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「ワンコも大切な家族」

03.ペットと暮らす20.『casa brooklyn』の家04.ブルックリンスタイル(ニューヨークスタイル)

 

昨年のクリスマスイブの日にお引き渡しをした、藤沢市片瀬の

「casa brooklyn」の家に、本日竣工撮影にお邪魔しました。

 

植栽関係は冬の寒い時期を避け、植え込みの良い時期を狙って丁度二週間ほど前に

まだ植えられたばかりですが、やはり植物が加わると建物もより一層引き立ちますね。

 

 

 

内村.8

内村.1

 

内村.7

黒いファサードの脇には、樹形の美しいサルスベリの株立ち。

この家のシンボルツリーになっています。

 

そしてファサードのドアをあけると、玄関ドアに繋がる長いポーチが。

このポーチは、なかなか多目的に活用出来そうです。

 

 

 

 

 

 

内村.3

そして、2階のLDKに上がると、床一面にコルクマットが敷き詰められていました。

前回下見に来て、はじめてこのコルクマットを見たとき、驚きとともに

少しウルッときてしまいました。。。

もう、14才になるイエローラブの「やまと君」。フローリングの床では足腰に負担が

掛かると言うことで、そんな「やまと君」を気使って、この家のオーナーが広いLDK一面に

このコルクボードを敷き詰めた、との事。

 

確かに折角の新しい家、いろんな素材や色にこだわってようやくできた家。

そこにコルクマットを敷き詰める、という事はオーナーにとっても

苦渋の選択だったと思います。

 

「やまと君」君は本当に愛されてるな〜、この家にパートナーとして飼われて幸せだね。

 

 

 

 

内村.4

 

内村.5

前回来たときよりも、また足腰が弱くなったようで、歩くのも大変そう。

それでも、おトイレは外でやるようで、ご主人が毎日階段を持ち運んで、

外に連れ出し用を足してるとのこと。

2階からの眺望を大優先で計画した家ですが、そんな話しを聞くと考えさせられて

しまうものですね。

ワンコも大切な家族ですから。。

 

去年 天国に行った我が家のイエローラブのビリーを思い出してしまう。

 

 

 

 

 

 

内村.6

撮影はコルクマットを外させてもらい行いました。

 

細部のディスプレイにもこだわり、まるで洋書から抜け出したような暮らし方。

「家」が大好きな、オーナーの思いが細部からも伝わってきました。

 

この家は、後日ホームページ内「WORKS」の新作物件で細かく紹介させて頂きます。

 

 

 

 

「海にせり出す家・骨格が見えてきました」

00.現場20.『敷地境界線がなんと 海!』

 

三浦半島の先端、油壺「敷地境界線がなんと 海!」の家。

青空の晴天に恵まれ、本日上棟を迎えることが出来ました。

 

この家は、海に向けて角度を変えながら不規則な建物の形状にデザインしているため

海と建物の関係性や岩盤面の敷地にどう建物を配置するか、

開口部からの海がどのような見えがかりとして、開けていくかなどなど、

事前に模型を作りイメージしながら計画を進めてきました。

 

今日、こうしてこの地に骨組みが組み上がり、リアルなスケール感で

イメージしてきたものを実際に現場を歩き回りながら確認していきました。

「もう少し、この開口部をガツーンと大きくしてエントランスからいきなり海を

見せてしまった方が良かったか? 、、、いやいやいきなり外は広げないで、

ためてためて階段で地階に下りた瞬間に外と繋がる大開口で海を近づけ、

むしろ、各階で海との距離を違えるような奥行き感をもたせた方が、やはり正解か、、」

 

そんな感じで、しばらくの間、ひとり妄想の世界にトリップしていました。(笑)

 

 

 

 

藤井.1

 

藤井.2

 

藤井.3

 

藤井.4

 

藤井.5

 

藤井.7

 

藤井.8

目の前の透明度のある海には、イカやタコ、黒鯛など色々な魚が見えるようで、

休憩タイムの大工さん達、皆 釣り好きらしく無言で目は海に釘付けでした。。

 

こんな良い環境で仕事できることは嬉しいのですが、

なんだかいつもよりゆっくり仕事が進んでいきそうで、嫌な予感がします、、(汗)

 

鴨川の高台から海を見下ろす現場やこの目の前がヨットの停泊してる海の現場など、

最近、大好きな海の近くの仕事が多いのは、本当にモチベーションがあがります!

