2019年8月

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「熱量で動かされる」

11.ネイチャー・デコール09.NDのオーナーさん09.想うこと20.『プリンスが出てきそうな家!』20.『MAISONS en French・物語を感じる住まい』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま ちょうど来月の二軒のプレゼンに向けて奮闘準備中です。

この対照的なリクエストの二軒。

ひとつはあえてテーマを決めるなら「クラシカルモダン」?

もうひとつは「スタイリッシュな南仏オーベルジュ」

まったくもって、近しい要素が無い二軒の家ではありますが、

どちらもとても楽しくのめり込んでいます。

 

自分の性格的に好きでもないものをお世辞で良いですね〜とか言えない性分なので、

好きなものは好きだし、苦手なものは仕事であれ好きです!とは言えない、

そんな自分は簡単には変えられないものです。

だから器用に何でも出来るタイプとは決して言えないのですが、

リクエストの内容の先にあるオーナーの強いこだわりだったり、

こうしたい!という絶対的な熱い熱量に興味が沸き、動かされていくようにも感じます。

 

一軒目の「クラシカルモダン」がリクエストの家。

膨大な画像と、書き殴りの手書きの、これまた膨大なスケッチ。

スケッチというのは、本来絵がうまい下手というより、

自分はこうしたいんだ!という想いが

強ければ強いほど相手に共感を与える、

書き慣れない絵でも一生懸命相手に伝えようとする熱量、これには迫力すら感じます。

線の強弱や、デフォルメされたバランスから、話しを聞く以上に、

このオーナーの実現したい世界観がそのスケッチを通して見えてきます。

 

 

 

 

そして二軒目の「スタイリッシュな南仏オーベルジュ」。

一般的には南仏の田舎の家にパリっぽいエッジの効いたスタイリッシュな要素を融合させて、、

なんてリクエストを他社でしたら、多分ちんぷんかんぷんでまとめようもないのでしょうが、

ここは自分の得意ジャンルの、融合スタイル、

オーナーのこうしたい!が、手に取るように理解出来ます。

そして嬉しい事に、僕の20年以上も前の作品をスクラップしてくれていて、

この感じが今でも好き!

といって分厚い丁寧なスクラップブックを見せられると、もう自分以外にだれが出来るんだ、

そんな使命感のような気持ちが動きます。

 

 

予算は無いより有った方が色々な面白いことが実現出来る。

ロケーションも住宅地の狭小地より、海の見えるひらけた土地の方が気持ちは盛り上がる。

それは設計者として正直な話しです。

でも、それ以上になんとかこれを実現したいんですよ!とか

これはあなたにしか出来ないですよね、とか

一緒にワクワクした家創りをしたい! なんて言葉をいただけると、

諸条件よりなにより、自分の気持ちが嘘をつかないんだな〜と。

 

やはり、最終的にはお客さんの熱量と自分を信頼してくれる気持ちが、

すべてを動かすんですね。

 

そんなわけで、最近なにかとバタバタでブログからも離れてしまっておりましたが、

また進捗をお知らせしますね〜

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

「心地よい家創りのために」

02.古材00.現場06.断熱20.『ネイチャー・デコールで建てる二度目の家』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま、代々木上原で進行している「ネイチャー・デコールで建てる二度目の家」

 

現場の途中経過ですが、徐々に特徴的な要素が見えてきています。

このお宅、全体的には昔ながらのネイチャー・デコールの王道スタイルで、

自然素材と古材を多用したコージーでナチュラルなデザインテイストな家ですが、

気密・断熱などの住宅性能にもこだわった住宅でもあります。

今回はそんな点も紹介させていただきます。

 

 

○古材を多用したインテリア




壁面や床材に古材を使う事は多いのですが、ここでは天井面にボリュームのある

古材を使ってみました。普段はどちらかというと天井はあまり意匠を強く

もってこないで、左官などでシンプルに仕上げる事が多いのですが、

床や壁で出てくるくらいの圧倒的な古材の存在感を天井に表しています。

一方、床はモールテックスでシンプル&モダンにスッキリと仕上げていく予定です。

主となる大きな古材の梁に対し、小梁も60㎝ピッチでかなり細かく入れてます。

またベースとなる天井面にも、幅の広い味わいのある古材板を使い、

全体的に質感のある重厚な天井に仕上がりました。

 

 

 

○大開口木製窓・ヘーベシーベ




南に面した窓は、大開口木製窓のヘーベシーベを採用

三枚の窓は引き込みになっていて、開ききると約4600㎜の

大開口となります。開口はそのまま奥行き2700の外のテラスと繋がり、

中と外に一体感が生まれます。

ガラスは、Low-Eの遮熱ガラスを使い、真南の強い日射しに対応しています。

 

 

 

○発泡断熱材・アイシネン




壁・天井には発泡断熱材のアイシネンを使用しています。

壁には105㎜、天井には200㎜の厚さで吹き込んでいますが、このアイシネンの

特徴としては、躯体に隙間無くしっかり吹き込めることです。

上の画像の通り、壁面にもパンパンに吹き込まれているのが分かると思います。

これにより、高気密高断熱を可能にします。

また、部屋の中の温度差を大幅に縮小し、ヒートショックの無い環境になります。

エアコンなどの電気代を削減できるのも大きなメリットですね。

 

 

デザイン面・性能面・経済面を兼ね備え、感覚的にも物理的にも心地良い家、

そういった、生活の質を高める家がこれからは益々求められてきます。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)