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「ライティングデスクの前は桜で満開」

00.現場12.リノベーション20.『ジュエリーデザイナーの家』

 

江戸川区「住職併用のリノベーション」も、5月中旬の完成を目指して着々と進んでいます。

二階のLDKにあるDENコーナーの一角。そのライティングデスクの目の前の大きな出窓からは、満開の桜が!
リノベーションなので、長くこの地に住んでいたオーナーは、このシーンを想像しながら、新しくデザインされる家に上手に取り込んでいく事を、望んでいたのでしょうね!
オーナー支給の存在感のあるアンティークが現場に続々と搬入されてきました。
このドアも現場で再加工の手を加えて新しい表情で取り付けられます。
階段のフットライト、間接照明もなかなか良い感じになりそう。
階段一段ごとに間接を入れていく事に、現場ではかなり手を焼いていました。
寝室の前のバルコニーには、
近隣からの視線を完全にシャットアウトして、プライベート感を楽しめるように、白くシャビーにペイントされたウッドフェンスを高く立ち上げてます。
今日は、漆喰塗りのテクスチャーの打合せやエージング塗装のディテールの話が現場で行われ、いよいよこれから、仕上げ工事に入っていきます。

「自分の好きな家具が似合う家創り」

08.インテリアコーディネート08.チェア06.家創りのヒント05.リビング05.ダイニング08.ソファ08.テーブル

 

 

自分の好きな家具や雑貨が似合う家創り、そんなインテリアから入った家創りが
あっても良いと思う。
愛着もった大切な家具や好きなテイスト、世界観に囲まれながら生活していくこと、
むしろ、一番近い身の回りのものだからこそ、
そこにこだわっていくことは、価値のある豊かな生活。

 

一生使える定番の名作家具も良いが、その時代感にフィットしたものを
チョイスしながら、トレンドにあわせて、入れ替えたり加えたりしながら
ファッションの様に自由にインテリアを楽しんでいくことが なんとなく今の時代っぽいのかも。

 

ネイチャー・デコールで家を建てようというオーナーさんからここ何年か
よく耳にする家具やインテリアのスタイルとして、
「TRUCK」「ロンハーマン」「サラグレース」そんなお店が多いですね。

 

「TRUCK」であれば、カフェやインダストリアルな空間を嗜好するお客さん、
「ロンハーマン」であれば、明るいカリフォルニアスタイルを嗜好するお客さん
「サラグレース」は女性が多く、シャビーやシックなフレンチな空間を嗜好するお客さん

 

そのひとつのワードから、創り上げたい空間のイメージの方向性を掴んでいくことが出来ます。
もちろん、それらをミックスしたようなオリジナルなものを求めてこられる人も沢山居ますが、、

 

そんな自分の好きな家具や雑貨がマッチしてるリビングやダイニングの事例を
いくつかご紹介していきます。

 

 

1.「TRUCK」の家具が似合う家
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リビングのソファなどをTRUCKの家具でコーディネート。

オリジナルのテレビ台や空間全体のトーンやマテリアルも違和感なく、
どこ懐かしい落ち着きのある、空間に仕上がってます。
時代感を取り入れながらも、飽きの来ない空間です。

 

 

2.「ロンハーマン」な空間
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「ロンハーマン」と「ヘザーブラウン」が似合う空間を、というオーダー
ではじまりました。
オーナーがハワイに行くたびに集めてきた「ヘザーブラウン」の絵、
白い板貼りの壁、青い海や空を感じさせるブルーのアクセントカラーが
明るいカリフォルニアなイメージ。

ブルーと白の「セブンスチェア」に古材のオーク材のオリジナルテーブルを合わせました。

 

 

3.「サラグレース」の雑貨や小物が大好きなオーナーさんの場合
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ベースとなる、ダイニングの椅子、テーブル、照明などはネイチャー・デコールで
製作したり個人輸入してきたものをご提案。

この空間に、「サラグレース」の小物をオーナーさんがコーディネート
していくようです。
甘くなりすぎない「フレンチシック」や「シャビー」な空間に仕立ててます。

 

 

4.「パシフィックファニチャー」の家具でまとめたリビング
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ソファやセンターテーブルなど「パシフィックファニチャーサービス」の
家具を取り入れながらも、パシフィック色を強調せず、
全体的には、北欧タッチの要素を感じさせながらモダンにまとめたリビングルーム。

ラグやクッション、照明、カーテンなどもトータルでインテリアコーディネートしてます。

 

 

5.定番チェアにオリジナルのテーブルをコーディネート
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定番の白いチューリップチェアにオリジナル製作のテーブルをコーディネート
した、ダイニングです。

こういった名作チェアも、すべてをデザイナーズ家具でまとめてしまうと、
堅苦しいイメージになり、オリジナリティも無くなってしまいます。
そこで、古材とアイアンを使ったオリジナル製作のテーブルでくずしていくことで、
新しいコーディネートになってきます。
洋服で言うところの、ドレスダウンですね。

 

こんな感じで、家具や照明などのインテリアによって、
空間は大きく変わっていきます。

 

しっかしこのスタイル表現の巾、凄いな、、(自画自讃…笑)
どんなトレンドでも調理しちゃいますよ!

