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「緑がやさしい、下町のケーキ屋さん」

04.サンタフェスタイル05.外観05.ガーデン&外構09.NDのオーナーさん12.ショップデザイン20.『お菓子屋 ビスキュイ』

行列の出来る、下町のケーキ屋さん

「お菓子やビスキュイ」も
バームクーヘン工房を作り、3度目のリニューアルを行いちょうど一年が経ちました。
その頃は、まだ若々しかったガーデンの
緑もすっかり根付き、ファサードに良い感じで馴染んできました。
いつも季節の花を添えながら、定期的に
このガーデンを管理しているのが、
軽井沢のガーデン&ファニチャーズ。
ネイチャー・デコールの建物には欠かす事の出来ない、強力なパートナーです。
建物も庭も気をかけて、手を加えていくと、いつも生き生きとしています。
ファサードに緑や四季の花を添える事で、ホッと癒されるものです。
オーナーのお店に対する愛情が感じ取れますね。

海外テレビドラマのインテリアをイメージ!」

00.現場12.リノベーション03.二世帯住宅(多世帯住宅)20.『海外のドラマをヒントに』の家

最近は、かなり遠方での仕事もあり、
今回の物件は栃木県の小山市。
大型のリノベーションがいよいよ解体工事からスタートします。

今回、オーナーさんから渡されたインテリアデザインのイメージは
なんと海外ドラマからのもの。
その海外ドラマとは、NYを舞台にしたドラマで「ホワイトカラー」。
主人公のニールの部屋をイメージして欲しい、というものでした。

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その「ニールの部屋」の感じはこんなイメージ。

たぶん高層の建物の最上階の部屋で
勾配の大きな天窓が特徴的。全体的には落ち着いた色調でここはNY、
スノッブ感溢れる印象をうけますね。

そして、大きな書棚とアンティークの家具、
ダイニングルームにある暖炉などがこの部屋のエレメントとなってきます。

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このイメージをもとにデザイン提案したのは、、

まず、1階に大きな天窓のサンルームを増築しました。
「ニールの部屋」では天窓が一体空間にありましたが、
ここではあえて、サンルーム的な用途を持たせるために、
床材も替え、部屋は繋がっていながら、印象を変えていくようにしました。

ヘリンボーンの床からタイルに切り替わっていきます。

そして部屋の中心に暖炉。
これも、クラッシックなものは避けて、モダンな要素を取り入れています。

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そしてなんといっても、この部屋のメインには、吹き抜けを通して
2階までそびえ立つ、大きな本棚です。
このような、図書館のような大きな本棚、ずっとやってみたかったんです。
これを取り入れるために、わざわざ天井を取り壊し、
リビングには今まで無かった、吹き抜けを設けることにしました。

家族皆が読書家のこのお宅には欠かせない、必要な用途のひとつでもあります。

お父様が大切にしてきた、巨大なスピーカーも部屋のインテリアに
マッチングして、より生かされてきたようです。

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リビングからダイニングエリアを見る。

アンティークブリックにハンガードア。

こんなかたちで、ドラマのワンシーンをイメージに
創り上げていく、リノベーションも新しいですね。

 

「思い出の焼き鳥屋」

09.大浦比呂志 LIFE09.想うこと

もう、いまから30年くらい前、、

そんな若い頃、浮いた 沈んだ、いろんな事を先輩や部下と夜な夜な語り明かした、焼き鳥屋。
たまたま、その店の近くで打合せがあり、懐かしくもあり、一人カウンターで一杯。。
この店の、このカウンターの空気感はまったく その頃と変わってない。
初心に戻れる場所があるって良いですね。
あの頃、夢見た自分が、今の俺を見てどう思うんだろうか?
人生なんて、ホントあっという間。
そして、恵比寿の夜も、その頃とは
変わってしまった…
悪くはないな…
悪くない。
たぶん…
基本  あの頃となんも変わってないから、、(進歩なし!)
それを、良し としよう。
お~ 恥ずかしい
…  今日は、酔っ払いのつぶやき、、
ということで

