05.ガーデン&外構

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「ガーデン工事着工!」

00.現場05.ガーデン&外構20.『ボタニカル・ライフ』

 

いや〜、やはり緑が入ると変わりますね〜

無表情な建物が元気に語り出した様に見えます。

横浜金沢区「ボタニカル・ライフ」の家 今日からいよいよガーデン工事着工しました。

 

GWの初日にもかかわらず、軽井沢から車を走らせガーデン&ファニチャーズ長谷川さんと

いつもの造園集団が朝から作業に取りかかってくれました。

3日間で植栽をすべて整えてもらうスケジュールです。

 

庭.1

 

庭.2

 

庭.6

ファサード廻りは、大ぶりのヤマモモを中心に、花壇にはドライなイメージで

葉ぶりが綺麗なユッカロストラータやローズマリーなどナチュラルなものが

セレクトされ、リビングの窓からも丁度良い位置で見えるような高さで計画しています。

 

 

 

 

 

 

庭.3

 

庭.4

 

庭.5

ダイニングとグリーンルームに繋がるガーデンゾーンも、

リゾート感漂う白い板塀と白いパーゴラそしてベンチも出来上がり、

そこに緑を添えていきます。

 

自然な石積みに、ここもベージュの砂利を敷き詰めたドライガーデンで。

板塀も室内から見て、完全に隣家が隠れる高さまで立ち上げているので、

しっかりプライベート感がまもられた、落ちついたガーデンになってきます。

 

 

植栽や庭に掛ける予算というのは、どうしても建築工事の最終段階のものなので

削られてしまうことが多いのも現実ですが、

しかし、ガーデンをしっかり納めるか否かで建物の印象も価値も大きく変わってきます。

四季を通して変わりゆく緑や視覚的に与えてくれる優しさ、癒しを考えると

生活に大きな影響を与えてくれるのもガーデンであり庭での生活です。

 

建築を頑張っても、予算の関係で植栽や庭は二次工事、、

これも仕方ない場合がありますが、緑が入ってこんなに生き生きする建物を見ると、

それは本当に残念な事ですね。

建築もインテリアも庭もどれも大切なもの。

バランス良く全体のコスト配分をしながら、計画に取り入れていきたいものですね。

 

コストプラニングの大切さを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

「現場には赤紫色の花が!」

00.現場05.ガーデン&外構20.『海外生活経験をベースに』

 

建て替えの住宅で、既存の庭にある樹木や花を新しい建物の計画や配置にあてはめて

計画していく。

既存の樹木で使えそうなもの、撤去するもの、新たに加えていく樹木などを、

建物を取り壊す時に一緒にガーデンデザイナーと共に考えていきます。

 

移植.3

このようなスケッチで全体的なガーデンの計画をしていき、建築デザインとのバランスを

見ながら、シンボルとなる木や四季を楽しむ木など、実際に樹種も選定していきます。

 

この横浜市・青葉区の家では、ガーデンデザイナーの選定により、

比較的既存樹を生かしていく方向でプランが進んでいきました。

 

 

 

 

 

移植.2

 

移植.1

そして、なんとこの時期、リビングの大開口窓からはこのように赤紫色の花を付けた

「紅花トキワマンサク」の木が綺麗に咲き誇っていました。

実際自分も花が付くまで、木の名前もどんな色の花が付くのかもわからず、

ガーデンデザイナーに確認してはじめて知りました。

 

家の素材や色を決めていくように、ガーデンに植える樹木の樹形や花の色も大切ですね。

 

これから毎年、この時期になると赤紫色の花がシンボルツリーとなって

この家を印象付けていくようになるんですね。

 

 

 

 

 

「三度目の家物語・引渡し」

00.現場05.外観05.ガーデン&外構20.『三度目の家物語』

 

2017年、年明け早々の引き渡しの家、第二弾。
「三度目の家物語」、晴天青空の下、

本日引き渡しを終えることが出来ました。

 

神奈川県の平塚市、平屋で約75坪の家。

思えばこの家にも、いくつものいつもとは違う大きなハードルがありました。

まず、自分よりもかなりご高齢である70代のご夫婦の家である、と言う事。

そして、お二人にとっては今回で三度目の注文住宅の家創りであると言う事。

そこに求められるのは、今度が本当に最後の「終の住処」となる家であり、

いままでの家での数々の改善点をクリアーさせた、

「血の通った温かい家」ということを強く求められました。

 

