09.NDのオーナーさん

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「独自の世界観でこだわりのインテリア」

08.インテリアコーディネート08.アート&ディスプレイ09.NDのオーナーさん20.『プリンスが出てきそうな家!』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

前回のブログでは、「仮称 プリンスが出て来そうな家」の外構〜ガーデン工事の様子を紹介させていただきましたが、

今回は昨年末から新しい生活がはじまり、とても素敵に暮らされているこだわりのインテリアをご紹介します。

 

インテリアのテーマとしては「クラシカルモダニズム」。

ただ、クラシカルモダニズムといいましても、あえてカテゴライズすれば、、ということで、

これは、一つの様式にはとらわれない、完全なるオーナー独自なスタイルとなりました。

 

そもそも家創りのはじまりは、インテリア好き、建築好き、デザイン好きのオーナーが、

いままで自宅マンションにコレクションしてきた家具や照明、ディスプレイを中心に

それらがバッチリと空間に納まるような家にして欲しい、というオーダーからスタートしました。

お持ちの家具も、自分でデザインして作ってもらったものや、アンティークなど、

とにかく濃厚でオリジナリティに溢れたものばかり。

 

住宅デザインが中心ではなく、オーナーのコレクションが一番いいかたちで溶け込むような家、

という点を第一に求められた家創りとなりました。

そのための、素材、色、照明計画、空間構成、そして新たに加えていく造作家具や照明をデザインしていきました。

 

そうして出来上がったのがこんな感じです。

 

 

◯リビングゾーン

 

 

 

◯ダイニングゾーン

 

 

 

 

 

◯サロン&ライブラリー

 

 

 

◯ギャラリーコリドー

 

 

 

 

 

 

◯ベッドルーム

 

 

 

なになに風の、、とはカテゴライズ出来ない独自なインテリアとなりました。

 

次回は、この空間を静かに引き立てた素材や色などのディティールに注目してご紹介して参ります。

 

 

自分の大好きなコレクションに合わせた家創り、ネイチャー・デコールマジックで必ず具現化していきます!

他では話が伝わらない、どうも違和感を感じてしまう。。

そんな時は是非、ネイチャー・デコールにお声掛けください!

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主催)

ネイチャー・デコール www.nature-decor.com

 

 

「無いものならつくってしまおう!」

09.NDのオーナーさん20.「サファリスタイルの家」

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

2017年12月に竣工したサファリスタイルの家」のオーナーさんから、その後の素敵な暮らしぶりの画像とともに、オーナーズボイスをいただきました。

それぞれの家にそれぞれの暮らしあり。

注文住宅という選択で自分に合わせた家をデザイナーにオーダーし、それを請け毎回毎回オーナーの個性とこだわり、予算や諸条件、家を創り上げていく段階のドラマも含め、ひとつとして同じものが無い家が出来上がっていくわけです。

世の中には、「北欧スタイル」「ロフトスタイル」「フレンチスタイル」「西海岸スタイル」等々様々なデザインスタイルのインテリアがありますが、今回のテーマは「サファリスタイル」

多分、どう検索してもその様なインテリア様式は出てこないと思います。

それでも何かを感じネイチャー・デコールのドアを叩いてくれた結果、日本で初めて「サファリスタイルの家」が出来上がりました。「無いものならつくってしまおう!」それがネイチャー・デコールのモットーのひとつでもあります。

今までネイチャー・デコールの事例にも無い新たなスタイル、それでもその可能性に賭け、作って欲しいというオーナーさんの心意気になにより心が動かされました。

お陰でグーグルで「サファリスタイルの家」を検索するとこの家がドカン!と1ページ目に出てきます(笑)

 

 

そうして出来上がった唯一無二の家に暮らしだし、その後「オーナーズボイス」として、お言葉をいただくことが出来ました。

「家が生活にもたらす力」「自然体の心地よさ」「居心地の良さって?」いつも僕自身テーマに考えていることですが、ここまでこちらの想いを、体現され言葉にしていただくと、こうして出会えこのオーナーさんの家創りに関われたことに運命的なものを感じます。出会うべくして出会えたんだと。

 

本当にありがたいお言葉の数々、ひとつひとつ心に刻み込み、これからの家創りにおけるさらなるモチベーションとさせていただきます!