 

 

 

 

 

 

 

「色々な場所で活躍してます!」

02.左官20.『ボタニカル・ライフ』02.モールテックス02.床材・モールテックス

 

最近お気に入りの万能マテリアルの「モールテックス」

 

デザインコンクリートの塗り床は、海外の住宅事例では以前からよく目にする材料で、

まだ日本には上陸して久しいのですが、店舗などを中心に最近では住宅などでの

施工事例でも使われ出しています。

ただ、まだまだ一般住宅の床として使用してる例は少ないようです。

 

その「モールテックス」を今回完成した家では、色々な場所で使用しました。

 

 

1. リビングの床や階段に使用

モール.1

 

モール.2

 

モール.3

このお宅では、玄関前のアプローチ〜玄関ホール、そしてリビングルーム〜階段と

シームレスで使用しています。リビングの床では床暖房も敷設。

クラックが出るモルタルと比べて薄い塗り厚でも、割れが出ないのが最大の魅力かも

しれません。クラックを逃がすための化粧目地も入れる必要が無いので、

空間の一体化が視覚的に図れます。

写真からは分かり難いですが、これはSAND LIGHTというカラーです。

 

 

 

 

 

2. プランター台の棚に使用

モール.4

 

モール.5

これは、床と色を変えてグレー系のモールテックスで仕上げてます。

プランター台の棚として、ここにはグリーンが陳列されます。

防水性が良いので、直接水やりして水がかかってしまっても問題ありません。

 

 

 

 

 

3. 玄関脇のベンチとして使用

モール.6

 

モール.7

床にも使用できる強度、耐久性があるので、ベンチなどの使用でも大丈夫。

床と同じ色・表情で玄関脇の靴を履いたり、ちょっと荷物を置いておけるようにと

ベンチを作りました。

ベンチには100㎜という厚みを持たせ、なかなかの存在感が出ています。

 

 

 

 

 

モール.8

大きな床面においては、トップコートの保護材によって汚れ防止加工をしていますので、

神経質に汚れを気にせず、ガシガシ使えるのがノンストレスです。

 

僕が一番好きなのは、このニュアンス。

飽きの来ない、独特な表情と質感はどんなインテリアにもマッチしますね。

 

 

 

 

 

 

 

「本日引き渡し、内部のポイントを少しだけ、、」

00.現場20.『ボタニカル・ライフ』

 

横浜市金沢区「ボタニカル・ライフ」の家。 ようやく本日無事引き渡し!

、、、といっても、外構工事やガーデン、インナーガーデンなど、

まだまだお楽しみは続くのですが、一旦引っ越しに向けて内部の引き渡しとなりました。

 

そこで、お引っ越し前に内部のポイントを中心に少しだけご紹介します。

 

 

 

 

小谷.1

外観は、ベベルサイディングを黒く着色した部分をポイントに、

スクエアな白い箱が重なり合った様なデザイン。

間口の広い敷地なので、とても大きな外観に感じます。

 

 

 

小谷.2

黒い玄関ドアが、この家の顔。

まわりにフィックスされたアンティークガラスからは、玄関に自然光を取り込めます。

 

 

 

 

小谷.3

 

小谷.4

玄関ホールからリビングへはフラットな土間で繋がり、スチールのガラスドアを

通して、すべて同一素材で床を仕上げています。

 

 

 

 

小谷.5

小谷.6

同一素材の床はそのまま階段までも同じ仕上がりで、室内でありながら土間が繋がって

いくような、とてもコージーな使い勝手を目指しました。

そして、この家のポイントのひとつでもある、家の中心にある階段部分に

バイオエタノール暖炉を設置し、リビングからもダイニングからも「火」を感じられる

設えとしました。家の中で直火が見れるって、とてもワクワクしちゃいます!

