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「シンクに落ちる水の音って意外と気になる」

07.シンク・バスタブ・トイレなど衛生陶器05.キッチン

 

今回使ったシンク、これなかなか良いかも。

 

シンク自体はステンレスのアンダーカウンターシンクでキッチンの天板には

クォーツ(水晶)を原材料とした人工大理石を使いました。

 

このシンクの利点のひとつに、静音加工というのがあります。

蛇口の水がシンクに落ちる音って意外と気になりますよね。

このシンクは、あらかじめ静音加工済みのものなんです。

 

シンク.1

こんな感じにアンダーシンクがスッキリとおさまります。

 

 

 

 

シンク.2

シンク.3

シンク.4

そして、その静音処理というのがこんな感じで、シンクの裏側に

厚さ5ミリの吸音材がシンクの側面にも裏面にもしっかり張りめぐらされてます。

 

これで、水の音がかなり軽減される訳ですね。

合わせて結露対策にもなっているようです。

 

また、今回使った天板は、最も強い石のひとつであるクォーツ(水晶)を原材料に

使った人工大理石。

一般的な人工大理石に比べて、表面が非常に固いので、黒などのダークトーンの

天板にも傷が付きにくく、黒が綺麗にそのまま生かせる、そんな素材です。

 

パーツひとつひとつを組み合わせて作ることが出来るのが、

オーダーメイドキッチンの良さですね。

黒を基調とした 結構、クールなキッチンが出来そうです。

 

 

 

 

 

 

「今年のプレゼンも終盤戦」

06.家創りのヒント11.ネイチャー・デコール09.想うこと

 

今年も早いもので残すところあと1ヶ月ちょっと、、

年内の新規住宅のご提案もいよいよ終盤戦に入ってきました。

一年に10家族〜12家族の家を、ガチに向き合って創り上げていくわけですが、

建てる場所も予算も希望するデザインやライフスタイルも本当に皆 様々です。

規格のパッケージやシリーズの家を販売してるわけではないので、

そのオーダーが多岐に渡る、というのも当たり前のことなのでしょうが、

それにしても、巾が広いのです。

 

デザインの面で考えても、リゾートスタイル、ボタニカル&オーガニック、ロフト系

パリ&フレンチシック、ブルックリン等々、、

それこそ自分も色々な国を旅して回らなければなりません。(笑)

 

僕の提案する家は、単なるハードウエアとしての建築ではなく、

そこにオーナーファミリーが人生のステージとして暮らしていく、ということを

想定しながら、建築〜インテリア〜庭といった全ての要素を関連付けて、

等身大で無理のない暮らしの光景を、演出しストーリー立てしていくことです。

その全体感がネイチャー・デコールで行う「暮らしの設計」となります。

 

11月末のファミリーへの家の希望として、

提案のテーマに「サファリスタイル」というテーマを

その家族からあたえられました。

今、頭の中では雄大なサファリを旅してる感じです。

実際、自分自身はアフリカ大陸にはまだ踏み込んだことが無いので、あくまでも

色々な資料を見ながらのイメージの世界ではあるのですが、、

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いちデザイナーとして、ここで大切な事が、

オーナーの希望のイメージをそのまま忠実に具現化するのではなく、

その希望のイメージの裏側を読み取る、という点です。

なにをもって「サファリ」なのか?

よくうちに来られるお客さんでも、PARISが好きで〜、、なんていう人も

多いのですが、よくよく話しを聞いてみると実際PARISに行った事があるわけではなく

その人の想像の中のPARISだったりすることが多いので、

PARISの要素をムンムンに「これですよね!」と提案しても、なんかピンと来てない

そんなことも、多いのです。

特に若いデザイナーはここで更にムキになって、畳みかけるようにこれが本物!

をお仕着せていくわけですが、それではお客さんと

どんどん距離が離れていくばかりですね。

 

オーナーの希望の裏側を読み取ることが最も大切になってきます。

今回のオーナーは、新婚旅行の時にお二人でいったケニア・マサイマラの

経験が「サファリロッジ」に繋がっているようです。

ということは、そこで経験したこと、体験したことを家創りにどのようなかたちで

落とし込んでいくかがこのファミリーが求めるポイントになってきます。

 

1.自然の中に溶け込むような非日常なリゾート感、緑と木に囲まれた感じ。

2.「外」と「中」が曖昧で風や光を感じる

3.サファリへくり出す様なワクワク感、基地のようなイメージ

4.アウトドアリビング

5.ハンモックで昼寝、外にテントを張ってみたり、、

6.ロッジでたき火をしてみんなでワイワイパーティ

「自由」「開放感」「自然を感じる」「ちょっと冒険」

 

そんな、生活シーンがイメージされます。

そしてそういった生活シーンが実現出来る、空間の構成、

ビジュアル作りや素材や家具の選定、設備や機能、ハード面の取りまとめ、、

これらを総合的にデザインに落とし込んでいくことで、

このファミリーが求めている世界観が家創りに実現していきます。

 

ハード面主体の従来の家作りから、「ソフト面主体の家創り」

これからの家創りのスキル、いままでとは随分変わってきてますね。

僕は、20年くらい前から、ソフトから入った家創りがなにより大切と考え

いままでそのアプローチでず〜と提案をしてきました。

 

着いてきてるな、時代が、、、 なんて。

 

 

 

 

「上棟式で餅まき〜」

00.現場20.『コンフォータブル・リゾートの家』

 

昨日は習志野の家で上棟式が行われました。

 

このお宅は、最近設計した家でも、色々な事を試みている家で楽しみな一邸です。

 

車二台を停めれる大型のビルトインガレージ、

好きな車をのぞき見ることが出来る、ガレージ脇に趣味の部屋、

ダイニングの二面テラス窓からは、水盤や外に繋がる大開口、

リゾート感溢れるリビングは素材の異なる白い空間、

大きなテラスに面したゆったりとしたバスルーム、

などなど、ネイチャー・デコール流リゾート住宅です。

 

上棟.1

上棟.2

いつものとおり、四方のお清めを今回の棟梁のエスコトートで、

ひととおりの式を済ませると、なんと餅まきを行うとのこと。

 

 

 

 

 

上棟.3

上棟.4

餅まきの光景はこんな感じ。

近所の子供達に声を掛け、結構集まってきました。

 

紅白の餅やお菓子などを上からまくと、

子供達 大エキサイティング!