自分はどんな家具が好きなのか?
そこから家全体を決めていく家創りも良いのではないでしょうか。

 

「二世帯住宅のエントランスも様々」

01.ドア05.玄関・アプローチ05.ガーデン&外構07.アンティーク&ヴィンテージ03.二世帯住宅(多世帯住宅)

 

二世帯住宅のエントランスのお話。

 

最近は二世帯住宅のご相談をうけることも増えてきましたが、

皆さんがはじめに気にされるのは、完全に分離した二世帯なのか、

何かを共用していく二世帯なのか、と言う点。

 

そんな中でも導入部分のエントランスをまずどうしていくか。

玄関を分けてしまうのか、それとも大きな玄関ホールとして

その部分を共用にしていくか、、

 

それはご家族の距離感や生活サイクルの違いなどにより、

アプローチの仕方は変わってくるものです。

 

ネイチャー・デコールの過去の事例から、エントランスのイメージを

膨らませてください。

 

 

1.完全分離型のエントランスの事例


稲垣邸

玄関ドアの前のエントランスポーチにゆとりを持たせ、

玄関ドア、ポスト、インターフォンもそれぞれが別々で

完全に分離型のエントランスの事例です。

それぞれの世帯でドアの色やデザインなどを変えてみても面白いですね。

 

 

2.玄関を共有にした事例. その.1

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まず、アイアンゲートが共有でここから長いアプローチを通って

玄関ホールへ向かいます。

インターフォンもポストも別々に用意しました。

そして一枚の玄関ドアを開けると、二世帯共有の玄関ホールとなります。

広い玄関ホールはそのまま、共有のガーデンへと繋がります。

この玄関ホールから、それぞれの世帯への入口のドアがあります。

玄関前のポーチ、玄関ホール、ガーデンを共有にした事例です。

 

 

3.玄関を共有にした事例. その.2


長谷川

 

 

やはり、ネイチャー・デコールの事例で多いのは、

このように、玄関ホールを二世帯で広く取り、そこから外に繋がり、

ガーデンも共有にしていく、というケース。

 

限られたスペースを最大限に生かし、

くっつきすぎず、離れすぎず、程よい距離を持ちながら、

お互い目を配っていける、そんな繋がりをもてるつくりかたが

ストレス無くて良いのでしょうね。

 

「楽しい妄想、、、」

06.家創りのヒント07.窓05.ベランダ・テラス09.想うこと03.眺望を取り込む20.『casa brooklyn』の家

今、設計進行中の「藤沢市片瀬の家」。

この家の魅力はなんといっても、
片瀬の高台から見下ろす眺望!
遠くに相模湾、そして天気の良い日には
富士山も見れる、抜けの良いロケーションです。
その眺望をどう取り込むかが、
このお家を生かす、一番の「肝」となってきます。
となると、やはりLDKは二階にもってくる、というところを大前提に、ここの設計はスタート。
そして二階のLDKからこの景色をどう取り込むかを、いろいろシュミレーションして、
外のデッキに繋がる開口部の提案がはじまりました。
一案目
これは初回の提案です。
ビルトインされた暖炉を中心に、
リビングゾーンからもダイニングゾーンからも、wide2400ミリ程度の大きな引き違いサッシでデッキと繋げていく、という案。
一階から上がってくると、まずは中央の暖炉でインパクトを与え、そして外の眺望へと目を向けていく。
そんな、ワンクッションおいて、外を感じさせるプランです。
二案目
このプランでは、ビルトイン暖炉をダイニングテーブルの真芯にまるで「絵」の様に見える高さに移動し、その分デッキへの開口をwide3300ミリとひとつの大開口にまとめていく、という案
外と繋がる間口が3メートル以上もある、
というのが、初回の提案より開放感がアップすること間違いありません。
ただここで注意しなければならないのが、
その3メートル以上の開口にどんな窓を取り込むか?ということ。



     開閉時



    閉じた状態
これは過去のネイチャー・デコールの事例
一般的な提案では、この事例の様な
アルミ折れ戸を使うことが多いもの。
ただしこのアルミ折れ戸、開放した時は
良いのですが、閉じている時はどうしても、サッシのフレームが細かくて、ピクチャーウインドの様には、ガラス越しにスッキリと外を見ることが出来ません。
実用面やコスト面と言った総合的な部分で、ネイチャー・デコールの過去の事例でも大きな開口を設けたい場合、ほぼこのアルミ折れ戸を採用してきました。
今回の「藤沢市 片瀬の家」では、
開けた時の開放感はもちろんのこと、閉めている時でも、外との一体感を感じていたい、ということと、その眺望を最大限に生かし切るために決めた場所でもあります。
ここが一番の「肝」なんです!
そこで、通常のアルミ折れ戸の何倍もの費用は掛かってしまうのですが、
どんな大きな間口でも開放出来、尚且つ
大きなガラス面の窓が可能、という特殊な窓を採用することとなりました。
三案目
そこで、ようやくこの3案目のプランに落ち着きました!
欲張らずに暖炉は別の位置に移動。
その分、なんと5メートル以上の大開口を
手に入れることが可能になりました。
想像してみてください。
間口5メートルの大開口が大きなデッキと
繋がり、その先には相模湾に開かれた抜けの良い眺望!
外も中も無く、ひとつながりになる。
こんな贅沢って無いですよね^_^
ようやく、この眺望を生かし切る計画が整いました!
本当にここに落ち着くまでは、
歩いていても、お風呂に入っていても、
ごはんを食べていても、そればっかり考えていて、もうほとんど病気のよう、、
いつもいつも頭の中で妄想している。
これって「職業病」なんですね~
でも、それがなんか腑に落ちた時って、
栓が抜けたように、スッキリ。。
そんな感じで、毎回毎回いつも妄想しちゃってます。
うちの奥さんには、よく、人の話を聞いていない、、なんて言われてますが (笑)
ごめんなさい、そんな時はいつものように、妄想中です。。