作り上げた設計図書から、現場に入ってからも多くの変更や改善を繰り返し

ようやく引き渡しまで漕ぎ着けることが出来た、、、というのが本音です。

そしてまだまだ、住みながら自分たちに合わせて手直しを行っていく、

ということでいえば、まだ完成とは言えない通過点なのかも知れません。

 

坂.1

 

坂.2

 

坂.3

 

坂.4

 

オーナーとの世代間のギャップを越えながら、

出来上がった外観が、緩やかな大きな屋根の

どっしりとしたアメリカのミッドセンチュリーの家のイメージでした。

70代のオーナーにとっても、若かりし頃の「豊かな時代のアメリカ」は

ひとつの憧れの象徴であり、

その想いを現代風な解釈でデザインしたのがこの外観です。

 

 

 

 

 

坂.5

 

坂.6

大きなハンガードアを開け、エントランスポーチのセカンドガーデンの

設えです。

ここも計画段階では、水盤を設けたモダンなミニマムガーデンでしたが、

和の設えのしっとりとした静かな庭へと変更になりました。

 

ネイチャー・デコール・ガーデンチームもその要望にお応えし、

苔と水鉢、飛び石を配したミニマムな「和」を表現出来ました。

 

外観からの流れ的には、流行のドライガーデンあたりがしっくりと来るのでしょうが、この意外性もなかなか良いものです。

 

最近、僕自身もこうしたミニマムで静的な「和」に惹かれています。

やはり年齢のせいなのかな? わかりやすいインパクトよりも、

料理で言う「出し味」のようなじわじわっとくる、奥行きのあるものに気持ちがいってしまいます。

 

 

 

 

 

坂.7

 

坂.8

 

坂.9

リビングやダイニングに繋がる、南側の庭も、再考に再考を重ね、

当初は、キッチンガーデンやBBQスペース、そしてパーゴラで繋がる

東屋があるようなガーデンライフを楽しめる「動的」な提案でしたが、

テラスと芝をベースに観賞用の植栽を配したシンプルなものとなりました。

 

 

 

 

坂12

 

 

家を作りながら、設計を変更していくことは現場にとってもとても

大変な事であることは否めません。

ただ、70代になっても自分の理想の家を追い求め、出来たものを修正していく事は、とても情熱がいることでそれでも妥協せず自分にフィットした家を諦めずに手に入れたい、その想いはなかなか誰にでも出来る訳ではありません。

 

そういう人生の大イベントに立ち会え、一緒に関われたことは自分にとっても

大きな経験であり、財産だと感じます。

 

そしてオーナーにとって本当にこれが最後の、

「終の住処」を完成させるのには、もうしばらく時間が掛かりそうですが、

この三度目の家創りで必ず、その夢は実現させていきたいと思います。

 

家創りって、ほんとうに一軒一軒 ドラマがありますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「屋上CABIN・夜編」

20.『地中海の白い家』05.アウトドアリビング(軒下・カバードポーチ)05.ガーデン&外構03.ペットと暮らす03.庭で過ごす09.NDオーナーのライフスタイル03.ギャラリーハウス(趣味の家)05.屋上

 

先日完成した大田区の屋上CABIN、夜の感じを伺いに遊びに行ってきました。

日射しのサンサンとした明るい時とは違う、

シッポリとした落ち着いたお籠もり感があり、

根が生えた様に、ず〜と居たくなってしまう、そんな「場」でした。

 

屋上.1

 

屋上.2

キャンプファイヤーのように、「火」を囲んで寛ぐ、というのが

この屋上CABINのコンセプトのひとつでしたが、

今回導入したバイオエタノール暖炉、これ大正解でした!

サイズは直径1200㎜、大勢の人でこの火を囲むことが出来ます。

そして、この日も寒い日でしたが、この火だけでもなかなか暖かく、

自然に火の回りに集まってしまいます。特に冬の時期には大活躍ですね。

 

屋上.7

こんな感じにマシュマロなんかも焼いてしまい、楽しむことが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

屋上.3

 

屋上.4

 

屋上.8

ライトアップされた植栽やボールライトもなかなかムーディ。

この家のわんこたちも、この屋上スペースが大お気に入りの様です。

今の時期、ハンモックはちょっと寒いかな?

