05.玄関・アプローチ

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「ウェルカムゲートとは」

05.玄関・アプローチ05.外観

今回は「ウェルカムゲート」を、ネイチャー・デコールの代表的な事例の中から

いくつか紹介します。
そもそも「ウェルカムゲート」とは、
玄関ドアの前に人を迎え入れるためのゲートで、家の大切な顔の部分と言ってもいいでしょう。
一般的な門扉との違いは、
ゲートの様に壁に囲われ、そこに
アイアンの門扉やドアが取り付いているものを、「ウェルカムゲート」と呼んでおります。

 

過去の事例から代表的なものを5点紹介しました。
この目的としてはいくつかあります。
1.間取りや敷地形状の関係上、どうしても玄関が建物の脇から入る様なかたちになってしまい、なかなか家の面構えがしっかり
作れない場合、この「ウェルカムゲート」をその家の顔としてデザインしていきます。
2.「ウェルカムゲート」から玄関までの間をポーチの様に繋げ、場合によっては屋根をかけたり、途中に植栽ゾーンを設けて、奥行感や家に入るまでの期待感演出する場合。
3.門扉では乗り越えてしまわれる場合があるので、しっかりとした防犯対策として。
「ウェルカムゲート」のデザインはその家を象徴する大切な顔となってきます。
玄関ドアと同様に、とても大切な存在ですね。

「今日の現場 アートワークス擬石作業」

01.擬石・擬木・造形05.玄関・アプローチ00.現場

今日は、今 進行中の現場のアートワークス擬石工事

の最終フィニッシュのチェック。

一般住宅にも商業施設で行われるようなアートワークスを導入するのが

ネイチャー・デコールの家ですが、今回はよりリアルな石積みの壁を表現する為に

いつものおなじみの造形集団に入っていただき、ファサード部分の演出をお願いしました。


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全体的には、モッサリとした田舎風な表現は避け、比較的エッジのたったモダンな外観に、このアールの石のボリューム感と質感をぶつけて、相反した印象をファサードにもたせていくのが今回の狙いです。このアールの石の壁は、このまま室内にも入り込んでいくようになってます。

まだ、フィニッシュの目地は入れたての画像なので、色が濃く出ていますが

乾いていくと、ベージュ系のあっさりとした色味に落ち着いていきます。

大切なのは、アミューズメントパークのようにはなってしまわないこと!

大げさな作られた感ではなく、そこに存在していたかのような「もともと感」。


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近ずいてみるとこんな感じに、石が埋め込まれ小砂利の入った

厚く大きな目地が目立ってきます。

はじめにモルタル造形で石を形取り、

その上から、ひとつひとつの石に着色をして、陰影を出して

一旦石を石の状態で落ち着かせた後に、その上から目地を重ねていく。

ここまでの日程が下地のある状態から、約7日間掛かっています。

非常に手間暇の掛かるまさにアートワークスです。


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頼りになる、いつもの造形集団。

3人でここまでの作業を行っています。

あと、1日~2日でフィニッシュになりますが、いま行っているのがとても

重要な作業で、目地を自然に馴染ませ整えていく作業です。

インパクトのあるファサードが出来そうです!


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こんな夕方から海に入ったら、すっごく気持ちの良さそうな日でしたが、

今日はあいにく、車にボードを積んでいなく、

後ろ髪引かれる思いで、事務所に戻ることとします。。。

 

「この感じ、やっぱ好きだな」

05.玄関・アプローチ05.階段12.リノベーション20.『サンタフェ・リノベーション』の家

いよいよ引渡しまで残すところあと、一週間をきった、
「鎌倉の家  The Santa Fe!」

最近、このSanta Feスタイルというオーダーが時代の流れなのか
少なくなってきましたが、Santa Feスタイルの草分け、
元祖のネイチャー・デコールとしては、やはりこの世界観、大好きです!

