「2015 明けましておめでとうございます!」
2015年 明けましておめでとうございます。

ネイチャー・デコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。
2015年 明けましておめでとうございます。

今回はちょっと真面目な長?い話です。
ネイチャー・デコールに本当に興味のある方だけお読み下さい。



…
今から数年前、丁度50歳の誕生日を迎えようとしている頃から感じはじめたことです。
この仕事を続けてきて、これからも更に年を重ねながら続けていくだろうこの仕事、
本当にこのままで良いのだろうか?
勿論、好きではじめた仕事、その仕事自体に迷いがあるとかそういう意味ではなく・・
そんな時期、事務所も自分が独立し起業してから25年目を迎え、
その節目と言うことで、「MIND MAP」 自分の本を出す運びとなりました。
この本創りは、25年の自分を振り返り、見つめ直す良い機会でもありました。
25年、長いですよね。 決して順風満帆であった訳ではありません。
ただ、自分というものを表現するために、その時代時代全力で駆け抜けてきた、
というかそうしか出来ない自分であったことは間違いないようです。
熱い想いを持ってひとりで創業し、気持ちだけは熱くてもなかなか世の中に声は届かず、
いつ消えてもおかしくない、そんな時期に自分と同じような想いのパートナーが
ひとり現れ、お互いの想いを確認し合うように、仕事を通してはじめての新しい試みを
繰り返し、繰り返し・・・ 楽しかったな? あの時期。
その時期の熱いマインドが、今のネイチャー・デコールの原点であり、ベースとなっています。
初期の事例が今も尚、色あせないでいるのは、テクニックで生まれた作品ではなく、
こうしたい!という熱い想いで生まれた作品だからでしょう。
そして、1件、1件と作品が生まれ、ようやく世の中にも少しずつ声が届くようになり、
ネイチャー・デコールとしてのスタイルが確立されてきました。
その時期のネイチャー・デコール、ひとりめのパートナーは、今も変わることなく一緒に
仕事をしています。
そしてそのスタイルに共感して、またひとり熱い想いをもった男がネイチャー・デコールの
門を叩いてきました。
自分たちもまだまだ駆け出しで、とても一人、人を増やしていく
余裕などなく、色々な理由を並べながら彼を迎え入れる事を拒んでいたところ、
なんと1年越しのその想いに、これも何かの強い縁と感じ、彼を加えた三人で動き出すこととなりました。
それからは目まぐるしく、色々な事が変化していきました。
まだ道のないところに、新しい道を作っていったのが初期の頃だとしたら、
その道を踏み固め、舗装しながら広げていったのがこの時期、
というとわかりやすいでしょうか。
スタッフも少しずつ増えていき、今まで一人でやっていた事を分業化して行い、
それにより全体の仕事量も必然的に増えていくこととなり、
個人事務所から小さな組織になっていく、そんな時期でした。
この時期に参画した彼は、さらなる高みを目指しネイチャー・デコールを離れ
今、ステージを変え更に飛躍しながら頑張っています。
会社の成長の仕方って様々ですね。
ただ、自分は?というと、どうもこの組織作りは苦手のようです。
仕事の合理化を図り、システマチックすることで、数を請けれる体制作りは
イコール、だんだんと味が薄まっていくようで、
それにより失敗も少なくなり、先の見える仕事が出来る訳ですが、
善し悪しは別として、自分の性分には合わない、そういう事だと思うのです。
そんな訳で、創業25年目「MIND MAP」の発刊を節目に、
「自分らしさ」というものを客観的に見ながら、
大きく舵を取り直してきました。
自分へのダメ出しです。
・しばられることなく、いつも自由に新しい発見と共にワクワクしていれること。
・自分の声がお客様にしっかり届いて、その反応、手応えが感じ取れること。
・自分を本当に必要としてくれるお客様とだけ仕事していくこと。
そしてそれは、確実にお客様にとって最善をもたらしお客様の為になる事。
気持ちを整理してみると、やはり思った通りシンプルな回答が出てきました。
創業時の25年前となにも変わっていない、、、と言うことですね(汗)
この仕事って決して儲かる仕事ではないと思っています。
勿論、しっかりビジネスモデルを作って成功させる人も居るのでしょうが、、
自分の想いや、具現化したいことを追求すればするほど、
非合理的でいわゆる「商売」からだんだん遠のいていってしまいます。
だとしたら、体裁を気にしたビジネスフェイスで居ることより、
仕事「商売」を超えたところで、
「自分がやったら、どこにもないサイコーなものが出来るよ、でもそんなに
数は出来る訳ではないので、自分を必要としてくれる人、一緒に楽しめる人とだけ
真剣にもの創りしたいな」 そんな、本音からはじめられる事をやっていこう!
そう思い、この11月に長年慣れ親しんだ、横浜青葉区あざみ野のショールームを
引き払い、あの創業時の様に、マンションの一室にアトリエを構え、身を軽くして再スタート始めました。
そして、ブログでもお伝えしてるとおり、また新しいご縁をいただき、
日本で今まで構築してきたものを、海を越え新しい地でブランチを構え発信していく
ことも始まります。
Starting over ! 2014 冬 ガチなもの創りがはじまります!
【移転先住所】
●青葉台ブランチ(アトリエ)
※郵送物、資料やご請求書等は、青葉台ブランチにお送りいただければ幸いです。
横浜市青葉区青葉台1-5-7-405
電話番号 03-6271-9307
FAX番号 045-530-4344
●本社・「鴨志田の家」
横浜市青葉区鴨志田町523-1
大浦比呂志創作デザイン研究所
代表取締役 大浦比呂志
01.エージング・ペインティング01.ドア02.古材07.アンティーク&ヴィンテージ11.ネイチャー・デコール11.メディア11.台湾ブランチ20.『台湾コネクション』05.バーコーナー
大浦比呂志事務所の台湾ブランチ
06.家創りのヒント11.ネイチャー・デコール09.NDのオーナーさん
ネイチャー・デコールでの家創りは、カタログなどからモノを見て決めていく家ではなく、
家の広さ、間取り、素材、設備、色やかたち、等々すべて一から創り上げていく
完全オーダーメードな家創りです。
更には、そこでどのように暮らしたいか、
趣味、指向、といったライフスタイルも細かく聞き取りながら、
世界に一つのその家族に合った家を創り上げていきます。
だから同じ家は生まれてこない、というわけですね。
そこで、はじめの段階で自社で用意した「家創りカルテ」というものに
それらの諸条件を細かく書き込んでもらい、そこからデザインがスタートしていきます。
どんな家でも必ず予算というモノがあり、予算の中でプライオリティを整理しながら
どのようにメリハリをつけた家にしていくかがとても大切な部分になってきます。
「家創りカルテ」をかなり詳細に書き込んでもらっても、言葉だけではなかなかイメージや
デザインのニュアンスが分からない場合がありますので、
これにプラスして「イメージが伝わるモノ であれば、どんな方法でも構いませんので
それもご用意して下さい。」 そんな事をオーナーさんにはお願いしています。
以前、映画のDVDを渡されてこんなイメージの家にしたい…なんていうオーナーもいました。
また、「こんな音楽のイメージで…」そんな感覚的なオーナーもいました。
本当に伝達の仕方は色々とあるんだな~と感心させられることがあります。
そのオーナーの職業柄なども影響してくるケースも多々あります。
そんな中で、印象に残ったものをいくつか紹介させ頂きます。
1.ネイチャー・デコールの過去の事例を完全に制覇して、それをベースに
自分たちの家のデザインの希望を説明してくれたオーナーさん。