 

 

 

 

 

 

屋上.5

CABINの中はこんな感じ。

本当にこのお籠もり感がサイコー。

 

 

屋上.6

今日も沢山美味しいものいただきました、ありがとうございます!

そして、ワインでもうすっかり酔っ払い、

 

この家の愛犬、黒ラブのブルも人間のように馴染んでます(笑)

 

 

 

「屋上CABIN完成!」

20.『地中海の白い家』05.アウトドアリビング(軒下・カバードポーチ)05.ガーデン&外構03.ペットと暮らす03.庭で過ごす03.ギャラリーハウス(趣味の家)12.ショップデザイン05.屋上

 

2年前にリノベーションをしたお宅「地中海の白い家」の第二期工事として、

ようやく屋上テラスが完成しました!

もともとはテラスとして計画が進んでいたのですが、

完成したのはしっかり屋根のある

CABINの様なものに発展していき、屋上で雨の日でも過ごせるような

全天候型のスペースとして、用途もより広がりそうです。

 

ネイチャー・デコールパートナーである、軽井沢・ガーデンアンドファニチャーズチーム

による、アイデアと細部によるこだわりで都心の屋上空間とは思えないような、

完成度の高い新たなスペースが出来上がりました。

 

屋上.1

屋上.2

 

キャビンの木製折れ戸を閉めた状態の全景です。

キャビンの中は決して広くは無いのですが、その中に奥行きの深いデイベッドが

造作してあります。

このデイベッドは、ソファーにもお昼寝用のベッドにも、そして下部は収納にも

なっていて多用途に使用することが出来ます。

 

キャビンから繋がるパーゴラには、リゾート感のある簾網代が取り付き

その下には、日よけ用のオーニングテントが、強い夏の日射しから守ってくれます。

 

手前に見える円形のモノは、バイオエタノール暖炉でここに火を入れると

夜は幻想的で、数人の仲間達と火を囲んで語り合ったり、

実用面でもこの火でコーヒーを沸かしたりなど、色々楽しめる仕掛けになってます。

 

 

 

 

屋上.3

木製折れ戸を全開にするとこんな感じにデッキに広がります。

すでに、この家のわんこ達ラブとブルがソファを占領しています。

 

 

 

 

屋上.4

屋上.5

キャビンの中は、壁にグレーウッドの古材が張られています。

天井からはシーリングファン、

ルーバー折れ戸からは風を取り込めるようになってます。

そしてフランスの白いアンティーク窓がアクセントになっています。

 

このデイベッドのクッション回りを提案してくれたのが、

いつもネイチャー・デコールの家でカーテンをお願いしている、ロブジェの吉野さん。

ブルーのグラデーションの中にストライプや強い色を合わせてくるところなど、

流石、センスが光ります。

 

 

 

 

屋上.6

木製折れ戸も、ただの塗装仕上げでは終わらず、

エージングされたアンティークフィニッシュが良い風合いに仕上がってます。

金物はヨーロッパの家具や窓などでよく使われているグレモン錠を使用。

 

こんな、ディティールからもアンティーク感が伝わってきます。

 

 

 

 

屋上変更

屋上追加

この屋上から外を見ると、こんな高層の建物などもあり、

本当にここだけは、異質な空間です。(笑)

 

板塀が程よい高さで、圧迫感無くまわりの建物が見えないようになっています。

 

 

 

 

 

屋上.8

屋上.9

グリーンスペースは、大きなオリーブの木を中心に、

比較的日射しに強く、この屋上環境に耐えられる植物たちを

セレクトしてくれてます。

全体的にはうっそうとした緑というより、いま風な植栽コーディネートで

ドライな感じでしょうか。

 

この花壇には自動散水装置もセットされていて、水やりも安心です。

 

 

 

 

屋上.10

もう14才になる、黒ラブのブル。

気持ち良さそうにデイベッドでお昼寝中。

 

いつも言ってますが、人にとっての快適な空間は犬にとっても快適なんですね。

 

そして、この屋上キャビンが出来上がって大喜びのオーナーご夫妻から、

今度は屋上階段室の反対側に、BBQグリルを仕込んだガーデンキッチンを追加で

オーダーいただきました。

料理が大好きなオーナーは、またこのスペースから

新たな構想が浮かんできたのでしょう。

来年の春前を目指して、まだまだ大人の遊び場作りは進行中です。

 

人生の質をあげる贅沢空間、ワクワクしますね!