こんなに大らかで包み込まれるような空間は、
モダンでスタイリッシュなものに比べて、心の底から落ち着きます。

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高天井の玄関ホールのトップライトからは自然光がサンサンと差し込みます。

太い丸太の梁からは、ロートアイアンのシンプルなシャンデリアが、

存在感のある、古材で製作したオリジナルのドア、

素焼きのテラコッタタイルと肉厚な珪藻土の壁。もう鉄板ですね!

そして、The Santa Feの階段を少しだけ紹介します。
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有機的な大きなアールが緊張感を解き放してくれます。

ロートアイアンの手すりが珪藻土の壁に取付きました。

外観やインテリアの詳細は、また後日 紹介します。

 

「フォーカルポイントの緑たち」

01.アイアン05.玄関・アプローチ05.ガーデン&外構

スペースの大小に関わらず、

ちょっとしたスペースに、その家の
フォーカルポイントとなる緑を配置してあげることで、
エントランスから導かれる期待感や
その先に繋がる、奥行き感を演出することが出来ます。
今回は、そんな樹木による、
フォーカルポイントを作った事例を
紹介します。
オリジナルのアイアン門扉から見た、
ポーチの樹木です。
天然木のアオダモの株立ちです。
玄関ポーチ脇のエントランス樹木。
こちらは、天然木アオハダの株立ちです。
かなりインパクトのある、
オリジナルアイアンドアから見えるのが
山紅葉の株立ちです。
玄関へと繋ぐエントランスポーチの部分に植えたものです。
これは玄関ホールのピクチャーウインドから見る坪庭での植栽計画です。
山紅葉の株立ちを鉢植えにしました。
四季を感じるエントランス回りの演出。
やはり植栽がしっくりおさまらないと、
家も生き生きと感じないですね。
この植栽の事例は、ネイチャー・デコール
パートナーの「テラシエラ」さんに
お願いしたものです。
我が家の剪定もいつもお願いしてる、
頼りになる「庭師」です。
ガーデナーと言うより、「庭師」という
響きがふさわしい、ストイックな職人さんです。

「アイアン工房の製作風景」

01.アイアン05.玄関・アプローチ04.パリスタイル04.フレンチスタイル20.『一枚の古い旅行写真から』の家

 

今回は、デザインの現場から、「アイアン工房の製作風景」をお届けします。

先日もお知らせした、横浜青葉区で進行中の「PARIS スタイルの家」からです。

この現場では、エントランス門扉、キャノピー、窓辺の花台、階段の手すりなど、
オリジナルデザインで製作するアイアンワークスがかなり計画されています。

今回のアイアンワークスは、飯能市でアトリエを構え鉄による様々な作品やオブジェ、
また一般住宅でも使用できる製品としても幅広く、鉄に関わる仕事をされてる、
金属造形作家の加成幸男さんとのコラボレーションです。

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これは、玄関ドアの庇となる、「キャノピー」です。

これにはガラスの屋根がのってきます。

ひとつひとつのパーツは皆、手作りです。

重厚な玄関ドアに負けない、アイアンポーチの存在感が期待できますね。

門扉
アイアン門扉の製作途中風景です。

今回のアイアン門扉は、オーナーさんの強い要望で、是非「ギマール」をモチーフに
それを今に再現して欲しい、と言うことでした。
「 ギマール」…あの有機的な流れのあるラインを表現するのはなかなか高いハードルですね(汗)
一般住宅でやりますか? そこまで…

それを、積極的に請けてくれた頼もしいアーティストが今回の 加成幸男さんなんですね。

この途中風景を見ただけでも、手間を惜しまずパーツをひとつずつ鍛造しながら、
また鋳造とは違うテイストのものが今回出来そうで、今からとても楽しみです。

花台
そして、これはアイアンの花台。

パリのアパルトマンなどの規則的な窓辺に並ぶ「フェルフォルジュ」と言われているアレです。

これも良い仕事してますね!

こうして、一点一点創り手の「熱」と「こだわり」がディティールに宿って出来上がっていくのが
ネイチャー・デコールのオリジナル住宅です。