00.現場

BLOG一覧

「四世代 ひとつ屋根の下に 祝上棟」

00.現場06.躯体工事20.『四世代、一つ屋根の下』

 

 

杉並区で、テーマ:「四世代がひとつ屋根の下に暮らす家」本日上棟しました。

さすがに中庭を取り込む、延べ床面積60坪強の家。 なかなかの存在感。
もともとこの家にあった木々は事前に新しい配置で移植しました。
そんな樹木「しだれ紅葉」が新しい家の中庭で、
シンボリックに良い位置をキープしました。
基礎工事から骨組みの構造体も、
しっかり丁寧に工事していただきました。
さー秋口の竣工に向けて、このプロジェクトもいよいよ始動。
進捗はまた、このブログでお届けします。

「こういう仕事、、いったい誰が出来るんだ??」

00.現場12.リノベーション09.想うこと20.『ジュエリーデザイナーの家』

 

 

江戸川区で住職併用のリノベーションがはじまりました。

住職併用というのは、仕事場スペースを
兼ね備えた住居。
1階部分はジュエリーデザイナーのオーナーのための、アトリエです。
もの作りに関わるオーナーは、
またその審美眼も、とにかく並外れたこだわりで、独自の「WORLD」をお持ちの方。。
設計段階から、ガチでぶつかり合い、
変更に変更を重ね、ようやく現場に突入、そんな流れで来ています。(汗)
そんな訳で、修正だらけのスケッチと平面図を頼りに、細かな図面も無く突入したこの現場は、その場その場で確認しあいながら決めて行くので、通常の仕事とは違い、とにかく先に進みません。
設計図でも確認し合えないのであれば、
「現場で進めながら決めていきましょう」、、
そんな事を言ってしまったから、
すべて自分に降りかかってきた事なのですが。。。
オーナー支給という、
家具や照明、アンティークの材料、金物、タイルなどの建材に至るまで、
自らの「WORLD」を創り上げるため、
一切の妥協がありません。
このリノベーションの半分以上はオーナーが自分で手配した支給品です。
実際、この手の仕事って、
どこで出来るんでしょうか、、
誰がやるのでしょう?
スタイルを限定してる設計事務所では出来ないし、審美眼のあるオーナーの世界観を具現化するには、相当な引き出しとそれをアレンジできるキャパシティーが無いと出来ない。
勿論、なんでも出来ます的な建築屋さんでは、センスが追いつかない。。
「これって、私が必要な仕事ですかー」
と、正直 打合せの席で言ってしまった事もあるのですが、、
また、出会うべくして出会ってしまった、、、そんな仕事になりそうです。
いわゆるネイチャー・デコールスタイルでは無いけど、新たなヒントと共に、

ものすごくいい感じのリノベーションが出来そうな予感が。

そもそも、新しいスタイルはこうして出来上がるのかもしれませんね。

進捗はまたこのブログで、、(汗)

「地鎮祭が続きます」

00.現場20.『四世代、一つ屋根の下』

先週の小平市での地鎮祭に続き、

今日は杉並区で地鎮祭が行われました。
ここは、都内にもかかわらず、敷地面積
約140坪という広い土地に計画され、
「親子三世代が一つ屋根の下に暮らす」
をテーマにした、ハートウォーミングな
心温まる家です。
それにしても、早朝の8時から始まった
今日の地鎮祭は、寒かったーーー
皆 凍えています。。

先日、昔から使われていた古い家の解体を済ませました。

敷地のど真ん中には、こんな風情のある、昔ながらの井戸があったり、、

それぞれの家族が集まれるこの家の一番のポイントは、この井戸もそのまま取り込む、
デッキスペース、ピザ釜付きのアウトドアダイニングゾーン。
中庭として、外に開かれ内外が開放的に繋がってくる、のびやかな家になります。
完成は秋頃になりますが、
このお宅の進捗もまた、このブログの中で紹介していきます。