正直、何十件もデザインしていると、「HPにある何番のどの家のドア」
とか、突然言われてもなかなか思い出せない事があるのですが、、
このように画像とコメントを詳細に、家のエレメントをネイチャー・デコールの
実例からまとめて、「こうしたい!」を熱く伝えて頂いたケースです。
我ながら、ネイチャー・デコール図鑑を見ているようでもありました。
2.ビジュアルもバッチリ、コラージュや画像&コメントでまとめながら、
さらにキーワードやわかりやすいアイコンなどで希望を説明してくれたオーナーさん。
これは、まるで企画書のようでもありこちらもワクワクしてきました。

最初に、家創りのイメージをキーワードでもらったときは、
やりたいことが、明確に現れていてガツーン!ときたのを今でも覚えています。
とても、デザイナー魂がくすぐられる、そんな要望書ですね。
オーナーさんの普段のテキパキとした優秀な仕事ぶりが覗えます。
3.言葉少なく、すべて自分のスケッチで描きあらわしてくれたオーナーさん。
これは、イメージの誤差が無い分、すでにデザイン出来てるんじゃないですか…
そんな感じのものですね(笑)



このオーナーは、漫画家の方で話ながらでも「こんな感じにしたいんです」
って、すぐにスケッチをカリカリ描き始めてしまうんです。
ディティールも空間構成もよく理解されていて、
まさに共同作業な家創りでした。
どのケースも、家創りに対する「熱さ」が伝わってきますよね。
無から有を創るオーダーメードの家。
自分たち家族にとって何が大切なのか、
今までの人生を振り返り、これからの生活スタイルをイメージしながら
そのステージを自分たちで創り上げていく。
後悔の無い家を創るには、やはり「情熱」が必要なんです。