サファリスタイルの家
オーナーが新婚旅行で訪れた地、アフリカのケニアで体験したサファリバンガロー、このエッセンスを日常の家にたっぷりと取り入れていきたい、そんな要望からデザインはスタートしました。フォーカルポイントのアフリカンウォール、シェルシャンデリア、そして流木を使った、階段手すりやダイニングとのパーテーションひとつひとつオリジナルの手作り感が、このお宅をより象徴的に演出しています。ディテールは主張している部分も多いのですが、自然素材をモダンに表現しているので、飽きの来ない包まれるような包容力。「サファリスタイル」は、モダンさと裸足で寛げるコージーさが融合された、程よい印象。ネイチャー・デコールにまた新たなデザインスタイルが加わりました。
◆“自然”と生活の狭間“で暮らす家
アウトドアリビングで朝食をとって、午後は風に吹かれながらハンモックで寝そべる。大きめのプールに溢れんばかりの水を張って、浮き輪を浮かべる。家の正面に広がるはらっぱの向こうに落ちる夕陽を眺めながら、夕方の散水。夜はアフリカンアートが描かれた壁に間接照明を当てて、オレンジ色に少し薄暗い部屋を照らす。少し上を見上げると、大きな吹き抜けの窓からはっきりとした輪郭で月が見える。太い流木の梁からつるされた、葉が垂れ下がるタイプの観葉植物。デイベッドのような造り付けのソファ。
毎夜、棲みついたカエルが小さな虫を狙って窓に張り付いてくるのにも慣れ、家の前のはらっぱからやってきた虫たちが、どこからともなく侵入を繰り返してくるのにも慣れ、吹き抜けの大空間でも、夏はエアコンの冷気が下にたまって殊の外涼しいことを知り、リビングとダイニングをゆるく隔てるパーテーションの流木に、湿度変化の関係でひびが入っていることに気がつく。自然の変化と生活の狭間で、日々色々なことに気づかされるこの家を設計したのは、ネイチャー・デコールの大浦さんでした。
自然の変化は、感じる人によっては時に“不便なこと”と認識されますが、侵入者であり共生者でもある虫もカエルも、砂を巻き上げながらウッドデッキを吹きぬける、思いのほか強いこの土地の風も、見上げた窓からのぞく月や、はらっぱの向こうに落ちる夕陽とセットなのだと考えると、なるほどな、と思わされます。あらゆる自然の動きを、ポジティブなモノとして生活に織り込むことは、今の社会においては、とても難しいことのように思えます。しかし、これをいとも簡単に、かつ心地よくおしゃれに実現してくれる人たちがいるとしたら…ネイチャー・デコールさんしかいないと思います。
ネイチャー・デコールが創り上げた我が家は、自然の変化と、生活のしやすさを交互に織り交ぜた、かなり控えめに言っても最高の、かつ世界でただひとつのサファリハウスだと思います。
この家に住んでから、コーヒー豆の消費量が増えました。コーヒーを淹れる回数が劇的に増えたのです。造り付けのソファで、アウトドアリビングで、玄関前のデッキで、ハンモックにぶら下がりながら、朝も昼下がりも、いつどこで飲んでもコーヒーがおいしいから。こうした具体的な生活のシーンを、あの時の最初のプレゼンテーションで、大浦さんは既に想像されていたのかもしれません。
今思えば、すべてのきっかけは新婚旅行で訪れたアフリカ・ケニアのサファリロッジでした。カバの群れが暮らす川べりのロッジで寝起きし、食事をとり、朝と夕方にサファリに出かけ、気球に乗って朝焼けを追いかける… そんな体験が頭の片隅に刷り込まれていたせいか、わたしたちの家づくりは、気づけば“サファリ”がコンセプトになっていました。
一番の問題は、日本にサファリスタイルの家を得意とする設計事務所が無いこと。少なくとも、わたしたちが家づくりを始めた時に調べた範囲では、サファリハウスの専門家は日本には存在し無さそうでした。それでも何となくイメージにちかそうなログハウスのメーカー等を見に行ったのですが、どれもしっくりきません。専門家がいないのであれば、このコンセプトを理解し、一緒に創り上げてくれる人を探すしかありません。そんな中、既にネット検索で何度も目にしていたネイチャー・デコールのホームページをいつものように何となく眺めながら、ふと、ここに相談してみようか、と思い立ったのは、家づくりを真剣に考え始めて半年以上経ったある日のことでした。
