投稿者: 作業員

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「今日の現場 鎌倉の家」

02.左官02.タイル05.階段12.リノベーション20.『サンタフェ・リノベーション』の家

 

まだまだ梅雨ですね、、雨でなかなか現場も足踏み状態ですが、
先日ようやく木工時も終わり、
これからいよいよ仕上げ工事に突入!
そんな「鎌倉の家」の進捗の確認に行ってきました。

この時期は「紫陽花」で有名な鎌倉ですが、
雨の日でもしっとりとした、良い環境です。

トップ
キッチンの勝手口から、庭を見た景色。

ところどころに、白い紫陽花「アナベル」が綺麗に咲いてます。

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この緑豊かな環境に合わせて、当初計画していたオレンジがかった茶褐色から、
色を落ち着かせ自然なカラーに変更して、やはり正解でした。
違和感なくまわりの緑に馴染んでいます。

そして大胆な鏝を動かした左官のテクスチャーと肉厚感を持たせた
コーナーのアールもイメージ通り。

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室内は、左官壁の下塗りが終わった段階でこれから仕上げの
珪藻土が塗られます。

前回ダメ出しで、大工さんに作り替えてもらった
階段のスタートのアールも良いラインに出来てます。

これから左官の仕上げをする前に、
更にコーナーをもっと大きなアールをとってもらうよう
ここで再度、左官屋さんに下地調整をしてもらいます。

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今回のテーマが「The Santa Fe」ですが、
サンタフェには欠かせないアイテムがこのメキシカンタイルです。

なんともいえない、この歪なかたちと、鮮やかな色味。

ここのところ、しばらく使っていなかったマテリアルですが、
やはり、ホッコリしたこの感じ。
本来、自分は大好きなんだな~ と再確認しました。

アール

完成まであと、一ヶ月くらい。

これから現場は仕上げに向けてどんどん様変わりしていきます。

 

「ニコル 戦意喪失!」

09.大浦比呂志 LIFE

ちょっと前から前脚にできものが、、

それを気にしていつも噛んだり舐めたり
していて、見てみたらかなり大きく膨れ上がってきた。。
そこで大雨の中、
奥さんがニコルを連れていつものお医者に。
帰って来たら、こんな感じにソックスを
履いたようなサポーターを巻かれてきた(笑)
検査の結果は特に悪性ではなさそうなので、一週間直接触れない様にして、
様子を見ましょう、との事。
慣れないサポーターが気になって、
しょうがない様子のニコルくん。
散歩に行っても、ニコルのキャラを
知ってる近所の犬仲間達。
「どうしたんですか?」と心配してくれては居るのですが、プスッ!
と、笑われてるニコルくん。
どこまでも頑固で我を貫き通すビリーと
比べて、お調子者のニコル。
すでに慣れない事で、痛いわけでもないのに、戦意喪失のご様子。
ニコルくん、今日は手術をした訳でもなく、検査だよ~、
痛いわけでも無いよね、、、
とっても可愛いけど「やわ」な次男坊です (笑)
…… すいません、またいつもの親バカでした(汗)

「ブリックを決める」

02.ブリック02.壁材・ブリック

 

ネイチャー・デコールの家にはよく、アクセントウォールにブリックを使用します。

今回はそのブリックを選定していくまでのプロセスを簡単に紹介します。

 

ブリックといってもその種類は多種多様にあります。

はじめに、その家全体のインテリアイメージに合わせたものを、
数ある中から方向性のしぼり込みをおこなっていきます。

 

今回はどちらかというと、赤系や白系のブリックではなく、
グレーや黒に振られたカラー がインテリアに求められていましたので、
まずは、カラーのしぼり込みを中心に以下のブリックを選定。

写真 5

写真 4
色の方向性が一緒でも、並べたときの印象が随分異なりますね。

色も濃い~薄いでかなり巾がありますので、
一枚だけを見ていても分かり難いので、
メーカーさんに依頼してこのように一部貼りあげたサンプルボードを
依頼して検討しています。

 

 

◯今回セレクトしたもの タイプ.1
写真 1
これは、オランダタイプのブリックで、細く形も不揃いで、
とても、アンティーク感のある仕上がりになっていきます。

細いブリックで、あえて目地を広くとって仕上げていくと、
より、この素材の良さが引き出せるでしょう。

 

 

◯今回セレクトしたもの タイプ.2
写真 2
タイプ.1に比べてブリック自体の形状はスタンダードな物になります。

全体的に薄グレーの色味で、クラシカルな印象に仕上がります。

目地も広めに取り、ブリックの表面にかぶさるように入れていくのが
ポイントです。一般的な目地の納め方としては、ブリックよりも
少し抑えていれていきますが、ラフさ古びた感を出すために、
ここをあえてかぶせるように意識して仕上げていきます。

 

 

