「アトリエ併用ペット共生住宅、引渡し」

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

なんと平成最後の日に「アトリエ併用ペット共生住宅」引渡しでした。

GWの真っ直中ということもあり、手配物の段取りなども乱れ、

かなりバタバタな引渡しとなりましたが、工務店の方々、職人さんの協力で

なんとかこの日を迎える事が出来ました。

皆、意思疎通のはかれているチームの方々なのでこういう時、本当に助けられます。

 

このお宅で特に印象的だった事が、オーナーさんから家作りの希望をヒヤリングした時、

その空間でどう過ごしたいか、という

細かな生活シーンのディティールをイメージされていたことです。

そして言葉だけでなくビジュアルでもしっかり伝わる様にまとめてくれていました。

それをひとつひとつ紐解き、物語を描くようにデザインを繋ぎ合わせていって

完成したのがこの家です。

まさにオーナーさんとの二人三脚、そしてそれをしっかり施工者が受け止め、

皆がチームとなって創りあげていきました。

 

「アトリエ併用ペット共生住宅」の家の全体感を簡単にご紹介していきます。

ディテールに付いてはまた、回をあらためてお話ししていきます。

 

オーナーさんご家族の顔が皆違うように、この家もまた新たなネイチャー・デコール

デザインの一面がいろいろな部分で表現されています。

ネイチャー・デコールのデザインはいつも進化し続けていますよ〜

 

 


 


 


 


エントランスポーチから玄関ドアのディティールです。

外構工事がこれから進められますので、外観の詳細は後日紹介します。

少し「和」も感じとれる設えです。

 

 

 

 


約2帖ほどの玄関ホール、正面にはシンプルなニッチ。

左はシューズクローク、右は床材と同じオークで作られたシンプルなハンガードア、

そこを開けると、リビングゾーンになります。

 

 

 


グリーンやガーデンで緑に囲まれて暮らしたい、という事から、

リビングと繋がり、庭にも繋がる中間ゾーンにサンルームを設けました。

「天気の良い日はサンルームでネコに日向ぼっこをさせてあげたい、

休みの日は、植物と風を感じながら、イスに座ってのんびりお茶をしたり、

夕涼みで一服したり、お酒を飲んだりしたい」そんな生活シーンをイメージしています。

 

和風の細かな縦格子にアイアンのスライドドア、和洋折衷です。

 

 


サンルームの床パターンは奥様が何度もスケッチを描いて、

現場でも実際並べてみながら決定したモノです。

なかなか良い風合いとオリジナリティがありました。

 

 

 


猫ちゃん用のツリーも既製品ではなくオリジナルで製作。

この木はオーナーさんが見つけてきたモノで、これからここにロープを巻き

キャットステップを付け、完成です。

ツリーはドアの上のキャットウォークへそしてキャットボックスへと繋がります。

猫ちゃんにはヒヤリングしていないので、本当にここで遊んでくれるのだろうか?

ちょっと不安ですが、、、(笑)

 

 

 


この家の中心的な存在でもあるダイニング&キッチンゾーン

キッチンの先には広めのパントリー。

使い勝手もかなり細かく打合せしていったので、

動線も収納量もバッチリ!

 

 

 


 


見せる収納、隠す収納

各アイテムごとにどこになにを仕舞うか、打合せをしながら決めていきました。

奥行き300ミリの壁面に埋め込んだ木製キャビネットがこのキッチンの

引き立て役になってます。

キャビネット内部にも電球が仕込まれ、まさにショーケース!

 

 

 

 


オークの古材でヘリンボーンで組まれたオリジナル製作のダイニングテーブル

キッチン天板は、硬質で傷が付きにく、熱や汚れにも強いというセラミックストーン。

全形4メートルのゆったりとしたダイニングキッチンカウンターで、

仲間が集まりワイワイと軽くお酒でも飲みながら

皆で料理を作ったりするシーンが目に浮かびます。

 

 

 

 


アクセントカラーの壁にモダンに組み込まれているのが

細く繊細な「組子」のドア。 これ現物が本当に格好いいですよ〜

日本の伝統工芸「組子」は今では作れるところも限られていますが、

現地へオーダーして作ってもらいました。

 

 

 

 


「絵になる階段を」ということで、リビングゾーンにオブジェのように設置された階段。

このスチールのささらは、なんと溶接のジョイントが無い一枚の鉄板を裁断しています。

見所が多くて見逃してしまいますが、そんな細かな作り方やディティールにも

こだわって作っています。

 

 

 

 


リビングの中心には大黒柱的な存在の太い古材の柱が。

モダンな空間の中に時間の流れを感じるがっちりとした古材がうまく溶け込んでいきます。

 

猫ちゃんのトイレ動線の開口が珪藻土の壁にくり抜かれています。

猫ちゃんにはヒヤリングしていないので、本当にここでトイレしてくれるのだろうか?

 

これからまた、夢の外構&ガーデン工事が続いていきます。

 

家創りって本当に面白いですね〜!

今回も楽しく、ワクワク仕事をさせて頂き、オーナーさんには感謝感謝です!

 

この家をライフステージに楽しい生活が始まりそうですね!!

大げさかもしれませんが、どんな家に暮らすか、で間違いなく人生の善し悪しも

決まってきます。

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)