2017/7/15
/ 最終更新日 : 2017年7月15日
作業員
00.現場
00.現場20.『海外生活経験をベースに』
「初回のご提案(プレゼン)から一年間で、竣工になります、、」
はじめて、家創りの相談に来られたお客さんにいつもお伝えしております。
初回提案後に、約4ヶ月の設計期間、そして見積調整〜工事契約、
工事期間が約5ヶ月、そんな流れでネイチャー・デコールの家創りは進められます。
そして、ちょうど一年前、あの日もかなり暑い日だったと記憶してますが、
オーナーさんのお宅でプレゼンテーションが行われ、本日無事にお引渡しを迎える事が
出来たのが、横浜市青葉区で進めてきた「海外生活経験をベースに」の家。
いつもの通り、まだガーデン工事や外構工事といった、お楽しみもまだまだ残している
状況ではありますが、明日の引っ越しに向けて、先行して建築側の引き渡しです。
本当に、建築〜インテリア〜ガーデンとモノ作りやデザインが大好きなオーナーさんで、
私も本日まで最高のモチベーションで、気持ちよく仕事をさせていただけました。
そのように、オーナーさんと同じ波長で仕事が出来ると言うことはとても大切なことで、
その波長が信頼感となり、そこに調和が生まれて良い仕事は出来ていくのだと思います。
また、このようなモノ作りの機会を与えていただき、感謝に尽きます!
まだガランとした空間ではありますが、このお宅のポイントを少しだけ覗いてみましょう。

表情のある古レンガの貼られた玄関まわり。
外構や植栽が7月末には整って参ります。
ガーデンは建築プランと同時に、いつものガーデン&ファニチャーズ長谷川さんの方で
計画をしてもらってます。

エントランスホール・モダンな横格子のシューズボックスの扉、
上下の間接照明で正面の中庭まで誘導してくれます。
モールテックスのベンチはガラスを通して室内から中庭まで繋がっています。
中庭には四季を感じるシンボルツリーが植えられます。


エントランスホールから一枚の重厚なドアを開けて、リビングルームに。
このドアは以前こちらのブログでも紹介しましたが、丁度この家を計画中の時に
出逢うことが出来ました!
19世紀、1850年頃のフランス・ブルゴーニュ地方で使われていたアンティークのドア。
「ビンテージ」では無く「アンティーク」、このガツン!としたドアだけでも、
この家のただ者ではない感が伝わってきますね〜

そして裏側もこんなに素敵! やはりエージングではこの風格と時代感は出せません。


リビングゾーン・造形の擬石WORKSとオリジナルデザインのアイアンシャンデリア。
勾配天井には古材の大きな梁と板貼りをエージングペイント。
珪藻土の壁に床は温かい印象のテラコッタタイル。
ネイチャー・デコールの伝統的王道スタイル。
やはり、何年経ってもこの定番のデザインは落ちつきます。

階段スペースと30㎝フロアの下がったミュージックルームを見る。
この変則的な階段、右側の部分にはクリスマスツリーを飾ったり四季の演出も出来る
ディスプレイコーナーにもなります。そして踊り場からはスケルトン階段で
軽やかで光を回し込むようなデザインになってます。
リビングゾーンの印象に比べてこちらは、すっきりとモダンにまとめています。

中庭に面してグランドピアノが置かれています。
ピアノやバイオリンなど音楽が共通の趣味のご家族のためのミュージックルームです。


ダイニングゾーン〜キッチンを見る。
リビングより150㎜あがったダイニングゾーンはフロアをテラコッタから、
巾広のオールドオークビンテージフローリング、古材やビンテージ感を出しながら
イームズのチェアや北欧ペンダントなど、モダンな家具・照明をアクセントに
インテリアコーディネートしています。

2階のパウダールーム

お嬢さんの部屋
マスターベッドルームやお二人のお嬢さんの部屋など、
プライベートゾーンもそれぞれの趣味指向性により、デザインもカラートーンも変えてます

まだ工事途中ではありますが、この間口4メートルの大開口窓、
木製ヘーベシーベ窓から、外のテラス〜デッキへと繋がるアウトドア空間が、
この家の最大の魅力のひとつでもあります。
引き続き、ガーデンやアウトドアスペースの進捗もお知らせしていきます。