「心地よい家創りのために」

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま、代々木上原で進行している「ネイチャー・デコールで建てる二度目の家」

 

現場の途中経過ですが、徐々に特徴的な要素が見えてきています。

このお宅、全体的には昔ながらのネイチャー・デコールの王道スタイルで、

自然素材と古材を多用したコージーでナチュラルなデザインテイストな家ですが、

気密・断熱などの住宅性能にもこだわった住宅でもあります。

今回はそんな点も紹介させていただきます。

 

 

○古材を多用したインテリア




壁面や床材に古材を使う事は多いのですが、ここでは天井面にボリュームのある

古材を使ってみました。普段はどちらかというと天井はあまり意匠を強く

もってこないで、左官などでシンプルに仕上げる事が多いのですが、

床や壁で出てくるくらいの圧倒的な古材の存在感を天井に表しています。

一方、床はモールテックスでシンプル&モダンにスッキリと仕上げていく予定です。

主となる大きな古材の梁に対し、小梁も60㎝ピッチでかなり細かく入れてます。

またベースとなる天井面にも、幅の広い味わいのある古材板を使い、

全体的に質感のある重厚な天井に仕上がりました。

 

 

 

○大開口木製窓・ヘーベシーベ




南に面した窓は、大開口木製窓のヘーベシーベを採用

三枚の窓は引き込みになっていて、開ききると約4600㎜の

大開口となります。開口はそのまま奥行き2700の外のテラスと繋がり、

中と外に一体感が生まれます。

ガラスは、Low-Eの遮熱ガラスを使い、真南の強い日射しに対応しています。

 

 

 

○発泡断熱材・アイシネン




壁・天井には発泡断熱材のアイシネンを使用しています。

壁には105㎜、天井には200㎜の厚さで吹き込んでいますが、このアイシネンの

特徴としては、躯体に隙間無くしっかり吹き込めることです。

上の画像の通り、壁面にもパンパンに吹き込まれているのが分かると思います。

これにより、高気密高断熱を可能にします。

また、部屋の中の温度差を大幅に縮小し、ヒートショックの無い環境になります。

エアコンなどの電気代を削減できるのも大きなメリットですね。

 

 

デザイン面・性能面・経済面を兼ね備え、感覚的にも物理的にも心地良い家、

そういった、生活の質を高める家がこれからは益々求められてきます。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)