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「ここからはじまります」

06.家創りのヒント

 

今日は、来年の1月にプレゼンをするお客さんで、ようやく気に入った土地が見つかったということで、設計前に早速現地に視察に行ってきました。

 

アウトドア派で、キャンプやピクニック、外でBBQをしたりハンモックでお昼寝、そんな事が好きなこのお客さんのイメージしていた土地は緑が多く広々していて「サファリロッジの雰囲気が感じられる場所」とのこと。

 

創りたい家のイメージと共に、どんな環境が良いのか、ず〜と考えていたようで、お伺いしていた通りのイメージに近い土地に出会えた様でまず安心。

 

家創りは敷地ありき、ここがらがはじまりです。

 

敷地2

敷地3

敷地1

 

まだ、敷地が無かったり色々な土地を見て検討中の段階で、ネイチャー・デコールへ設計の相談に来られるケースがあります。

この土地なら!という直感がはたらいて決定したい場合でも、出来るだけこちらに一声かけて頂き、一度敷地を見せて頂きたい、といつも

お客さんに話しています。

 

不動産屋さんが勧めてくれる良い土地であっても、それは評価価値とか駅から近いとか、コンビニまで何分、学校が、、といった一般的な基準で見た良い悪いである場合が多いようです。

それも大切ではありますが、僕らが敷地を見る場合、お客さんの実現したい家のイメージに対してこの敷地はどうなのか?また一般的にはマイナス面であっても設計目線ではそれをプラスに好転させていくことも出来る事があります。そんなことも実際にありますので、是非決めてしまう前にお声かけ頂けると良いと思います。

 

そんな訳で、今回は「土地の見極め、こんな点は注意して」ということについて簡単にポイントだけお話しさせて頂きます。

 

1.道路との高低差があり、古い擁壁がある場合。

確認申請のない(許可を取っていない)高さ2メートル以上の古い擁壁、建物の配置の制限が出てきたり、配置によっては作り替える必要もある。新たに2メートルを超える擁壁を作り替えるとなるとコストも時間も掛かってしまう。

 

2.旗竿敷地の場合。

旗竿敷地の竿部分(通路部分)は、法律上巾2メートル以上必要。しかし車をそこに駐めて人が通行するには最低でも3メートル以上は必要になってきます。また旗竿敷地の場合、せっかくの建物の顔(ファサード)がほとんど見えて来ない場合が多い。

 

3.近くに川や田んぼがある場合。

こういう場合は総じて地盤が良くない、と考えておいた方が良いでしょう。地盤が良くないとなると、地盤改良費や杭打ち工事などで建築費を圧迫してしまう恐れがある。

 

このような事は大きな落とし穴となってしまい、建築の計画全体にかかわってきてしまいますので、土地を検討される場合は、特に注意してください。

 

お客さんから土地の段階で相談をお受けした場合は、地盤の善し悪しや法的制限など、コストや建物全体にかかわることをまず見極めていきながら、お客さんの実現したいイメージの土地なのかどうか、その土地のポテンシャルも合わせて見極めていくのが、僕たちにとって必要になってきます。

 

 

 

 

「本当に自分らしい住まいって?」

06.家創りのヒント09.想うこと

 

今月は、いくつかの新しい家のプレゼンをひかえ、そのプランニングにスタッフと

ディスカッションを重ねながら毎日格闘しております。

 

どのご家族にも、いつものように「家創りカルテ」を記入いただき、沢山のこれが好き!な

画像を集めてもらい、ヒヤリングをし、そしてひとつひとつそれらのオーダーをひもときながら、色々な生活のシーンを頭の中でイメージしてプランに落とし込んでいきます。

 

私がご提供出来るものは、「大浦比呂志」のデザインに暮らしてもらう家ではなく、

当たり前ですが、「本当にそのご家族らしい住まい」、

そこをデザインしていく訳です。

 

そこでポイントになるのは、「シンプル」で「実用的」で「家族のライフスタイルが反映されている」という点。

 

意味の無い装飾や複雑なデザインはしない! そして今の時代感や流行にとらわれた一過性のデザインはしない!

 

そして、もうひとつ大切な事は、その家族にとっての等身大で無理の無いフィット感。

 

ただ、無理の無いフィット感と言っても、なんでも良いわけではなく、

デザインのある暮らし、そしてスタイリッシュに暮らすには、

自分の目指す美意識をいつも持ちながら暮らすことが大切。

「テレビをリビングの中心には持っていきたくない!」

そんなオーダーを今回ヒヤリングしました。

家族によってこだわりは様々ですが、その美意識が大切なんです!

