「Starting over!  2014 冬」

 

今回はちょっと真面目な長?い話です。

ネイチャー・デコールに本当に興味のある方だけお読み下さい。
1

2

3

今から数年前、丁度50歳の誕生日を迎えようとしている頃から感じはじめたことです。

この仕事を続けてきて、これからも更に年を重ねながら続けていくだろうこの仕事、

本当にこのままで良いのだろうか?

勿論、好きではじめた仕事、その仕事自体に迷いがあるとかそういう意味ではなく・・

そんな時期、事務所も自分が独立し起業してから25年目を迎え、

その節目と言うことで、「MIND MAP」 自分の本を出す運びとなりました。

この本創りは、25年の自分を振り返り、見つめ直す良い機会でもありました。

25年、長いですよね。 決して順風満帆であった訳ではありません。

ただ、自分というものを表現するために、その時代時代全力で駆け抜けてきた、

というかそうしか出来ない自分であったことは間違いないようです。

熱い想いを持ってひとりで創業し、気持ちだけは熱くてもなかなか世の中に声は届かず、

いつ消えてもおかしくない、そんな時期に自分と同じような想いのパートナーが

ひとり現れ、お互いの想いを確認し合うように、仕事を通してはじめての新しい試みを

繰り返し、繰り返し・・・ 楽しかったな? あの時期。

その時期の熱いマインドが、今のネイチャー・デコールの原点であり、ベースとなっています。

初期の事例が今も尚、色あせないでいるのは、テクニックで生まれた作品ではなく、

こうしたい!という熱い想いで生まれた作品だからでしょう。

そして、1件、1件と作品が生まれ、ようやく世の中にも少しずつ声が届くようになり、

ネイチャー・デコールとしてのスタイルが確立されてきました。

その時期のネイチャー・デコール、ひとりめのパートナーは、今も変わることなく一緒に

仕事をしています。

そしてそのスタイルに共感して、またひとり熱い想いをもった男がネイチャー・デコールの

門を叩いてきました。

自分たちもまだまだ駆け出しで、とても一人、人を増やしていく

余裕などなく、色々な理由を並べながら彼を迎え入れる事を拒んでいたところ、

なんと1年越しのその想いに、これも何かの強い縁と感じ、彼を加えた三人で動き出すこととなりました。

それからは目まぐるしく、色々な事が変化していきました。

まだ道のないところに、新しい道を作っていったのが初期の頃だとしたら、

その道を踏み固め、舗装しながら広げていったのがこの時期、

というとわかりやすいでしょうか。

スタッフも少しずつ増えていき、今まで一人でやっていた事を分業化して行い、

それにより全体の仕事量も必然的に増えていくこととなり、

個人事務所から小さな組織になっていく、そんな時期でした。

この時期に参画した彼は、さらなる高みを目指しネイチャー・デコールを離れ

今、ステージを変え更に飛躍しながら頑張っています。

会社の成長の仕方って様々ですね。

ただ、自分は?というと、どうもこの組織作りは苦手のようです。

仕事の合理化を図り、システマチックすることで、数を請けれる体制作りは

イコール、だんだんと味が薄まっていくようで、

それにより失敗も少なくなり、先の見える仕事が出来る訳ですが、

善し悪しは別として、自分の性分には合わない、そういう事だと思うのです。

そんな訳で、創業25年目「MIND MAP」の発刊を節目に、

「自分らしさ」というものを客観的に見ながら、

大きく舵を取り直してきました。

自分へのダメ出しです。

・しばられることなく、いつも自由に新しい発見と共にワクワクしていれること。

・自分の声がお客様にしっかり届いて、その反応、手応えが感じ取れること。

・自分を本当に必要としてくれるお客様とだけ仕事していくこと。

そしてそれは、確実にお客様にとって最善をもたらしお客様の為になる事。

気持ちを整理してみると、やはり思った通りシンプルな回答が出てきました。

創業時の25年前となにも変わっていない、、、と言うことですね(汗)

この仕事って決して儲かる仕事ではないと思っています。

勿論、しっかりビジネスモデルを作って成功させる人も居るのでしょうが、、

自分の想いや、具現化したいことを追求すればするほど、

非合理的でいわゆる「商売」からだんだん遠のいていってしまいます。

だとしたら、体裁を気にしたビジネスフェイスで居ることより、

仕事「商売」を超えたところで、

「自分がやったら、どこにもないサイコーなものが出来るよ、でもそんなに

数は出来る訳ではないので、自分を必要としてくれる人、一緒に楽しめる人とだけ

真剣にもの創りしたいな」 そんな、本音からはじめられる事をやっていこう!

そう思い、この11月に長年慣れ親しんだ、横浜青葉区あざみ野のショールームを

引き払い、あの創業時の様に、マンションの一室にアトリエを構え、身を軽くして再スタート始めました。

そして、ブログでもお伝えしてるとおり、また新しいご縁をいただき、

日本で今まで構築してきたものを、海を越え新しい地でブランチを構え発信していく

ことも始まります。

Starting over ! 2014 冬 ガチなもの創りがはじまります!


【移転先住所】

●青葉台ブランチ(アトリエ)
※郵送物、資料やご請求書等は、青葉台ブランチにお送りいただければ幸いです。

横浜市青葉区青葉台1-5-7-405
電話番号 03-6271-9307
FAX番号 045-530-4344

●本社・「鴨志田の家」
横浜市青葉区鴨志田町523-1

大浦比呂志創作デザイン研究所

代表取締役 大浦比呂志