大浦さんのご自宅で初めて相談させて頂いた時、わたしたちは自分たちがイメージするサファリロッジを存分に伝える為に、大量の写真をプレゼン資料にまとめて持って行きました。もしネイチャー・デコールに断られたら、きっとサファリハウスは実現しない、わたしたちにとって、初対面が背水の陣でした。そんなわたしたちの不安を知ってか知らずか、大浦さんは割とすんなり、快くこのプロジェクトに乗ってくれたことを覚えています。限られた予算でも何とかしましょう、と。わたしたちの一風変わった相談が、その道のプロである大浦さんの興味とやる気を掻き立てることが出来たのかもしれません。わたしたちにとっては、背水の陣で臨んだこの初対面、大きな勝利でした。ネイチャー・デコールなら、大浦さんなら必ずこのサファリハウスを実現してくれる、という確信を得ることができ、ほっとした気持ちと、これから始まる家づくりへの期待感を胸に帰路についたことを覚えています。
サファリハウスを実現するならネイチャー・デコールで、と最初に思い立ったのには訳があります。そのひとつはスタイルが多様なこと。ホームぺージには様々なスタイルの家が掲載されています。わたしたちはサファリロッジに似ている建築例が無いか探す為に、ネイチャー・デコールの「WORKS」をくまなく見ました。残念ながらサファリっぽい例は無かったのですが、そこで確信したのは、どんなスタイルでもおしゃれに仕上げてくれそうだ、ということ。また、住人の声を聞いてこの世に一つしかないスタイルを創り上げてくれそうだ、ということ。加えて、素材の使い方が抜群に思えたこと。我が家は流木を多用してもらったのですが、こうした好みをすんなり理解してもらえそうで、ここしかない、と思ったのでした。
ネイチャー・デコールの家づくりは、最初の顔合わせとヒアリングを受けて、大浦さんがプランを描き、そのプランがきれいなスケッチに落とし込まれたプレゼンテーションを受けるところから始まります。この初回のプレゼンテーション、一気に新しい家とその世界観をイメージさせる、ネイチャー・デコールの真骨頂です。
家づくりと言えば、打ち合わせを重ねながら、いくつかプランを提示され、取捨選択しながら徐々に創り上げていく…ような進め方を想像していたのですが、全く逆で、初回のプレゼンで一気にネイチャー・デコールの世界観に惹き込まれます。それは、今までの生活の延長ではなく、新しい感覚で、ゼロから自分たちにフィットしたものを創りましょう、というネイチャー・デコールなりのやり方なんだと思います。
これはわたしの勝手な憶測ですが、ネイチャー・デコールが大事にしているのは、世界観や空気感や価値観のような、目に見えないものなんだと思います。そしてその目に見えないものを、自然素材を巧みに使って、目に見える建築へと落とし込んでくれます。友人に家づくりの話を聞くと、打ち合わせでドアノブの形を決めたとか、巾木がどうだとか、ひとつひとつ細かい仕様を積み上げていく作業を延々と繰り返していくような印象を持っていました。一方、ネイチャー・デコールは、全体の世界観を最初のプレゼンで創り上げてくれるので、あまり事細かに住人に委ねてくることはありませんし、そうしたやり取りに疲弊することもなければ、細かい仕様を積み上げた結果、全体の雰囲気が崩れたり、変に生活感満載の家になってしまった…というようなエラーは起き得ません。(もちろん家の雰囲気を決める重要なところは丁寧にヒアリングして頂きました)