◯今回セレクトしたもの タイプ.3
写真 3
これは、タイプ.2と同じ貼り方、目地のバランスですが、
ブリック自体に白い粉をふいたものが含まれているタイプです。

グレー系でも若干、白いものが加わることでまた印象が少し変わります。

タイプ.2もタイプ.3もこの貼り方をイギリス貼りといいます。
小さいサイズのブリックを列を交互に入れていく貼り方です。

 

アクセントウォールのブリックを計画するのにも、
1.全体のインテリアにあわせたカラーリングを決める。
2.ブリック自体の種類を決める。
3.貼り方のパターンを決める。
4.目地の色を決める。
5.目地の入れ方を指定する。
ざっと、これだけのことを、サンプルボードをつくるうえで検討していきます。
そして、出来上がってきたサンプルボードをオーナーさんにも見てもらいながら
それを、空間にあてはめたときの、全体感を今度は俯瞰して考えていくわけです。

 

家をつくるうえで、このように決めることがなんて多いことでしょう。

 

同じ家が絶対に出来ない、ということは
壁ひとつをとっても、このようなプロセスがあるからなんです。

ブリック
5年前に竣工した事例 カウンターバーの背面のブリックウォールです。

 

上記のプロセスで決めたブリックに対して、
トップライトの自然光や下からの人工的な間接照明を用いて、
昼でも夜でも、ブリックのテクスチャーがより表現出来るような
工夫を加えて、この事例を納めました。

 

「アイアン門扉、かなりの存在感!」

01.アイアン20.『一枚の古い旅行写真から』の家

いよいよ7月の上旬には完成予定の「横浜市青葉区 PARISスタイルの家」

ここはPARISか! あざみ野の桜並木のランドマークになることでしょう。
かなりディティールを忠実に再現した、
本物感溢れる感じの家になっています。
◯◯風なんていう、フェイクは作れませんからね、
リアルを再現、それが大切です。

そして、外構も着々と進み、ようやくアイアン門扉が取り付きました!

街並みにも 異彩を放ってるこのアイアン門扉はかなりの存在感です。

以前にも製作風景でご紹介しましたが、
モチーフは「ギマール」
実際は鋳造で作られているものを、今回は鍛造で挑戦しました。

製作は、金属造形家の加成幸男さんによるものです。

写真 2

写真 1
有機的な柔らかいラインが綺麗に出ています。

原案にアレンジを加えてデザインしたのが、この家のオーナーさんです。

こうしたい! という情熱がなせる技ですね。 

デザインもそれに合わせた寸法も、素材までも、無いものは創ってしまえ!
これ、ネイチャー・デコールスピリッツです。 

写真 4

写真 3

写真 5

細部にわたる繊細なディティール。

どこにもない、「一点もの」
エントランス門扉が、世界にひとつの一点ものなんて、それだけで夢がありますね!

 

「住まいがリゾート ”WORKS”更新しました!」

09.NDのオーナーさん20.『COZYな時間の流れる家』09.想うこと

 

「住まいがリゾート ”WORKS”更新しました!」

HP内に、新しい事例の”WORKS”と”オーナーズボイス”をアップしました。
、、、なんですかね~ 最近は年のせいなのか涙腺がとてもゆるくなってきました。
こうして、一緒に創り上げた家について、オーナーさんからお言葉をいただくと、
色々な出来事や、問題、交わした言葉など、シチュエーションが
映像のごとく思い出され、そして感慨深くなってしまう。
確かに住宅設計というものは、何十、何百というチェック事項をクリアしながら、
完成までもっていくわけですが、地雷のごとくそのひとつひとつの確認事項や伝達事項を、
なにひとつのミスもなく納めきる、ということは到底不可能に近いことです。
伝達のタイミングや説明の仕方、そして何十業種の絡む現場での指示、監理。
モノの大小に関わらず、ちょっとしたボタンの掛け違いから信頼関係が損なわれ、
最悪の状況になってしまうことだってあります。
勿論、はじめから悪意など誰にもあるわけではないのですが、
人生最大の買い物となる家に対しての、建て主さんのパワーというものもまた人生最大で、
そのパワーを受け止めていくだけの、覚悟と気構えがないと、
表面のきれい事だけでは出来ないのが、
自分たちがやっている住宅設計の仕事なんだと思います。
「個に対して深く向き合う」そんなふうに感じます。
だからこそ、そこをこえた先に、「ねぎらいの言葉」をいただけた時は、
色々あったこれまでのえぐられるような苦労も、一気に最大の喜びへと変わり、
なにものにも変えられない「かけがえのない仕事」になってきます。
そしてすべては「感謝」の気持ちとなっていきます。
またひとつ、大きな経験をさせていただいた今回のオーナーさんに、心より感謝致します!

◯オーナーズボイスはこちらから → https://www.nature-decor.com/works/detail98.html

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