20.『モダンサンタフェの家・2020』

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「モダンサンタフェの家・2020引渡し!」

00.現場04.ナチュラルスタイル20.『モダンサンタフェの家・2020』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

2021年も明けてしばらく経ってしまいましたが、本年もよろしくおねがいします!

 

「モダンサンタフェの家・2020」 昨日ようやく引き渡しを向かえることが出来ました。

以前、こちらのブログでお知らせしましたが、このオーナーさんとの出会いは、

ネイチャー・デコールのホームページのシステム作りを依頼した会社の担当者で、

うちのコンセプトや様々な画像、実例、Q&A等々ホームページのシステムに関わる事を

無理難題を言いながら製作してもらった事がはじまりです。

その後も様々な事例を見てもらいながら、約10年近い歳月がながれ、ようやく満を持して今度は

自分の家を!ということでお声がけをいただき、実現に至りました。

そんな訳で、なんとも感慨深い仕事となりました。

 

要望されたデザインのスタイルも、珪藻土にテラコッタの床、古材の梁があり、自然素材をベースにした

奇をてらわないナチュラルスタイルで、どこかサンタフェが感じられるような

温かく包み込まれるイメージの家、というもの。

最近のネイチャー・デコールが手掛ける家ではなく、初期の頃からのデザインスタイルで

「ベーシックなネイチャー・デコールの家」を好まれてのオーダーでした。

 

確かに我が家もそんなNDベーシックデザインで創った家ですが、

20年以上経った今でも飽きることはなく、経年変化も含めて、

時が経つとともに自分にどんどんフィットしていくように感じます。

それが本来の家のあるべき姿ではないでしょうか。

 

 

 

◯エントランスホール

玄関ホールのハンガードアは、アンティークのドアのペイントを落とし、

下地の質感を生かしながらアクセントカラーのグリーンでエージング仕上げ。

 

 

 

 

◯ダイニングキッチン&BAR

ハンガードアを開けると、ダイニングキッチンとBARコーナー

この家の大黒柱の様な、古材の柱がインパクトのある存在感を放ってます。

ナチュラルな素材にモールテックスのクールな質感が良いバランスでマッチしています。

 

 

 

 

◯リビングゾーン

そしてこの家を印象つけるアクセントウォール。

モルタル造形でゴツゴツした大きな石を積み上げた様な壁で空間にリズムが生まれます。

 

 

 

 

珪藻土でボリュームをもたせた大きなアールの壁は直線的なものに対して動きを与えます。

 

 

 

 

◯リビング〜外のポーチへ

南に面して大きな開口を設け、リビングの天井を一部下げそのまま外のポーチに繋がります。

ニッチの赤とポーチの壁も同じ赤で繋げ、内外の一体感を出しています。

 

 

 

奇をてらわない自然体のナチュラルスタイルの家。

やはり、落ち着きます!

 

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主催)

ネイチャー・デコール www.nature-decor.com

 

 

 

 

 

 

「イメージのエレメントがひとつひとつ揃ってきました」

00.現場20.『モダンサンタフェの家・2020』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

「モダンサンタフェの家・2020」、年明け1月の引渡しに向け12月はギリギリまで仕上げ作業中です。

 

 

壁・天井の珪藻土が仕上がりました。色は定番のNDベーシックカラーで温かみがあり落ち着く色味です。コーナー部分や階段の始まりなどに大きなアールをつけてボリューム感と質感がきれいに表現され、左官屋さんの丁寧な手仕事が見て取れます。

 

 

 

 

 

途中経過でお知らせした擬石もこのような感じに、かなりリアルに仕上がりました!

リビングの中の、アクセントウォールとしてしっかり存在感を放ってます。

 

 

 

玄関ホールからダイニングへの扉は、フランスのアンティーク扉。一旦ペイントをきれいに剥離した後、エージングペイントでこの家のポイントカラー「グリーン」で仕上げています。

 

イメージのエレメントがひとつひとつそろい、段々と家の表情が整ってきました。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主催)

ネイチャー・デコール www.nature-decor.com

 

 

 

 

「一枚のピンタレスト画像から、、」

01.擬石・擬木・造形00.現場20.『モダンサンタフェの家・2020』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま建設中の「モダンサンタフェの家・2020」。

左官工事や塗装工事がはじまる前の造作工事や下地作りも着々と進み、

またまたいつもの造形集団の登場です!

今では、ネイチャー・デコールの家創りでは欠かせない存在になってきました。

そして、今回も新たな試みに挑戦中です。

作業途中ではありますがその風景を少しご紹介します。

 

そもそもは一枚のインパクトのある、ピンタレスト画像からはじまりました。

こんな大きな石を積み上げた壁が家の中にあるなんて、凄いことだよね〜、それも家の中心となるリビングの一角にあったりしたら、それだけでも唯一無二のものが生まれるのではないか。

既製品ではこんなものは存在しないし、実物の石を、、というのもナンセンスな話。

それであれば、いつものように造形で具現化してしまおう! そんなことからスタートしました。

 

 

 

 

イメージの画像は少し平面的だったのに対し、更に石の凹凸感や起伏を大げさに表現しています。まだモルタル造形の段階でこれから色を入れ目地を詰めていきます。

 

 

 

今回の新たな試みとしては、今までは造形専用のモルタルを壁に厚塗して、そこから削り出して石形状を作っていくのですが、その場合塗りつけたモルタルの厚さの中で造形していくために、石の厚みや凹凸感に限界が出てきます。もちろんそれに適した石の形状もあるのですが、今回の場合はそれ以上に起伏をもたせていきたいとオーダーをした結果、上の画像のようにひとつひとつ石を先に作っていき、それを現場で積み上げていく作業工程に変えてます。バラバラな石のパーツをリアルに作り、まさに石を積み上げその間に小さな石で繋いでいく、そのような手間のかかる作業にトライしてもらっています。

 

 

 

部分的に、着色エージングをしてもらい、その完成形をイメージしながら打合せをしてきました。かなりリアリティのある表現ができそうです。

この仕上がりはイメージのピンタレスト画像を越えたものとして出来上がるでしょう!