「初期の提案から完成するまで。。」

00.現場12.リノベーション20.『海外のドラマをヒントに』の家

栃木県、小山市で進めてきたリノベーションもようやく、昨日施主検査を
終え、お引き渡しとなりました。

今回、オーナーさんから渡されたテーマが、NYを舞台にした海外ドラマ「ホワイトカラー」。
その主人公「ニールの部屋」をイメージして欲しい、というもの。

連想されるイメージとしては、天窓、大きな書棚、そして暖炉を中心に、
落ち着いた色調でどこかNYのスノッブ感漂う感じ、
そんなものをエッセンスに内装デザインしていきました。

ネイチャー・デコールでは、初期提案でオーナーさんへのイメージの伝達方法として
デザインスケッチで魅せていきます。

今回は、初期提案がどのようなかたちで完成に至ったかをを解説させていただきます。

1.ビフォー:初期提案でのリビングイメージ

サンルーム

1.アフター:完成後のリビング
1画像
2画像
3画像

サンルームを新たに増築して、ここから暗かったリビングに光を取り込みました。
古材を使用しながらもモダンなイメージの暖炉(ガスストーブ)が部屋の中心です。
そして、天井を取り壊し、吹き抜けを設けて、そこに突き抜けていくような
大きな書棚を作りました。
白いドアの、モールディングなど細かなディティールですが、「ニールの部屋」から
イメージを繋げてます。

2.ビフォー:初期提案でのリビングイメージ.その.2
全景

1画像
2画像

グレーのブリックの壁に、古材で製作したハンガードア。
床のヘリンボーンもこの部屋では、落ち着いた印象に見えます。

3.ビフォー:初期提案でのダイニングルームのイメージ
修正

3.アフター:完成後のダイニングルーム
1
2
3

このゾーンも初期提案のスケッチのまま仕上がってます。

ここは、もともとは独立した閉鎖的なキッチンでした。
今回のリノベーションではダイニングとキッチンの仕切りにガラスパーテーションを
設け、光を取り込むと共に、キッチンとダイニングでの
コミニュケーションをはかりやすくしました。

4.ビフォー:初期提案でのエントランスホールイメージ
エントランス

4.アフター:完成後のエントランスホール
1画像
3画像
4画像

シューズストックの仕上げを提案時のものより、
質感のある古材を使い、よりハード目の印象に変えました。

ここでも、オリジナルのアイアン照明、アイアンの手すり、
ハンガードアと、オリジナル感あふれるアイテムがエントランスホールで
印象付けます。

5.ビフォー:初期提案でのバスルーム回りのイメージ
水廻り

5.アフター:完成後のバスルーム
1

新しい和モダンのバスルームで既存の坪庭をうまく生かすことが出来ました。

はじめのスケッチから提案しているとおり、どうしてもここでは、レインシャワーを
取り
入れて欲しかったのです。これ、正解!

6.ビフォー:2階ファミリールームのイメージ
2階書棚

6.アフター:完成後の2階ファミリールーム
画像

1階から吹き抜けを貫通した、大きな書棚を2階のファミリールームから見た画像です。

ここは、家族皆で本を読んだり、宿題をしたり、勉強や趣味の本に没頭できるような
ライブラリー的なファミリールームです。

こんな感じで、一枚のイメージデザインスケッチから家がその台本に沿って
出来上がっていくわけです。
詳細に寸法を記した、設計図面も勿論大切ですが、
構想段階の「熱」をディティールで伝えていくためには、こういったスケッチが
より効果的なんです。
おもしろいもので、はじめの構想とはいえ、その中に描かれた、
「素材」「照明」「設備機器」「インテリアの家具」等々ほとんど、そのイメージから
外れていくことはなく、初期の思いのままに出来上がっていくのが、
ネイチャー・デコールの家なんですね。
そしてまた、このスケッチを具現化するための、
現場での細かなデザイン監理というものも、とても大切になってきます。

また、インテリアがととのい、この家の台本(コンセプト)の通り完成した姿を
竣工写真でお知らせしますね。

わんぱく小僧

さあ、新しいこの家(家族のステージ)で、早速わんぱく小僧達が
飛び回っています。

この家で、どんなことを感じ、成長していくんでしょうかね~

いつも、こんなことが一番の楽しみなんです。