

エントランスの門扉はオリジナルデザインの製作品。

スチールの丸パイプを主材にフラットバーと組み合わせています。

ディテールは口径をフラットバーの接合部分で太く切り替え、

横桟のフラットバーに貫通させています。

鍵部分もオリジナルで製作。

仕上げは、スチールの部材を亜鉛ドブ付け塗装で、

あえて無骨な表情に。

 

 

 

 


 


外の門扉まわりの照明やインターフォンプレートも、

黒で仕上げてある既製品を亜鉛風ペイントでエージング。

パナソニックの名前も自然に消しています。

ここは、門扉と合わせて、統一感をもたせています。

 

 

 

 


 


 


玄関の顔、本当に良い表情で出来上がりました。

玄関ドアも、門扉と同様でオリジナルデザインの製作品。

このドアはかなりの重量があったので、構造の柱脇に

鉄骨の柱をだかせて、そこから溶接で鉄筋を出しドアの枠を

溶接止めして躯体と一体化して強度をとりました。

大きな3枚の丁盤でドアを吊り

枠・ドア本体をスチールでセットで作り組み込んでます。

 

窓もないハードなリベットを打ち込んだいかにも倉庫の様な

無骨なドア、大きなノッカーが印象的です。

ドアハンドルもシンプルながら接合部分の裏と表で

ディテールを変えています。

ノッカーもハンドルもすべて製作品です。

 

 

 

 


室内のスイッチやコンセントも工場のように、

スチールの露出配管で納め、配管自体もエージング塗装で

亜鉛びきの様に素材感を出して仕上げています。

 

 

オリジナルデザインの製作品と合わせて、

既製品にひと手間加えてみたり、

ちょっとした気使いでディテールを納めていくことで、

空間にリアリティを生み出します。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

 

「デイジイ麹町店・引渡し検査」

00.現場12.ショップデザイン20.『街で人気のパン屋さん』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

去年2月にオープンした、東京八重洲店に続き「デイジイ麹町店」の

引渡し検査が先日行われました。

「街で人気のパン屋さん.デイジイ」もこのお店で丁度4店舗目の

デザインをやらせて頂く事になりました。

 

埼玉・川口発のデイジイ そのおいしさが評価されファンを増やし、

これからもどんどん出店予定の計画があります。

 

今回は、今後の多店舗展開を見越し、1962年創業のお店ではありますが

ロゴマーク・キャラクター・包材関係・店舗カラー・共通マテリアルなど

ブランディングを図るべく新たにご提案し、このお店から

心機一転生まれ変わりました。

まだ微調整はあるものの、基本ベースはこの麹町店を皮切りに

今後統一感をもたせたお店創りになっていきます。

S Iデザインをトータルで担当されたのは、

ネイチャー・デコールの家の古いOBでもある、Mさん。

こんなかたちで、一緒に仕事に関われるなんて、有りがたい話です。

 

 

 

 

 

 

ファサードはオーセンティクなブリティッシュスタイルでデザイン。

ガラス面のロゴは「ゴールドリーフサイン」、

ゴールドリーフは古くから使われてきた手法で、金箔を使って文字を彩る。

手間と時間は要しますが、クラシカルな風合いと風格が生まれて来ます。

結構、良い感じにかっこよくなったと思います。

 

 

 

 

エントランスのドアを入ると足もとには、

ニューヨークヘキサゴンの白と黒のモザイクタイルでロゴをあしらう。

 

 


お店のはじめの顔となるレジカンター

ここをしっかりデザインしておく事で、お店としての初対面の印象が

お店のグレード感として左右します。

レジの位置をハッキリ印すために足下にモザイクタイルを。

オーバーサイズのエナメルペンダントライトがピッタリはまる。

 

 

 

 


 


1階部分は販売ゾーン、

階段をあがり、2階部分がイートインゾーンとなります。

 

 

 


デイジイのオーナーをモノクロ写真でパネリング。

職人の風格、渋いです!

 

 

 


 


 


 

イートインの客席は32席

スタイルの違う4つのコーナーがあり、

その日の気分で席をチョイスすることが出来ます。

外には8席のバルコニー席(喫煙ゾーン)も用意されています。

 

 

 

 


トイレはグリーンのアンティークのドアを開けると、

内部は深いブルーを基調とした内装で。

 

これからオペーレーション、最終的な微調整を済ませて、

プレオープンが4月15日の予定です。

プレオープン期間中は朝10時スタート予定で、

その後正式なグランドオープンは5月のGW明けとなります。

 

おいしいパンを求めに、是非麹町まで足を伸ばして下さい!

場所は麹町駅前 麹町プリンス通り沿い

千代田区麹町4-3 紅谷ビル1.2階

 

よろしくおねがいします!

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)