大浦さんのプランは、まるでわたしたちの好みを全て知っているかの様でした。例えば、流木のパーテーション。大浦さんに明確に「流木でパーテーションを作ってほしい」とオーダーした記憶はありません。もしかしたら、わたしたちが提示した写真に似たようなものがあったのかもしれませんし、こんな雰囲気が好きなんです、と言ったのかもしれません。仮にそうだったとしても、住人の好みと価値観が的確にプランに落とし込まれた、期待と想像の遥か上空からやってくるかのようなプレゼンテーションには、ただただ頷くしかありませんでした。
アフリカンアートの壁もしかり。実は頭の片隅では、何か他の家とは違う、大胆なアイデアがあるといいな、と思っていたのですが、それを体現してくれたのがアフリカンアートの壁でした。家の壁に模様書いていいんですか!?というワクワク感。他のハウスメーカーには「壁にアフリカンアート描いてください」なんて、恥ずかしくてオーダーできないですが、大浦さんはそんな挑戦的なアイデアを自らプランに盛り込む、冒険家でもあります。この冒険的なプランは、まさにサバンナの冒険とも言える“サファリ”のコンセプトにふさわしいものでした。
◆おわりに
ネイチャー・デコールは、単に“箱としての家”を設計するところではないと思います。住人と、その住人の生活や価値観、そして土地を見て、日々の“ライフ”を共に創り上げてくれる人たちなんだと思います。そして生活にプラスの変化をもたらす、チェンジメーカーだと。大浦さんが、我が家のコーヒー豆の消費量増加や、勢い余って2×3メートルの特大プールを設置するところまで想定されていたかは分かりませんし、吹き抜けの窓からちょうど月が見えることまで角度の計算をされていたのかは分かりません。それでも、気づいた時には、この家とわたしたちの生活は“そういう風”になっている。卓越した世界観構築力で空間をつくりつつ、その使われ方は、ゆるく自然の変化と住人に委ねる。その家で暮らす住人の生活を想像はしているけれど、「こう使って下さね」と計算されすぎてない感じが、居心地の良さを生み出しくれる。そして恐らく、環境や生活が変わっても、一生住み続けられる家になるんだと思います。
ネイチャー・デコールが創る家は、自然素材を使った空間づくりで自然や環境変化と溶け合い、抜群の世界観構築力で住人の価値観と溶け合う、まさにそれそのものが “自然”のような存在なんだと思います。そんな魔法のような、自然と生活の調和を楽しみたい方に、ネイチャー・デコール、強くつよくお勧めします。
大浦さん、そしてネイチャー・デコールの皆さん、ありがとうございました。
アウトドアリビングで朝食をとって、午後は風に吹かれながらハンモックで寝そべる。大きめのプールに溢れんばかりの水を張って、浮き輪を浮かべる。家の正面に広がるはらっぱの向こうに落ちる夕陽を眺めながら、夕方の散水。夜はアフリカンアートが描かれた壁に間接照明を当てて、オレンジ色に少し薄暗い部屋を照らす。少し上を見上げると、大きな吹き抜けの窓からはっきりとした輪郭で月が見える。太い流木の梁からつるされた、葉が垂れ下がるタイプの観葉植物。デイベッドのような造り付けのソファ。
毎夜、棲みついたカエルが小さな虫を狙って窓に張り付いてくるのにも慣れ、家の前のはらっぱからやってきた虫たちが、どこからともなく侵入を繰り返してくるのにも慣れ、吹き抜けの大空間でも、夏はエアコンの冷気が下にたまって殊の外涼しいことを知り、リビングとダイニングをゆるく隔てるパーテーションの流木に、湿度変化の関係でひびが入っていることに気がつく。自然の変化と生活の狭間で、日々色々なことに気づかされるこの家を設計したのは、ネイチャー・デコールの大浦さんでした。
自然の変化は、感じる人によっては時に“不便なこと”と認識されますが、侵入者であり共生者でもある虫もカエルも、砂を巻き上げながらウッドデッキを吹きぬける、思いのほか強いこの土地の風も、見上げた窓からのぞく月や、はらっぱの向こうに落ちる夕陽とセットなのだと考えると、なるほどな、と思わされます。あらゆる自然の動きを、ポジティブなモノとして生活に織り込むことは、今の社会においては、とても難しいことのように思えます。しかし、これをいとも簡単に、かつ心地よくおしゃれに実現してくれる人たちがいるとしたら…ネイチャー・デコールさんしかいないと思います。
