06.家創りのヒント

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「PARISのアパルトマン体験」

06.家創りのヒント09.大浦比呂志 LIFE04.パリスタイル

 

最近のお家を建てるオーナーさんの要望で「パリのアパルトマン」というキーワードを

良く耳にするようになってきました。ここ4~5年の傾向のひとつでしょうか。

そこで、以前自分が行ったパリのアパルトマン体験の中から、その特徴的な要素を

簡単にまとめてみました。


ダイニング

僕の泊まった部屋は、パリ6区のサンジェルマンデプレのエリアで

まさにパリを象徴するとても魅力的なゾーンです。

これは、その部屋のダイニング。

時代を感じる良い雰囲気、いわゆる皆がイメージするアパルトマンの光景でした。

それでは、それをイメージさせる要素としては具体的にどんなことがあげられるか

その部屋の写真の中から解読していきます。


窓

 


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暖炉

 


梁

 

1.この縦に細長い内開きの窓、窓を開け閉めする金物はグレモン錠を使用。

2.窓の外にはアイアンの化粧(花台)のフェルフォルジュがある。

3.漆喰か塗装のシンプルな白壁、塗り重ねられた感じがまた味わい有り。

4.部屋の片隅に必ず、暖炉が設けられてます。

5.この部屋の床はサイザルカーペットでしたが、これがフレンチヘリンボーンだと

ますます雰囲気を印象付けますね。

6.屋根裏感のある天井の古い梁。

7.照明は照度が低く、スタンドライトなどの間接照明が主体で全体的に暗めです。


サンジェルマンでプレ教会


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そして、窓を開けると目の前は、サンジェルマンデプレ教会の裏側がバッチリ見えました。

他のアパルトマンの屋根裏部屋やいくつも屋根から突き出た煙突が見えます。

この光景は、まさにパリですね。


階段


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そして、上の階に行くほど窓の外の景色は良いのですが、

エレベーターが途中の階までしか無く、重いスーツケースを引きずり

こういった階段を上って部屋まで行くのが大変!

でも、この階段の手すりやかたちは素敵ですね~


晩飯


朝食

 

そして、このエリアはマルシェやパン屋さんお総菜屋さん、ワインのお店なども

多く集まっていて、パリ気分を味わうためすっかり浮かれて、

朝からワインを抜いて、こんな食材を近所で手に入れ、楽しんでました。

夜と朝のダイニングでの食卓シーンです。

本当に簡単なポイントだけですが、パリのアパルトマンを印象付ける要素を

まとまてみました。

こんな体験をもとに、

色々なエッセンスを住宅デザインに落とし込んでおります。

 

「こんなアイデア面白い!」

06.家創りのヒント11.台湾ブランチ

 

出張中の台湾で見つけたお店。

ここは、台中で人気のパイナップルケーキの「dawncake」のグループがやってるお店で、旧日本統治時代の古い建物をリノベーションしてオープンしたようです。

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面白いアイデアはこれ!

本棚か?と思いきや、そこには本では無く、ディスプレイとして様々な古材が並べられてます。

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そして、その間に伝統的な台湾の絵柄をグラフィックしたパッケージが陳列されてます。

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観光客にも人気なこのお店。

日本統治時代には、病院だった建物で、
名前もそのまま「宮原眼科」。
ケーキ屋さんですよ。。

とても、ウィットにとんでますね(笑)

「エントランスホールに目指したものは…」

06.家創りのヒント00.現場05.ウッドデッキ・バルコニー20.『COZYな時間の流れる家』03.音を奏でる

 

今、いつものサーフポイントのすぐ近くで進行している、リゾートタイプのデザインの住宅。
ここのエントランスホールに目指したものは、バリ島などのホテルで外にあるレセプション。
屋根はあるけど壁が無く、いつも風が抜ける様な、まさにあのイメージです。

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これはイメージスケッチですが、
おおよそ30帖近くはある空間。

目の前には蛍も観れる川が流れてます。

全天候型のBBQスペースでもあり、
アウトドアリビング&ダイニングになります。

いったん、ここを通ってから玄関に入っていきます。

このプランはずーと温めていたもので、
今回、ロケーションとスペースに恵まれ、
計画に踏み切りました。

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現場はまだ、こんな骨組みの状態ですが、
開口部から、自然が感じ取れます。

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屋上からは、相模湾も見えます。

完成は秋口頃になりそうですが、
とても楽しみな現場です。^_^

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今日は、ボードを積んで来なかったので、
いつもの海を横目に、
次に移動です。。

「男のSOHO」

02.古材01.アイアン04.ロフト&SOHOスタイル06.家創りのヒント02.床材・テラコッタ02.床材・フローリング05.DEN・仕事部屋

 

「男のSOHO」そんなフレーズがフィットする、快適なSOHOの事例を紹介します。

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2階の一角に位置するそのスペースは、まさにその家の司令塔の様に、
アイアンのガラス越しに部屋全体が見渡せます。

アーロンチェアがこんな空間には似合いますね!

 

 

 

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デスク前のアイアンパーテーションが、
一部この様に回転します。

 

 

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そのSOHOスペースは、ご主人自慢のBARカウンターの上にあり、
スチールの螺旋階段を登ってアクセスします。

そう、この家には階段が二つあるんです。

子供の頃に想像した、秘密基地の様にワクワクする、大人の遊び空間です。

 

 

 

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SOHOから見下ろす、一階のスペースはこんな感じ。

 

古材のヘリンボーンのフローリングとグレーテラコッタが良いバランスで配置されてます。

グレーテラコッタの地窓から見える、
ミニマムガーデンの静けさも、

この空間をより洗練させてます。

 

「家がミュージアムに!」

06.家創りのヒント07.アンティーク&ヴィンテージ09.NDオーナーのライフスタイル03.ギャラリーハウス(趣味の家)

 

よく、「家は自分を映し出す鏡の様」
などと言いますが、趣味が高じて家全体がミュージアムの様な、コレクションハウスをご紹介します。

このオーナーは設計の打合せ段階から、出来上がりのディスプレイを想定し、細かいコンセントの設置にも拘ってました。

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築10年目にして、外観を淡いイエローから、真白に塗り替えました。

メンテナンスもDIYで楽しみながら、手を加えていく、愛情タップリに家を可愛がってくれてます。

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主にアメリカの50年代以降の雑貨や照明、家具などをコレクションしていて、
自らアメリカを車で横断し買い付けてくる様な熱の入り方です。

お店でも見たことのない、ファイヤーキングのコレクションもあります。

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古材の天板の出窓も、
古い扇風機やスタンドライトなどで、上手に生かしてますね。

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玄関ホールにはヴィンテージのデニムコーナー。
ショップ並みの陳列にビックリ!

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二階のテラコッタタイルを貼ったテラスにも、50年代のヴィンテージ家具を並べて、このゾーンはまるでカフェの様。

「コレクションハウス」いかがですか?
いずれは、本当に家全体を使ったミュージアムにしたい様です。

夢がありますね、そして人生を楽しんでますね。

ネイチャー・デコールの家のオーナーは皆、ホント 熱いです。 ^_^