「今日の現場 アートワークス擬石作業」

01.擬石・擬木・造形05.玄関・アプローチ00.現場

今日は、今 進行中の現場のアートワークス擬石工事

の最終フィニッシュのチェック。

一般住宅にも商業施設で行われるようなアートワークスを導入するのが

ネイチャー・デコールの家ですが、今回はよりリアルな石積みの壁を表現する為に

いつものおなじみの造形集団に入っていただき、ファサード部分の演出をお願いしました。


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全体的には、モッサリとした田舎風な表現は避け、比較的エッジのたったモダンな外観に、このアールの石のボリューム感と質感をぶつけて、相反した印象をファサードにもたせていくのが今回の狙いです。このアールの石の壁は、このまま室内にも入り込んでいくようになってます。

まだ、フィニッシュの目地は入れたての画像なので、色が濃く出ていますが

乾いていくと、ベージュ系のあっさりとした色味に落ち着いていきます。

大切なのは、アミューズメントパークのようにはなってしまわないこと!

大げさな作られた感ではなく、そこに存在していたかのような「もともと感」。


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近ずいてみるとこんな感じに、石が埋め込まれ小砂利の入った

厚く大きな目地が目立ってきます。

はじめにモルタル造形で石を形取り、

その上から、ひとつひとつの石に着色をして、陰影を出して

一旦石を石の状態で落ち着かせた後に、その上から目地を重ねていく。

ここまでの日程が下地のある状態から、約7日間掛かっています。

非常に手間暇の掛かるまさにアートワークスです。


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頼りになる、いつもの造形集団。

3人でここまでの作業を行っています。

あと、1日~2日でフィニッシュになりますが、いま行っているのがとても

重要な作業で、目地を自然に馴染ませ整えていく作業です。

インパクトのあるファサードが出来そうです!


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こんな夕方から海に入ったら、すっごく気持ちの良さそうな日でしたが、

今日はあいにく、車にボードを積んでいなく、

後ろ髪引かれる思いで、事務所に戻ることとします。。。

 

「和を感じる浴室回り」

00.現場05.パウダールーム05.バスルーム12.リノベーション02.石04.和モダンスタイル20.『八ヶ岳山荘』02.床材・その他

最近バス回りの提案で増えてきているのが、「和」を感じる浴室回り。

やはり日本人ですね~ 「和」を感じるお風呂は癒されるものです。

特にひのきの香りを楽しみながらのバスタイム、これは良いものです!

今回は、先日お引き渡しをした、八ヶ岳山荘での事例を紹介します。

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静かな別荘地の中のこの家は、お風呂もこのように温泉旅館の様。

W.1300 H.1500の引き込みサッシュを開口すると、
大きく外と繋がり、まるで露天風呂の様でもあります。

奥行きを持たせた出窓に設えた開口部からは緑が溢れています。

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壁はひのきではじめのうちは塗装をせず、数年間はひのきの香りを楽しみ、
水染みが気になり出した頃に、色と塗膜をつけることにしました。

床と浴槽には、十和田石を使ってます。
十和田石の特性は以前にもこのブログで紹介しましたが、
やはりなんといっても、滑りにくく、足の裏にきゅっと吸い付くような足触りでしょう。
それを浴槽の中まで貼り込んでいるのが、とても贅沢な印象を与えます。

透明のテンパライトガラスで洗面所と繋がってきます。

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洗面所も浴室同様、ヒノキの壁に十和田石の床で同じ仕上げになってます。

今回使用した洗面台のトップは、傷の付きにくい人工大理石で
「クォーツ人造石」というものを採用。
それは、どうしても天板に濃いシックな色味を持っていきたかったので、
傷が目立ちにくい材料は、、と探したところ行き着いたのが
この「クォーツ人造石」でした。

極力余計な装飾を排除して、この間接照明と素材感、
そしてシンプルで上質な衛生陶器でまとめたのがこの洗面スペースです。

「和を感じる浴室回り」は現在マイブームなので、
しばらく事例として増えてくる予感です。(笑)