「セニピエールで天板を仕上げました」

洗面台の天板を決めていく場合、

タイルだったり人工大理石、または石や木など色々と選択肢はありますが、
今回使用したのは、これ!
フランスの素材「セニピエール」
鏝を使い、最後に蜜ろうワックスでムラ感を加減できる素材なので、
人工的になり過ぎず、人の手跡を感じられる素材として、個人的にはとても好きな素材の一つです。
今回の現場では、この洗面台以外にも、
造作家具のドレッサーの天板にも、
使用しております。
石灰石、粉末セメント、粉末大理石等が主成分の素材のため、どうしても若干のクラックがおきやすい材料ではありますが、この表情は人工大理石などでは味わえないものです。
硬化するとかなり硬く丈夫ですので、
油を使用したりしない場所での、天板などにも良いマテリアルです。
油染みなどあまり気にしない、という方であれば、キッチンの天板に使用しても、なかなか素敵だと思います。
最後に蜜ろうワックスでコーティングして仕上げていくので、油染みもそのまま放置しなければ、ある程度の使用には耐えられるでしょう。