ネイチャー・デコールが創り上げた我が家は、自然の変化と、生活のしやすさを交互に織り交ぜた、かなり控えめに言っても最高の、かつ世界でただひとつのサファリハウスだと思います。
この家に住んでから、コーヒー豆の消費量が増えました。コーヒーを淹れる回数が劇的に増えたのです。造り付けのソファで、アウトドアリビングで、玄関前のデッキで、ハンモックにぶら下がりながら、朝も昼下がりも、いつどこで飲んでもコーヒーがおいしいから。こうした具体的な生活のシーンを、あの時の最初のプレゼンテーションで、大浦さんは既に想像されていたのかもしれません。
今思えば、すべてのきっかけは新婚旅行で訪れたアフリカ・ケニアのサファリロッジでした。カバの群れが暮らす川べりのロッジで寝起きし、食事をとり、朝と夕方にサファリに出かけ、気球に乗って朝焼けを追いかける… そんな体験が頭の片隅に刷り込まれていたせいか、わたしたちの家づくりは、気づけば“サファリ”がコンセプトになっていました。
一番の問題は、日本にサファリスタイルの家を得意とする設計事務所が無いこと。少なくとも、わたしたちが家づくりを始めた時に調べた範囲では、サファリハウスの専門家は日本には存在し無さそうでした。それでも何となくイメージにちかそうなログハウスのメーカー等を見に行ったのですが、どれもしっくりきません。専門家がいないのであれば、このコンセプトを理解し、一緒に創り上げてくれる人を探すしかありません。そんな中、既にネット検索で何度も目にしていたネイチャー・デコールのホームページをいつものように何となく眺めながら、ふと、ここに相談してみようか、と思い立ったのは、家づくりを真剣に考え始めて半年以上経ったある日のことでした。
大浦さんのご自宅で初めて相談させて頂いた時、わたしたちは自分たちがイメージするサファリロッジを存分に伝える為に、大量の写真をプレゼン資料にまとめて持って行きました。もしネイチャー・デコールに断られたら、きっとサファリハウスは実現しない、わたしたちにとって、初対面が背水の陣でした。そんなわたしたちの不安を知ってか知らずか、大浦さんは割とすんなり、快くこのプロジェクトに乗ってくれたことを覚えています。限られた予算でも何とかしましょう、と。わたしたちの一風変わった相談が、その道のプロである大浦さんの興味とやる気を掻き立てることが出来たのかもしれません。わたしたちにとっては、背水の陣で臨んだこの初対面、大きな勝利でした。ネイチャー・デコールなら、大浦さんなら必ずこのサファリハウスを実現してくれる、という確信を得ることができ、ほっとした気持ちと、これから始まる家づくりへの期待感を胸に帰路についたことを覚えています。
サファリハウスを実現するならネイチャー・デコールで、と最初に思い立ったのには訳があります。そのひとつはスタイルが多様なこと。ホームぺージには様々なスタイルの家が掲載されています。わたしたちはサファリロッジに似ている建築例が無いか探す為に、ネイチャー・デコールの「WORKS」をくまなく見ました。残念ながらサファリっぽい例は無かったのですが、そこで確信したのは、どんなスタイルでもおしゃれに仕上げてくれそうだ、ということ。また、住人の声を聞いてこの世に一つしかないスタイルを創り上げてくれそうだ、ということ。加えて、素材の使い方が抜群に思えたこと。我が家は流木を多用してもらったのですが、こうした好みをすんなり理解してもらえそうで、ここしかない、と思ったのでした。
ネイチャー・デコールの家づくりは、最初の顔合わせとヒアリングを受けて、大浦さんがプランを描き、そのプランがきれいなスケッチに落とし込まれたプレゼンテーションを受けるところから始まります。この初回のプレゼンテーション、一気に新しい家とその世界観をイメージさせる、ネイチャー・デコールの真骨頂です。
