00.現場

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「ロイヤルブルーの壁が!」

02.左官02.タイル02.壁材00.現場02.壁材・塗装20.『藤沢の二世帯住宅』

年末の引渡しに向けて仕上げ工事の業者さん、大集合で追込みの現場です。

藤沢市、鵠沼で進行中の二世帯住宅、
まさにこの一ヶ月は山場!



隠し部屋のロイヤルブルーの壁が、
インパクトもって仕上げられました。
何業者もの仕上げ業者が現場に入っていても、ここはいつものチーム。
ピリピリすることも無く、譲り合いながら、丁寧な仕事をしてくれてます。
おなじみの業者さんというのは、
ここが良いですよね。
皆、求めるクオリティのゴールがわかってるので、本当にこの部分は安心です。
さー、あと一ヶ月!
もう、よろしく頼みます、としか言いようがありません。。

「今日は階段の組み立て」

05.玄関・アプローチ00.現場05.階段03.二世帯住宅(多世帯住宅)20.『藤沢の二世帯住宅』

藤沢、鵠沼で進行中の二世帯住宅。

木工時もそろそろ完成間際、、
12月の竣工~引渡しに向けて、
いよいよ仕上げ工事に入ってきます。
親世帯も子世帯もそれぞれに特徴を
もたせた二世帯住宅なので、
延べ床面積60坪強の、仕上げもボリューム感があります。
年末に向けての慌ただしい工事が
いまから予想されます。。(汗)
そんな中、今日は階段の組み立ての日。
二世帯の共用のエントランスに取付く
この階段は、単に機能としてのものだけでなく、エントランスの開放性と誘導される期待感、そして、ひとつのオブジェにも見える存在感をデザインに求めました。
吹き抜けに光を取り込む大きなガラスブロックにシンプルなフォルムがマッチしています。
片側の鉄骨のフレームをまずしっかり固定し、手すりの付いた右側の部分は、
フリーに動く様にしながら、
上から一段一段、段板を鉄骨の溝に入れていきます。
そして、3人がかりの組み立てが終わり、
こんな感じのスケルトンの鉄骨階段になります。
手すりは、重苦しくなら無い様に、
この鉄骨のフレームに、ワイヤーが通るだけの軽い印象にしています。
またひとつ、階段デザインの
新しいバリエーションが加わりました。

「セニピエールで天板を仕上げました」

01.造作家具02.左官00.現場05.パウダールーム

洗面台の天板を決めていく場合、

タイルだったり人工大理石、または石や木など色々と選択肢はありますが、
今回使用したのは、これ!
フランスの素材「セニピエール」
鏝を使い、最後に蜜ろうワックスでムラ感を加減できる素材なので、
人工的になり過ぎず、人の手跡を感じられる素材として、個人的にはとても好きな素材の一つです。
今回の現場では、この洗面台以外にも、
造作家具のドレッサーの天板にも、
使用しております。
石灰石、粉末セメント、粉末大理石等が主成分の素材のため、どうしても若干のクラックがおきやすい材料ではありますが、この表情は人工大理石などでは味わえないものです。
硬化するとかなり硬く丈夫ですので、
油を使用したりしない場所での、天板などにも良いマテリアルです。
油染みなどあまり気にしない、という方であれば、キッチンの天板に使用しても、なかなか素敵だと思います。
最後に蜜ろうワックスでコーティングして仕上げていくので、油染みもそのまま放置しなければ、ある程度の使用には耐えられるでしょう。

「ガラスの映り込みを計算できなかった、、件」

00.現場02.ガラス12.リノベーション12.店舗併用住宅・いえみせ03.自宅がお店20.『ON THE HILL COFFEE』

以前このブログで紹介した、

「ガラスの映り込みを計算できなかった。。」というテーマで、
今、進行中の「いえみせ リノベーション.カフェ」での出来事をお話しました。
折角の裏山を観る為のピクチャーウインドに、反射光の映り込みが出てしまい、
ピクチャーウインドとして機能せず、検討課題となりました。
今回のこのカフェは、都心では味わえない、丘の上の緑豊かな環境の中、
外の景色を楽しみながら、ゆったりとした時間と美味しいコーヒーを提供するお店、というのがコンセプトのひとつでもあったため、オーナーさんもこの部分は
真剣で、オーナー自らが色々と調べ、資料を取り寄せ、検討を重ねていきました。
そこで、採用したのが
旭硝子の「クリアサイト」という商品。
これが、以前の反射光の映り込みの状況

曇りの日でも、反対側の窓の景色がしっかり映り込んでしまい、

肝心な裏山の景色がよく見えませんでした。

それが、こんな状況で、ここまでしっかりと外の景色を取り戻す事が出来ました。
ショーウインドの反射を軽減するために、ショップのファサードやショーケースなどにも使用されてるガラスのようです。
「低反射ガラス  ガラスの向こう側が見やすいガラス」そんな素晴らしい機能のガラスです。
お値段は少々高いのですが、オーナーさんのこだわりポイントの高いこのカウンター越しの裏山の景色。
今回は採用していただくことが、出来ました。
郊外の丘の上の特等席で、
野鳥を観ながら、美味しいコーヒーで
スローな時間を是非、ご堪能ください。
詳しいお店の情報は、
あと少し、 オープンを待ってまたこちらから、お知らせします。

「リノベーション ここを注意しないと」

00.現場12.リノベーション05.吹き抜け06.耐震06.躯体工事20.『海外のドラマをヒントに』の家

栃木の小山で進行中のリノベーション。

ようやく解体工事が終わったとの連絡が
入り、早速 現場に確認に行ってみることに。
室内の内壁の剥がされたスケルトンの
状態を見ると、人の体のレントゲンを
見るように、その家の健康状態がよくうかがえます。
オシャレでデザインのされた、化粧直しをする前に、まず大切なのは、この部分の改善作業です。
想像していた通り、お風呂場の土台や柱
部分はシロアリにやられて、ひどい状態に。。
その部分は綺麗に、骨組みを差し替え
ていきます。
当時はかなり気を使ってしっかり作られた家でも、今の耐震基準に照らし合わせると、足りない壁の筋交いや金物などを
加えて、建物の強度を再構築していきます。
もちろん、断熱などもその頃と比べ日進月歩で進化しています。
そのあたりも、今のものに取り替えて、
温熱環境の向上をはかります。
新たなデザインで柱を抜き、
大きな開口を設けたところには、このような大きな梁を入れていきます。
今までリビングに無かった吹き抜けを、
今回のデザインで提案させていただきました。
この吹き抜けには一階から二階に貫通する大きな書棚が、リビングの目玉になります。
この吹き抜けを実現すべく、補強の為に
鉄骨の梁を新たに構造として加えていきました。
このように、綺麗なデザインを施していく為の、強固な下地作り。
壁の中の隠されてしまうこの部分の改修作業が、
まずは、リノベーションの大切なスタートになっていきます。
飽きのこないデザインや斬新なデザインも大切ですが、それを永く維持するためにも、「しっかりとした骨格」が重要ですね。