 

今回のオーナーさんご家族との出会いに感謝し、この「オーナーズボイス」

ありがたくいただきます。

 

○ オーナーズボイスはこちらから

→ https://www.nature-decor.com/works/works119/

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

「コロナ禍での大変身リノベーション提案!」

03.ホームバーのある暮らし06.家創りのヒント04.リゾートスタイル09.NDオーナーのライフスタイル12.リノベーション09.NDのオーナーさん03.自宅がお店04.和モダンスタイル

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

世の中まだまだ落ち着く気配はなく、むしろ全国的にはコロナ感染者数が増えている状況。ロックダウンをせず、経済活動は動かしながらという日本型の政策が問われるのはこれからですね。老若男女関わらず、国民一人ひとりの意識が大切です。みなさんも三密を守りながら、あと少し辛抱していきましょう!

 

コロナ禍において、家の中での過ごし方や暮らしの価値観、プライオリティが本当に変わってきたな〜と感じる昨今ですが、僕らの業界においても、家での過ごし方をいかに豊かに楽しくしていくか、というテーマでちょっとしたリフォームや模様替えが増えてきている、とも聞いております。

 

そんな中、今回はいまデザインを進めているリノベーションのお宅の事例のお話をさせていただきます。そのお宅は築年数の経った、和のデザインを取り入れた趣のある住宅。外観的にはその佇まいを残しながらも、メンテナンスをしっかり入れ、内部は老朽化した設備を入れ替え、断熱も最新のものとし、趣は残しながらもレイアウトもイメージも大幅に変えていこう、という全面リノベーションの計画になりました。

 

リビングゾーンはいまあるデザインを最大限に生かしながら、「和の印象」を少し「アジアンテイスト」にふっていこうということで、イメージとしては租界時代の文化が融合した世界観をモチーフにしていきたい、というオーナーさんからの要望のもとこのようなスケッチでデザイン提案しました。

 

 

このプランを進めていた時期はコロナも、まだいまほど騒がれていない時期で、はじめのオーナーさんの希望をヒヤリングした頃は、コンセプトの一つにここからこだわった音楽をミニライブで定期的に発信し、気の合う人たちがワイワイと集まってこれるようなそんな場所にしよう、そして街に開かれたサロン的な場所にしよう、インテリアのイメージは外観から発する和のデザインから全く印象を変えた、土っぽいリゾートの様なデザインにしたい。そんなオーダーをいただき、このようなスケッチでサロンのデザインを提案しました。

二階のフロアをぶち抜き、その分天井高のある大きな吹き抜けと、今までは自然光が取り込めなかった空間に吹き抜けからのハイサイド窓を設けることで、日差しもサンサンでいつも明るい空間になるような設計をしました。また大勢の人が高低差のあるベンチでミニライブが楽しめるような変則的なベンチ、そこはデイベッドとしてお昼寝コーナーにもなります。

このように、気の合う仲間たちがワイワイと楽しめるような、開放的な空間を創ろう!というのが当初のコンセプトでした。

 

 

 

ところが、その後コロナが世界的に広まり、その空間のコンセプト自体も一から見直していくこととなりました。まずは、大勢でワイワイと、、ということではなく、しっぽりとしたおもてなしの場にしていこう、というもの。そうなると大きくコンセプトも空間の表現も変わってきます。そこでオーナーから出されたテーマが、品の良い少人数対応のカウンターのある、小料理屋さんの様な空間にしたい、というもの。土っぽいリゾートの様な開放的な空間から、しっぽりとした和風小料理屋空間へ。なんと180度も違うインテリアデザインになってきました

しかし、それをなんなりとやってのけるのがネイチャー・デコールマジック!(笑)

そして提案した新たなデザインスケッチがこんな感じです。上のスケッチと同じアングルからの見えがかりです。

開放的に光を取り込むためにぶち壊した天井は閉じ、窓には和風組子の障子を入れて逆に光を殺して、照明の調光で空間を演出。分厚い無垢のカウンター(出来れば桧が良いな〜)にゆったりとしたシート、カウンターの中からお客さんをもてなすような小料理屋スタイル。

要所、要所に和の趣を散りばめた、落ち着いた和モダンスタイルに大変身しました!