 

 

そうすることで、時間が経っても色あせず住む人のセンスが光る家となっていくものです。

 

住まいは、自分を映し出す鏡のようなものなんですね〜。

 

 

看板

「遊び心いっぱいの洗面スペース!」

05.パウダールーム03.幸せバスタイム05.バスルーム07.シンク・バスタブ・トイレなど衛生陶器

 

どうしても、機能や実用性を重視で考えがちな洗面スペースですが、遊び心いっぱいの楽しいデザインの事例を紹介します。

 

このお宅では、楽しい、心地良い、デザイン性が良い、そんなことをポイントに細かなディティールにこだわりながら計画しました。

洗面.1

洗面.2

洗面スペースとバスルームは透明のテンパライトガラスで繋がり、

天井材はチーク材、そして壁は鮮やかな藍色ブルーのタイルで素材を通していくことで洗面スペースとバスルームの一体化を図りました。

 

洗面.3

そしてこの大小様々なラタンで出来てるミラー。

このミラー使い、面白いですよね〜

家族の身長に合わせて、ミラーの位置を変えランダムに形状も違うミラーをちりばめています。

洗面のミラーは四角い大きなもの、という固定概念を取り払い、これでも充分機能は満たせるはずです。

 

洗面.4

バスルームの中から見た感じはこんなイメージ。

空間もゆったりと贅沢に使い、リゾートホテルの様な設えになっています。

 

洗面.7

そして、浴槽からの外の景色はこんな感じで遠くにはオーシャンビュー!

バスタブの足下のガラスは、引き込みで全開口になり、露天風呂の様に外を感じて入浴出来る様になってます。

 

んん〜、こんなバスタイム 長生き出来そう。

 

 

 

「今日も地鎮祭!」

00.現場09.NDのオーナーさん20.『丘の上の家』

溢れんばかりの家作りに関する資料とこうしたい!という思いを詰め込んだスクラップを頂いたのは、去年の11月のはじまりのころ。

 

今日、ようやく地鎮祭を迎えることが出来ました。

 

渡されたスクラップは、とても印象深いもので、家に関すること以外にも自分たちの好きなもの嫌いなものをキーワードで分けて記したものや、音楽や洋服、グリーンや小物、好きな雑誌などなどライフスタイル全般をわかりやすくまとめたものでした。

 

身の丈にあった等身大の自分たちにフィットする家を真剣に創りたい!そういったオーナーの強い想いを感じました。

 

設計期間中も実にスムースな流れで、判断が速く的確、且つクレバーな見極め。

 

もうすでにオーナーにはゴールが頭の中にしっかり見えてるような、そんな迷い無い感じを受けました。

 

さて、これからは構想の段階からいよいよLIVEでの作業がはじまります。

構想とのギャップ、温度差の無いようしっかりナビゲートしていきますね〜

地鎮祭.2地鎮祭.3
地鎮祭.1

「デッキの活用も様々」

06.家創りのヒント05.ガーデン&外構05.ウッドデッキ・バルコニー

デッキを建築に上手に取り込むことで、生活がより豊かになります。
その土地のロケーションに合わせたり、自分たちのライフスタイルに合わせて
デッキスペースをより有効的に活用したいものです。
デッキの配置の仕方により、室内側からの導線計画や開口部のとらえ方も変わってきます。
そこで今回は、ネイチャー・デコールの過去の事例の中から
デッキを生活にうまく取り込めたケースをいくつかご紹介します。

 

緑に覆われた伊豆高原の別荘地のデッキも2階LDKの裏山の緑を取り込んだデッキも大開口サッシでダイニングゾーンと外部が一体化するような計画になってます。

また、川に面した13メートルもある長いデッキはより自然との一体化を図るべくあえて手すりは取り払いました。リビングからもダイニングからも回遊出来るこのデッキはこの家には欠かせない役割をになってます。

隣接してる住宅地などでも、回りを気にせず庭でBBQをしたり、日光浴をしたりと楽しむことが出来る様高い塀でデッキを囲いプライベート感をもたせました。

リビングに隣接したカバードポーチから外階段でデッキに繋がるケース。上下を移動しながら目的の違う使い勝手を楽しめる事例。

ロケーションに合わせてアイデアは色々広がりますね〜

 

 

眺望を上手に取り込んだケース
デッキ.1デッキ.2

デッキ.3

 

デッキを囲いプライベート感をもたせたケースデッキ.4

 

カバードテラスとデッキを階段で繋げたケース

デッキ.5