 

いままで、何軒もの家を手掛けてきましたが、

この餅まきに立ち会えるのは今回で二度目。

 

いまでは、ほとんど行われなくなった儀式だけに貴重な体験を

させていただきました。

 

建物の竣工は5月の予定で、またこのブログから進捗をアップさせていただきます。

 

「この擬石もダイナミックに仕上がりそう〜」

01.擬石・擬木・造形00.現場20.『三度目の家物語』03.平屋に住みたい

 

今日は朝から平塚〜藤沢〜大田区〜宮前区と進行中の現場回り。

 

一軒目の現場「平塚・平屋の家」は、木工時が終わり

ようやくこれから仕上げ工事に入っていく段階まで来ました。

先日から入ってもらっている、擬石工事、

これがまたダイナミックに仕上がってきそうです。

 

擬石工事はいつもの、アーティスト集団の登場です!

 

坂.1

坂.2

ちょうどいまの作業は、造形をしていく段階で、

下の写真の様に起伏を持たせて全面にモルタルを塗りつけ、

柔らかいうちに、石をリアルに削りだし造形をしていきます。

勿論、すべてが手作業です。

 

 

 

 

坂.3

このように、いかにも石を積み上げた様にし、

石 ひとつひとつにそれぞれ表情を持たせていきます。

 

この造形作業が一通り終わると、今度はこの上から

エージングで石を模した着色を施し、陰影などを出していきます。

そして最後は、適正に目地を埋めていき仕上げとなります。

 

この擬石工事は、もの凄い手間と時間を要する作業なんです。

 

 

 

 

坂.4

今回の家のイメージが、ミッドセンチュリーモダンなアメリカの

平屋の家なので、そんな世界観をイメージしながら創り上げていきます。

 

擬石はこのように、外から室内にガラスを通して繋がる様に見え

吹き抜けのエントランスホールに8メートルの巾で作られます。

 

迫力のエントランスホールが出来そうです。

 

 

 

 

 

坂.5

坂.6

室内も、着々と仕上がってきています。

これから左官工事が入るとネイチャー・デコールの家らしい

落ち着きが出てきます。

 

 

 

 

 

坂.7

ゆったりガレージも高天井から自然光が入り、気持ちいい〜!

 

 

 

 

 

坂.8

勾配の緩やかな屋根の、ミッドセンチュリー・アメリカンスタイル

シートが外れたら、なかなか良いフェイスが出てきます!

 

 

「我が家の教室風景」

09.大浦比呂志 LIFE03.自宅サロンとお教室

 

ネイチャー・デコールの家のオーナーさんでは、自宅の一角を使って

自分のスキルを生かした、お教室やサロンを行ってる方も多いのです。

 

たとえば、アートフラワーやアロマセラピー、ネールやテディベア作り、

 

そういった教室のスペースをあえて作る、と言うわけではなく、

いつも使ってるリビングやダイニングを利用して、

ネイチャー・デコールの空間の中で、お教室をしていく。

 

場のイメージはとても大切なので、やはり非日常空間でリラックスしながら

楽しみながらなにかを学ぶ、というのはかなり効果的なのではないでしょうか?

 

我が家も、もう十年以上自宅を使って、アロマセラピーの教室を

うちの奥さんがやっております。

生活に密接したアロマの活用を、「香り」「健康」「料理」「クラフト」

など、色々なテーマで発信しています。

 

今日は、そんな自宅を使った教室の風景を紹介します。

 

教室.1

 

教室.2

 

この日の教室のテーマは「ビバ リモーネ!」

レモンの香りのソープを作る会です。

 

レモン石けんというと懐かしい昔ながらのイメージもありますが、

実はレモンの香りの元は、油性の汚れをしっかり落とす効果があると

言われている様です。

そこで、今回はかたちも可愛いレモン型のソープを作る、という訳です。

 

 

 

 

教室.3

 

教室.7

いつも、6人前後の生徒さん達がダイニングテーブルを囲んで

教室に参加しているようです。

 

自宅で教室をやってみたい、という人は少し大きめのテーブルをあらかじめ

用意すると良いですね。

教室の内容にもよりますが、材料を広げながら6人〜8人がテーブルに着ける

ということを考えると、最低でも2100㎜〜2400㎜くらいのテーブルサイズが

あると良いのではないでしょうか。

 

 

 

 

教室.4

教室.5

教室.6

教室.8

透明石けん素地を使えば、潤いもたっぷり。

 

こんな感じで、レモン石けんが出来上がっていきました。

 

 

 

自宅の一角を利用したちょっと非日常空間でのお教室。

目にも鼻にも楽しめるアロマセラピー教室でした。

 

自分らしい空間の中で、自分のスキルを生かしたお教室やサロンを

実現してみませんか?

 

只今、我が家のアロマセラピー教室で、次のクールの新しい生徒さんを

募集中です。

ご興味のある方は、oura@nature-decor.com までお知らせ下さい。