20.「サファリスタイルの家」

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「引渡しまであと僅か、、」

00.現場02.床材・モールテックス20.「サファリスタイルの家」

 

「サファリスタイルの家」引渡しまであと僅かになってきました。

この家は、何度かブログの中でもで手すりやパーテーションへの流木の活用、

その製作風景をお知らせしてきましたが、

内装が仕上がってくるとこんなイメージになります。

 

五十嵐.1

 

五十嵐.2

流木の柔らかいラインを引き立たせるためにも、床・壁・天井といった大きな面は

あまり手跡を残すよりも、スッキリとモダンに見せていく様にしました。

例えば、壁 いつもはオフホワイトの柔らかい色調に対して、今回は「白」。

そして鏝を動かすテクスチャーを無くし、フラットに鏝抑えしています。

これで印象がやさしいナチュラルなものから、モダンに表現されました。

 

 

 

 

五十嵐.3

 

五十嵐.4

 

壁画.1

壁画.2

壁画

 

巾3.5メートル 高さ3メートルのアクセントウォールには、グレーをベースに「黒」で

アフリカの民俗調テキスタイルからデザインをおこした、アフリカンウォールが描かれます。

現在製作真っ最中。模ってきた絵柄を現場で直接描いていきます。

 

 
五十嵐.6

五十嵐.7

床やキッチンなど大きな面で使用しているモールテックス。

今回はアフリカの大地をイメージした茶褐色よりのグレーで仕上げています。

白壁との組みあわせがとてもモダンアフリカンな印象になってます。

 

このテイスト、はじめての試みでもありますが、

個人的にはかなり気に入っております!

 

 

 

 

「流木Works・はじまりました」

00.現場05.階段001.大工の技20.「サファリスタイルの家」

 

「サファリスタイルの家」先日調達してきた流木を利用して、

いよいよ現場での製作作業に入りました。

 

階段の手すり・室内パーテーションなど流木を使用するカ所ごとに、

大きさや形状をザックリと分類していきます。

 

 

1. 階段の手すり

流.3

流.3-2

流3-3

あらかじめ、親柱となるものを事前に大工さんにしっかりと固定しておいてもらい、

たて子に使用する流木は全体をイメージしながら決めていく。

仮止めで向きや形状、流れをどうするか、、

 

あまりうるさくゴテゴテしない感じで組んでいく、

この階段のスタートの部分はなかなか満足のいく感じになりました。

 

 

 

 

 

2. 吹き抜けファミリールームの手すり

流.1

 

流.2

吹き抜けの見上げに見えてくる場所で、階段と同様に結構目立ってくる部分です。

 

かたちの面白いものをセレクトしてきてるので、一本一本に表情があってそれだけでも

存在感があります。

大きな流れを決めながら、小枝をアレンジしていく感じで、、

 

 

 

 

 

3. リビングとダイニングのパーテーション

流.4

いままでも色々な家を作ってきましたが、

パーテーションに流木を使用するのはこれがはじめて。

 

けっして人の手では形作れない自然のかたち。

新しい家の中に「古い木」とか、このような流木が加わると、

なんか命が吹き込まれていくように感じる。

 

「流木いじって作業してるとなんか没頭してしまうんですよね〜」と大工さんのお言葉。

こんな感覚的な作業に嫌な顔ひとつしないでしっかりお付き合いしてくれる、

頼りになる大工さんに感謝です。

 

 

 

 

 

 

「またまた面倒くさいことを考えてしまって〜。。」

00.現場20.「サファリスタイルの家」

 

先日 上棟を迎えた千葉県印西市で進めている「サファリスタイルの家」

ここでは、大量の流木を使用するために、とある流木屋に物色へ。

あるんですね〜、そんな専門店が。

本来であれば、海で探しながら、、、なんていうのも面白いのですが、

流石にそんな量では足りないので買い付けに来ました。

 

 

 

流木.1

そのお店は、こんな感じに外まで流木に溢れていました。

なんかワクワクしてきます。

 

 

 

 

流木.2

流木.3

今回の計画では、階段の手すりや吹き抜けの手すり、そしてリビングと

ダイニングを仕切るためのパーテーション変わりに、高さ2.5メートル以上の

大きなものも必要になってきます。

展開詳細図を広げながら形状や寸法など整理していきます。

 

 

 

 

 

流木.4

そして、大きな分類が終わると具体的に一本一本スケールをあてながら、

確認していきます。

本当に自然の作り出す形状なので見ていても飽きませんね〜

形状や寸法以外にも、色味を統一していかないとならないので、結構大変な作業に

なってきました。。

折角、自然が作り出したモノ。これには着色はしないで、そのままの風合いで

使って行きたいので。

 

このお店の流木は、海ではなく川、それも綺麗な川の上流域のものを

集めてきている様です。こだわってますね〜

 

 

 

 

 

 

流木.5

店内にも所狭しと、サイズ毎に整理された流木達。

 

 

流木.6

 

流木.7

そして、かなり良い状態のものを揃えることが出来ました!

 

こんなイメージのものなので、正確に図面に表すことも出来ず、

詳細図といっても材料ありきの事なので、実際こんな材料が現場に運び込まれて

きたら、また大工さん、、頭抱えそうだな〜 (汗)

この作業の時は、ベタ付きで自ら現場に立ち会わないと出来ないだろうな〜

 

なんて、色々考えてしまいますが、また思い出に残る仕事になりそうです。

 

 

 

 

「サファリスタイルの家・上棟」

00.現場20.「サファリスタイルの家」

 

この時期の棟上げは本当に辛そうです。

炎天下の中、千葉県印西市で上棟式が行われました。

 

五十嵐.1

 

五十嵐スケッチ.1

 

五十嵐スケッチ.2

 

今回の家は、またまた新たなテーマがオーナーから提示されました。

このスケッチはプレゼン時のものですが、ディテールはかなり土っぽい感じです、

テーマはなんと「サファリスタイル」!

 

オーナーが新婚旅行で訪れた地、アフリカのケニアで体験したサファリバンガロー、

このエッセンスを日常の家にたっぷりと取り入れていきたい、

そんな要望からデザインはスタートしました。

なんか遊び心いっぱいで、またしてもワクワクしてしまう仕事になりました。

 

随所に新しい試みをトライしてみようと思っております。

コージーで裸足が似合うリラックスした家。

「サファリスタイル」ブームも来るかも知れませんね(笑)

 

 

 

 

 

五十嵐.2

 

五十嵐.3

 

五十嵐.4

当日は、お二人のご両親も駆けつけ、とてもにぎやかな上棟式となりました。

先日の横浜市青葉区の家の仕事を納めて頂いた、

若手で信頼おける棟梁が、またこの家をしっかり面倒見てくれます。

 

完成は11月ころを目指しております。

「サファリスタイルの家」の進捗は、またこちらからお伝えして参ります。