 

同じ空間でも、そこでどう過ごしたいか、どう楽しみたいかでデザインの提案は全く変わってきます。自分のライフスタイルをしっかり見つめたリノベーション、それこそが価値のあるリノベーションだと思います。

そして、その人のライフスタイルを空間にデザインするネイチャー・デコールは、デザイン提案の巾を持ち合わせてますので、いかようにもデザインで生活に彩りをつけていくことが出来ます。

 

暮らしやすさは勿論のこと、自分にあった、自分だけのデザインを身にまとうことで、暮らしはより一層豊かに生まれ変わります。それがネイチャー・デコールの提案するリノベーションのあり方です。

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

 

「エンディングを想定して、、」

06.家創りのヒント09.NDのオーナーさん09.想うこと

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

緊急事態宣言の要請延期も決まり、まだまだSTAYHOMEの日々が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか?

 

前回のブログでも「Withコロナ時代の家創り」と題して、いま見渡せる範囲で、これからの家創りのポイントを整理させていただきましたが、益々家にいる時間を如何に快適に自分流に過ごせるかの知恵と工夫が必要になってきてると感じる今日このごろであります。

 

そんな中、先日お引渡し前の設計検査がありました。

 

埼玉県の桶川市で進めてきたこのお宅。床面積20坪の小さな平屋のお家です。

 

もともと大きな敷地でご両親と同居されていた娘さんが、独立した自分だけの空間を離れとして建てたい。そんな流れで始まった家です。いつもの通り家創りを始める前に、「家創りカルテ」やたくさんのご要望をファイルにしていただきました。その中で印象的だったことの一つに、家のデザインや物理的な使い勝手などと一緒に、「人生のイメージ」から「エンディング」までの生涯を通して新しい家との付き合い方(向き合い方)を自分なりのイメージで書かれていた点です。

 

「寝室は庭のお花が見える位置にし、窓からお花を見ながら、今年も桜がきれいね、ああ幸せとなんでも無いいつもの日常の中で静かにエンディングを迎えたい、、、」そんな一節が記されていました。

 

窓の配置やその先に見える景色からエンディングまでの生活シーンをイメージしていく、なんかこのご要望のファイルを見た時に、とても感慨深いものを感じました。

 

 

 

3月、アトリエの窓からは満開の白木蓮が見れ、4月、寝室の窓からは桜の木が見れるような設計にしました。多分この景色はこれからも変わらず、毎年毎年生活の一部となって暮らしの中の一コマに刻まれていくのでしょう。

 

家がひとに与える力、窓の外の景色ひとつからでも、どんな小さなところからでも可能です。

 

その人にとって大切なもの、大切なことを実現させていくことこそが、家は人を充電させる装置でありパワースポットとなる所以なんだと思います。

 

デザインも住宅性能スペックももちろん大切ですが、暮らしの中で腑に落ちる本質的な部分に気付き、そこを家創りに反映させていくことがなによりも大切ではないでしょうか。

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

「モダンサンタフェの家・2020」

09.NDのオーナーさん09.想うこと20.『モダンサンタフェの家・2020』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

現在、基本設計を進めている「モダンサンタフェの家・2020」

築50年、敷地内には茶室もある由緒ある佇まいの家を、

快適な住居環境と自分たち若い家族が住みたいデザイン環境を取り入れ

建て替えを計画しております。

 

そもそもこの家のオーナーさんとの出会いは、

ネイチャー・デコールのホームページのシステム作りを依頼した会社の担当者であったこと。

うちのコンセプトや様々な画像、実例、Q&A等々ホームページのシステムに関わる事を

無理難題を言いながら製作してもらった事がはじまりです。

そのうち、自分も結婚して家を建てるなら、こんな家に住んでみたいな〜などと

言ってくれていて、まあ仕事上の流れで言ってくれているんだな〜なんて思っていました。

 