 

 

 

 

小谷.7

ダイニング&キッチンゾーンはリビングよりも30㎝高い位置にあり、

フロアへ高低差を付けることで一体空間のLDKを緩くゾーニングしています。

 

 

 

 

小谷.8

小谷.9

北側に位置するコの字型のキッチンには、天井からのトップライトにより、北側でも

明るい光が手元に落ちてきます。

「白」と「黒」のモダンなキッチン、壁の白いメトロタイルは黒い目地で、

床の黒いヘキサゴンタイルは白い目地で仕上げています。

そんななか、奧の淡いグレーのアクセントウォールがとても上品な繋ぎ役になっています。

 

 

 

 

 

小谷キッチン

ダイニングの床は幅の広いオーク材で仕上げ、プレーンな内装仕上げに対して、

大きなインダストリアルライト、存在感のある古材のオリジナルダイニングテーブル、

そこに異素材のアルミを使ったダイニングチェアーでコーディネート。

 

 

 

 

小谷.15

小谷.11

リビングゾーンからは、ヘーベシーベの大開口窓を開けて、

そのまま「グリーンルーム」へと繋がっていきます。

奥に見える隣家も外構工事の高いウッドフェンスでしっかり目隠しされます。

これから緑でいっぱいになる、この「グリーンルーム」がこの家の一番の見所であり、

奥様の一番の希望を叶えた、暮らしの質をあげる贅沢空間となっていきます。

 

 

 

 

 

小谷.12

リビングゾーンは2850㎜の高天井。海外サイズで気持ちが良い〜

この空間においては、上に抜ける吹き抜け天井よりも、この高天井がバランス良く

しっくりと開放感を生み出しています。

南側の壁面一面にアクセントウォールとして、

巾も厚みも異なる古材をランダムに仕上げてます。

 

 

 

 

 

小谷.13

 

小谷.14

二階はプライベートゾーンとバスルームをレイアウト。

お子様の部屋はそれぞれ希望のカラーでドアの色を変えています。

 

 

さ〜、これから家具が入り、カーテンやインテリアグリーンがおさまり、

目玉である「グリーンルーム」とガーデンが整い、、、

あ〜、この家もまだまだ良い家になるな〜、

 

こうして、またいつもの、引き渡しの何とも言えないさみしい気分で、

自分の手から新しい家が離れて行ってしまう。。

 

 

 

 

「オリジナルTVキャビネット」

01.造作家具02.古材20.『ボタニカル・ライフ』

 

引き渡し間際の「ボタニカル・ライフ」の家にオリジナルTVキャビネットが納まりました。

 

W.2700  d.500  h.500のサイズで壁面ピッタリ寸法で造り付け。

仕上げは、オークの古材を使用し、プレーナーをあててかなり表面は滑らかにしながらも、

古材特有の木のシミや焼け具合、節や釘穴がうるさすぎず、丁度いい加減に残るように

仕上げてもらいました。

塗装による着色はせず、素地を生かせるようにクリアのWAXでフィニッシュ。

 

 

家具.1

 

 

 

 

 

 

家具.2

家具.3

天板も側板もオークの古材を使い、同じ仕上げにしています。

 

 

 

家具.4

引き出し自体は、手掛けを付けスライドレールでソフトクローズの金物を使用していますが、

引き出しの中央にアクセントとして、真鍮立方体のつまみを付けてます。

サイズは、25角のキュービックで、無垢の真鍮なのでとても重みがあります。

 

 

 

 

 

家具.5家具.6

アンプやDVDの機器の入る部分は、リモコン操作が出来るように木製横ルーバーにガラス

を入れています。またこの部分の扉は指で押せば開閉する、タッチラッチ式

フラップダウン扉になっています。

 

床から150㎜浮かせて取り付けたこのキャビネット。

この家は、床の仕上げが「モールテックス」のサンドベージュ色で仕上げているので、

全体的にモダンで、乾いたリゾート風の印象になっています。