「私の考えるリノベーションとは」
扶桑社から発売されている「住まいの設計」2015年1、2月号に事例が掲載され
出版社さんから雑誌が届きました。
今回は、「マジックリノベーション」というテーマで、
2013年7月に完成した、リノベーションのお宅が取材されました。
今回のお宅は、1階がオーナーさんの経営される店舗で
その2階、3階の住居部分で大がかりなリノベーションを行いました。
1階はなんと、ミシュラン・二つ星のカウンター8席だけの、こだわりのお寿司やさん。
そしてガラッとイメージを変えた住居部分は、オーナーさんの強い希望で、
テーマは「地中海の白い家」
これが「和」では無いんですね(笑)
オーナーさんは、今までの色々な想いがあって、
ようやくこのリノベーションに漕ぎ着けた様です。
最近 新築の住宅以外にも、こうしたリフォームやリノベーションのご相談も増えてきました。
しかし、残念ながら壁紙を貼り替えたり、水回りを新しくしたり、
収納を整理したり、ある一室だけを綺麗にしたい、、、
といったご相談は私どもにはふさわしくなく、むしろ町場のリフォーム屋さん
などに相談された方が、的確かと思います。
この取材の時にも聞かれたことが、「建築家の考えるリノベーションとはなにか?」
他の建築家の方々も色々なアプローチや差別化を図り
皆さんお考えのことと思いますが、
私の提案するリノベーションの一番のメリットは、こうです。
単に使い勝手を整理する、古くなったモノを新しくする、
コストを抑える為に新築ではなくリノベーションで…
といった物理的な事ではなく、
コストを抑える為に新築ではなくリノベーションで…
といった物理的な事ではなく、
「生活スタイルの再構築」、といったライフスタイル全般を見直し
生活に新しい喜びや発見を得るためのリノベーションです。
同じ床面積、同じ開口部からの光の差し込み、
リノベーション故新築と違って変えられない制約が勿論あります。
リノベーション故新築と違って変えられない制約が勿論あります。
だからこそ、それが私の提案によって、その制約から解放され、
様変わりしたアフターの生活が、今までと変わってきます。
様変わりしたアフターの生活が、今までと変わってきます。
聴く音楽は変わらなくてもその聴き方がかわったり、
同じ食事でも、照度やテーブルの質感、視界の抜け方で食事の楽しみ方が変わってくるはずです。
そうした、人の心理をも左右する全体感、そして内面的なものまでを変えて行くことが、