 

 

 

 

 

大きなアールの手すりの階段であったり、220角の古材の大黒柱を通して、その石の壁のバランスを見ても、お互いの相乗効果がバランス良く現われています。

 

 

 

 

外部から軒の深いポーチを通して見た感じも、しっかりこの家のフォーカルポイントになっていますね。

 

現場を出る時にパートナーの造形屋さんから嬉しいお言葉をいただけました。

「大浦さんの現場は毎回新しいチャレンジと提案をさせていただき、職人としても表現者としても腕を試されてます。数ある現場の中でも仕上げた後の達成感、お施主様の笑顔、毎回忘れられません。次回はどんなお題になりますか?」というお言葉。

やはり現場で皆同じ意識をもって一つの仕事に挑めることはなんて幸せなことでしょう。手作りの家にはこういった職人さんのひとりひとりの想いが細部に宿り、それがその後の家を守ってくれる一つになっていることは間違いないと思います。

今日は、おいしいお酒が飲めそうです(笑)

 

 

王道のTHE NATURE DECOR STYLE! 「モダンサンタフェの家・2020」

これから、いよいよ仕上げのフィニッシュワークです。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

ネイチャー・デコール www.nature-decor.com

 

 

 

 

「気密性能測定第二弾 またしてもC値0.5!」

00.現場06.断熱20.『モダンサンタフェの家・2020』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

建築中の「モダンサンタフェの家・2020」で、今日はいよいよ1回目の気密測定の日。

2020年4月から社内で改定された、ネイチャー・デコール住宅性能基準の実施2軒目にあたる、この「モダンサンタフェの家・2020」はグレードの高い「ND標準・S仕様」で進めております。

なんと、一軒目の「仮称・プリンスが出てきそうな家」で、いきなりC値0.5という高いクオリティを叩き出したので、この二軒目の家はハードルも上がり、非常に緊張感の伴うものでした。担当している大工さんも今日のこの日を何度か夢に見たそうです(笑)

それはそうですよね〜、一軒目のときはいつもの大工さんが総動員で進めてきたのですが、二軒目ではそのノウハウを生かして、担当大工さんひとりが中心になって納めてきたので、、

でも、本当に頑張ってくれました!

なんと、今回も気密性能測定結果は、C値0.5を出すことが出来ました!

 

 

現場もきれいに整頓されこの日を迎える担当大工さんの気合が感じ取れます。

 

 

気密測定機 セット完了!

 

 

 

床・壁・天井の取り合いも気密シート、気密テープでしっかりと施工されています。外壁に大きなアールの壁を取った部分も間柱の間に断熱材がきれいに充填されています。

 

 

天井のダウンライト部分も、1台ずつ現場製作の気密ボックスを設け、裏側にもしっかり断熱材が充填されています。

 

 

今回は両面テープ付きの気密コンセントカバーを導入しました。気密カバーを配線が貫通する隙間部分にも電気屋さんが自主的に粘着性の高いブチルゴムシールを使ってくれているので、この部分は前回からの改良点として更に高品質になっています。

 

 

 

施工途中の画像で一点、

石膏ボードと配線の取り合い部分もあとで隠れてしまう部分ですが、現場の施工に工夫が見られ、施工途中でもきれいに見えたので、この点でも大工さんはじめ電気屋さん達のクオリティは確実に進化していると感じました。

 

 

ユニットバス部分 ここは床下での気密断熱が必要となり、底版及び立上りへの断熱と、土台との取り合いの気密処理もされています。

 

 

 

現場はどこを見ても実に丁寧できれいな仕事がされています。

 

 

 

その結果が、この数値となってあらわれてきました!

n値では、前回を更に上回っています。

 

前回も説明しましたが、このC値0.5という数値は、この家全体に対してハガキサイズ半分程度の隙間しか無いということです。それもグラスウールと気密シートを使ってそのクオリティを出すということは、大工さんの気使いと技の立証、その結果だと思います。今回も本当に大工さんには感謝の想いでいっぱいです!

 

今後もデザインを裏打ちする住宅性能と現場の技術に益々磨きを掛けていきます。

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

「モダンサンタフェの家・2020 上棟!」

00.現場20.『モダンサンタフェの家・2020』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

8月1日、関東地区梅雨明けと同時に、その日を待っていたかのように、

晴天の中、さいたまの岩槻で「モダンサンタフェの家・2020」の上棟式が行われました。

 

先祖代々受け継がれてきた敷地内にあった古い日本家屋を取り壊して、

約150坪の敷地にお母様とご家族四人で住まわれる家。

ご先祖様に恥じない、素晴らしい家を創り上げたいと思います!

 

 

 

 

作り込まれた和風の庭は手を付けず、借景として生かし、新たなインテリア・デザインの大開口窓からこのように見えてきます。深い軒がある中間ゾーンのポーチがこの家の特徴のひとつです。

 

 

 

今までもネイチャー・デコールの現場を数々手掛けてきてくれた、若手でいま脂の乗ってる「Eくん」が棟梁となり、この家を作り上げてくれます。

 

建物の完了は年末12月を目指し、進めて参ります。

「モダンサンタフェの家・2020」進捗はまたこちらからお知らせします。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)