家づくりと言えば、打ち合わせを重ねながら、いくつかプランを提示され、取捨選択しながら徐々に創り上げていく…ような進め方を想像していたのですが、全く逆で、初回のプレゼンで一気にネイチャー・デコールの世界観に惹き込まれます。それは、今までの生活の延長ではなく、新しい感覚で、ゼロから自分たちにフィットしたものを創りましょう、というネイチャー・デコールなりのやり方なんだと思います。
これはわたしの勝手な憶測ですが、ネイチャー・デコールが大事にしているのは、世界観や空気感や価値観のような、目に見えないものなんだと思います。そしてその目に見えないものを、自然素材を巧みに使って、目に見える建築へと落とし込んでくれます。友人に家づくりの話を聞くと、打ち合わせでドアノブの形を決めたとか、巾木がどうだとか、ひとつひとつ細かい仕様を積み上げていく作業を延々と繰り返していくような印象を持っていました。一方、ネイチャー・デコールは、全体の世界観を最初のプレゼンで創り上げてくれるので、あまり事細かに住人に委ねてくることはありませんし、そうしたやり取りに疲弊することもなければ、細かい仕様を積み上げた結果、全体の雰囲気が崩れたり、変に生活感満載の家になってしまった…というようなエラーは起き得ません。(もちろん家の雰囲気を決める重要なところは丁寧にヒアリングして頂きました)
大浦さんのプランは、まるでわたしたちの好みを全て知っているかの様でした。例えば、流木のパーテーション。大浦さんに明確に「流木でパーテーションを作ってほしい」とオーダーした記憶はありません。もしかしたら、わたしたちが提示した写真に似たようなものがあったのかもしれませんし、こんな雰囲気が好きなんです、と言ったのかもしれません。仮にそうだったとしても、住人の好みと価値観が的確にプランに落とし込まれた、期待と想像の遥か上空からやってくるかのようなプレゼンテーションには、ただただ頷くしかありませんでした。
アフリカンアートの壁もしかり。実は頭の片隅では、何か他の家とは違う、大胆なアイデアがあるといいな、と思っていたのですが、それを体現してくれたのがアフリカンアートの壁でした。家の壁に模様書いていいんですか!?というワクワク感。他のハウスメーカーには「壁にアフリカンアート描いてください」なんて、恥ずかしくてオーダーできないですが、大浦さんはそんな挑戦的なアイデアを自らプランに盛り込む、冒険家でもあります。この冒険的なプランは、まさにサバンナの冒険とも言える“サファリ”のコンセプトにふさわしいものでした。
◆おわりに
ネイチャー・デコールは、単に“箱としての家”を設計するところではないと思います。住人と、その住人の生活や価値観、そして土地を見て、日々の“ライフ”を共に創り上げてくれる人たちなんだと思います。そして生活にプラスの変化をもたらす、チェンジメーカーだと。大浦さんが、我が家のコーヒー豆の消費量増加や、勢い余って2×3メートルの特大プールを設置するところまで想定されていたかは分かりませんし、吹き抜けの窓からちょうど月が見えることまで角度の計算をされていたのかは分かりません。それでも、気づいた時には、この家とわたしたちの生活は“そういう風”になっている。卓越した世界観構築力で空間をつくりつつ、その使われ方は、ゆるく自然の変化と住人に委ねる。その家で暮らす住人の生活を想像はしているけれど、「こう使って下さね」と計算されすぎてない感じが、居心地の良さを生み出しくれる。そして恐らく、環境や生活が変わっても、一生住み続けられる家になるんだと思います。
ネイチャー・デコールが創る家は、自然素材を使った空間づくりで自然や環境変化と溶け合い、抜群の世界観構築力で住人の価値観と溶け合う、まさにそれそのものが “自然”のような存在なんだと思います。そんな魔法のような、自然と生活の調和を楽しみたい方に、ネイチャー・デコール、強くつよくお勧めします。
大浦さん、そしてネイチャー・デコールの皆さん、ありがとうございました。