そんな折、僕の自宅を開放してオープンハウスを実施した時に、

なんと結婚したばかりの奥さんを連れて、このオープンハウスに二人で参加してくれました。

本人曰く、結婚してはじめての新婚旅行で来ました、などと先日言っておりましたが、、

それが、2012年の2月のこと。

それから7年以上の歳月が過ぎ、二人のお子さんも生まれ、そんな時期に

今回の設計依頼のお話を正式にいただきました。

 

そして今回の家創りに関して、いままで作りためた膨大なリクエストシートが渡されました。

そのリクエストシートの画像には、古くからのネイチャー・デコールの家の画像集を

スクラップされ、イメージだけでなく、どんな家にしたいかの全体像やテーマ、

各室ごとの希望やその理由、新しい家で成長する子どもたちへの思い、

そしてどんな家庭にしたいのか、まで、

多岐にわたるリクエストを、「家族の想い集」として資料作りしてくれていました。

 

またしても、熱いです。笑

 

僕のルーツでもある「サンタフェスタイル」

そのサンタフェデザインを昇華させ機能的でモダンサンタフェにしたい、

というオーナーからのデザインリクエストに対して、この様なスケッチで

プラン提案をさせていただきました。

 

王道のTHE NATURE DECOR STYLE! やはりこの感じは落ち着きます。

 

 

 

何枚にも渡る、リクエストシート。

ただ希望を羅列しているだけではなく、実現したいことの強弱が整理され

プライオリティが明確なため、こちら側の提案も的確にまとめていくことが出来ました。

 

その中でも気にとまったことが、

「2013年から、こんな家にしたいが、ぶれていない!」

そして「だからこそ、これからも変わらないだろう」という一節。

ちょうど知り合った当初から、未だ見ぬ将来の家創りの夢に向けて、イメージを固め

結婚し子供が出来き、そしてその通りの思い描いたものを最高のタイミングで実現する。

素晴らしいことだと思います!

こうした、お互いのリスペクトがあれば、どんなことがあっても必ず家創りは

成功すると、僕はいつも確信しています。

 

 

そして少々長くなりますが、僕が常日頃思っていることをお話させていただきます。

 

僕たち設計者はこちらから相手を選ぶことも、

よっぽどの事がない限りこちらから仕事を断ることもしません。

ただし、当然のことながら、選ばれた以上は自分の今までのスキルを持って、

嘘偽り無く、全身全霊でその仕事に向き合っていくもの。

 

家創りを「航海」に例えましょう。

いろいろな船がありいろいろな先導が居ます。

どの船でどのコースで行くかよく考えてください。

そして自分の行きたいコースを決め、その道の先導を決めたら、先導は一人です。

最後まで先導を信じて舵取りを任せてください。

航海の途中には大しけで嵐に出くわすこともあります、

本当にいろいろなことに出くわし平穏無事な航海などありません。

それでも自分が選んだ先導を信じてください。

信じる事が先導にとっては励みとなり良い結果を導いていきます。

その良い結果がまたあなたへの信頼に繋がり、

事の運び方がいつもポジティブからポジティブへと、

相乗効果で常に楽しく良い方向に流れていきます。

そうなるとどんな台風が来ようが嵐が来ようがその航海自体が楽しく

思い出深い体験となって、あなたを目的通りの地に導いてくれるはずです。

 

その船に乗船する前にもし迷いを感じたのなら、

「もっと別の力を持った先導」の船に乗り換えるべきです。

その自由な選択もあなたにはあります。

 

ただ一度乗船した以上は、

引き返すことも途中で海に飛び込んで自力で他の船に乗り込むことも、

相当の運を掛けなければ出来ません。

 

大切なことは、あなたが選んだ先導を最後まで信じる事、

そして、間違っても自分で舵を取ろうとなど考えないでください。

なぜか?  先導は何度も何度も荒波を乗り越え航海を重ね、

それでも命を落とさず今 ここに居るから。

 

希望の目的地まで行くかどうかはあなた次第です。

 

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)