「15坪の狭小地で」
02.ブリック00.現場20.『仕事場併用のペット共生住宅』
いま、世田谷区の下北沢近くで、
ネイチャー・デコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。
02.ブリック00.現場20.『仕事場併用のペット共生住宅』
いま、世田谷区の下北沢近くで、
00.現場07.アンティーク&ヴィンテージ20.『COZYな時間の流れる家』
今 進行中の「湯河原の家」も11月末の完成に向けて、
左官工事、タイル工事、塗装工事といよいよ仕上げ工事が一斉に入ってきました。
この現場も完成が楽しみです!
01.アイアン04.サンタフェスタイル00.現場05.外観05.ガーデン&外構11.ネイチャー・デコール09.NDのオーナーさん01.サイン・看板・ロゴデザイン12.ショップデザイン20.『お菓子屋 ビスキュイ』
三回目のリニューアルで引き続きショップデザインを手掛けさせて頂いていた、
柴又の「お菓子や ビスキュイ」さんが昨日リニューアルオープン しました!
丁度10年前にケーキ店の新築を行い、その3年後 イートインコーナーを併設した
カフェを増築し、そして今回はバームクーヘン工房の新設とケーキ店の増築を
行いました。
これは、ケーキ店のファサードです。
モダンサンタフェをテーマにファサードはデザインしています。
このビスキュイさんでは、
建築デザインからサイン計画、そしてガーデンデザインとトータルにデザイン提案
させて頂いてます。
そして、2014年10月11日 リニューアルオープン当日。
まだ、お店がオープンする9時前から、新柴又の駅を降りるやいなや
この行列、、
前回のオープン時も1000人の人が並んだという伝説が、
また塗り替えられるか、今回の最高時にはなんと、4時間待ちにもなったようです!
ディズニーランドのアトラクションでもそんなに並ばないですよね!
普段の土日でも、ポーターさんを付けてお店に誘導するとのことですが、
そのお客様の愛されてる一番の秘訣は、なんといっても老若男女を問わない、
広いターゲットに向けて、誰でも美味しい!と言える、そんな昔ながらの
素朴な味をベースにしながら、日進月歩 常に新しい驚きをトッピングしているところに
あるようです。
ビスキュイさんは、数あるオシャレなケーキ屋さんの中でも、
いつも東京の売れてるお店ベスト10に入っている、
そんな人気のケーキ屋さんです。
新しくなったショップの全景と、ガーデンを含めた外観のデザインを
少し紹介します。
ショップを彩どるガーデン計画はやはりかかすことは出来ませんね。
ガーデンは、いつものガーデン&ファニチャーズさんが
軽井沢から駆けつけ施工して頂きました。
そしてオリジナリティのある、サインとグラフィックデザインを加えて
ようやくお店らしい構えが出来上がってきます。
ビスキュイさんのケーキをモチーフに 、ロートアイアンで作った
正面の大きなアイアンサインが特に美味しく表現出来ました。
また、天井に描いた「バームクーヘン物語」も、
可愛らしく、プスッ!と笑えるものになりました。
この爆発的な発進力と話題性は、住宅デザインとは
またひと味違ったショップデザインの醍醐味です。
ネイチャー・デコールの掲げてるコンセプトのひとつに、
「お店のような家 家のようなお店」…というのがあります。
お店において、家に居るときの寛ぎ感や居心地の良さというのは欠かせない付加価値に繋がります。
また家においては、お店のような非日常性やホスピタリティというのが、
生活感の伴う家の中での、大切なスパイスにもなります。
それは、単に表層の色や素材の目先を変える事ではなく、
人の心理をも左右する内面的なものをデザインしていくことだと考えます。
ネイチャー・デコールの他とは視点の違う、
住宅デザインのベースというのは、こんなところから生まれています。
00.現場11.ネイチャー・デコール11.台湾ブランチ20.『台湾コネクション』
ネイチャー・デコールの新しい拠点のひとつとなる、台湾オフィスの工事が、
10月上旬の完成に向けていよいよ追い込みの時期となってます。
出来る限り、現地の素材で構成していこうというものの、
なかなか日本の様にはいかないのが現実です。
素材ひとつ、仕上げ方法、ディティール、現地では初めてのことばかりなので、
当然と言えば当然ですが、現地の監督と建築工事の方々が、
こちらからのスケッチや図面、サンプルを見ながら、
一生懸命にそれを具現化しようと奮闘中です。
住宅業界にショップデザインの手法をはじめて導入し、
今でこそ当たり前の「エージング」や「古材」「アーティストワーク」
「海外からの輸入品」を住宅の中で表現し、やり慣れない施工会社と大喧嘩しながら
第一軒目の住宅を創り上げた20年前を思い出してしまう、そんな感じです。
はじめて新しい扉を開いていく時というのは、どんな事でも同じなんだな?と、
あらためて、そのワクワク感と迫り来るリスクをポジティブに捉えていく、
気持ちの切り替えの大切さに気付かされます。
台湾でのオフィス名が「Ladies&Gentlemen」
…そんな、バックストーリーでオフィスデザインを進めております。
進捗は、またこのブログからお知らせします。 お楽しみに!
02.左官00.現場12.ショップデザイン20.『街で人気のパン屋さん』
今回は、とても珍しい素材、「モロッコ漆喰 タデラクト」で仕上げたカウンターを紹介します。
このモロッコ漆喰、日本でもこれを施工出来る職人さんが数名しかいない、という特殊なものです。
カウンターの全景はこんな感じです。
天板に厚みを75㎜もたせて、素材の存在感を表現してます。
石では表現出来ない、なんとも温かな良い表情で、ネイチャー・デコールらしいマテリアルです。
モロッコ漆喰は、もともとはモロッコのマラケシュ地方の伝統的な左官工法で、
表面が硬化して耐水性にも優れた材料です。
漆喰なのに、水回りにも使える!というのも魅力的ですね。
ヨーロッパの方では、流しやお風呂の浴槽などでも使っているようです。
原材料は、「マラケシュ石灰」で鏝ではなく、石を使ってこりこり磨いていきます。
そこで、色ムラと凹凸が味わいとなる、独特な仕上げです。
仕上がりをみると、全体的に硬化して表面はグラスや食器など固いモノを置いても
全く問題無さそうですが、コーナーはデリケートに扱わないとならなそうです。
また、微妙なヘアークラックが出てくるところもあり、簡単に自分で補修もできるのですが、
いわゆる、人工大理石や自然石の強度までは見込めなそうでした。
スカッ!とした精度を求める方には、少し神経を使いますが、
味わいとしての素材感を大切にしたい人にはとても貴重でオススメの良い材料です。