02.壁材・左官

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「経年劣化した室内珪藻土のメンテナンスについて」

02.壁材・左官02.左官

 

皆さん こんにちは

ネイチャーデコールの大浦比呂志です。

 

我が家も建築して今年で丁度18年目に入ります。

家も10年を過ぎると、屋根・外壁・露出してる防水・設備回りなど諸々と

メンテナンスチェックすることで、その後の家の寿命にも大きく関わってきますので、

是非10年あたりをひとつの目安として、気にして見てあげることをオススメします。

 

そう言いながらも僕自身は給湯器が寿命がきたから、、

木製窓の外側が劣化してきたから、、と

かなり行き当たりばったりで、あまり皆さんの手本とならない様な

家とのつきあい方をしてしまっています、、汗。

 

そこでひとつくらいは、なにか先駆けてお知らせ出来るメンテナンス情報は無いかと

考え、室内の珪藻土(左官壁)のメンテナンスをテストケースとしてやってみました。

 

自然素材をベースとしたネイチャーデコールの家では、

経年劣化を経年美化として、その汚れ自体も今までの生活の足跡であり味わいとして、

時間と共に変化していくものを素材として楽しんでしまおう、

そんな事をいつもオーナーさんには言っているのですが、

汚れてきた室内の左官は外壁のように塗り替えられるの? などと、たまに質問

される事があります。

 

確かに外壁のメンテナンスと違って、生活している室内ではモノも多く、

片付けながら、養生をこまめにして、、と考えただけでも大変そうです。

それと、我が家も「珪藻土」で仕上げていますが、その珪藻土本来の素材の効果、

調湿性・脱臭&消臭・独特のテクスチャ等を損なうことなく、

メンテナンス出来るのか? そうただ綺麗にしただけではダメなんですね。

 

 

 

 

 

 

左官.1

 

左官.2

18年も経過すると、このように確かに汚れが気になります。

大型犬を飼ってる我が家では、犬は壁に身体をすりつけて歩く習性があるので、

その部分だけ特に黒く汚れています。

あと、ちょうど手をかけてしまう位置にある腰壁などの汚れも目立ちます。

 

 

室内左官のメンテナンスにはいくつか方法があります。

 

大げさにしないで、とにかく汚れだけを綺麗にしたい。

そんな場合は、左官の上から無機系の塗料をローラーで仕上げるという方法。

 

価格的にも一番安価であるのと、住みながらのメンテナンスとしては左官で

仕上げるよりも散らからず、日数も短く出来ることはメリットです。

また、塗料も色々ありますが、極力左官の風合いを残していくためには

光沢などが出ない無機系の塗料で仕上げる事が良いでしょう。

 

我が家では、同じメーカーの珪藻土でメンテナンスしました。

犬を飼っているので、脱臭&消臭という珪藻土の効果はどうしてもキープして

おきたかったのがその一番の理由です。

塗料で仕上げてしまうと、本来呼吸する壁、と言われている珪藻土に

塗膜が掛かってしまい息が出来なくなり、

結果 珪藻土の効果が損なわれてしまう様です。

 

 

 

 

 

 

左官.3

ただ、室内全体を、、となると相当散らかってしまうので、

比較的綺麗な天井は手を付けずそのままにし、

特に汚れのひどい部分の壁や欠けてしまったコーナーの補修、

そして場所によっては、珪藻土の顔料を薄めて塗料のようにシャブシャブにした

材料でトップコートだけを施したりと、

必要最低限の手間で綺麗にしていく、という選択をしました。

 

 

 

 

左官.4

それにより、新築時のようなピカピカの感じでは無く、

建物全体の時の流れとマッチさせながら、経年美化を残し程よい加減で

手を加える事が出来たのではないかと思います。

 

メンテナンスの仕方もその家のデザインやスタイルによって変わってきます。

勿論 構造に関わる部分や設備の劣化に対しての対応は同じであっても、

こと意匠に関わる部分は、新築時のようにピカピカにしてしまっては、

ミスマッチなのがネイチャーデコールの家ではないでしょうか。

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャーデコール主宰)

 

 

 

 

 

 

「アーティスティックな階段」

02.モールテックス02.壁材・左官02.床材・モールテックス05.階段20.『敷地境界線がなんと 海!』

 

アーティスティックな階段が出来上がりました。

「敷地境界線がなんと海!」の家にデザインされたこの階段。

海に面した地階にあるリビングゾーンにアクセスします。

階段はシンプルな直線の一本階段。

 

階段.1

 

 

 

 

 

階段.2

 

階段.3

階段の素材を途中から切り替え、地階の床の仕上げと同化させるために

「モールテックス」で一体化しています。

 

 

 

 

階段.4

階段の照明は下から浮かび上がる間接照明で誘導。

 

 

 

階段.5

シンプルなロートアイアンの手すり。

 

 

 

階段.6

 

階段.7

 

階段.9

 

階段の吹き抜けを横断するガラス床、手すりも強化ガラスで。

この、ガラス床を渡るとダイニングゾーン。

下からの間接照明と、天井の間接照明の浮遊感、

照明による演出効果で気持ちが上がります。

 

 

 

 

 

階段.8

一番のポイントはこの圧倒的な素材感の「地層壁」

立ち上がり5メートル以上にそびえ立つ「地層壁」は圧巻!

この家を印象付けるメインマテリアルとなっています。

 

またひとつ、特徴的な階段がデザインされました。

 

 

 

 

 

 

「一層、一層、丁寧に、、地層壁を仕上げています」

00.現場02.壁材・左官20.『コンフォータブル・リゾートの家』

 

今、習志野で進めているネイチャーデコール流リゾート住宅。

 

ここで試みている「地層壁」

「版築壁」とも言いますが、その全貌が段々見えてきました。

 

 

地層.1

 

地層.2

 

地層.3

「地層壁」を使っている場所は、玄関ホールで階段のある吹き抜けの部分。

階高5.5メートルある、大きな壁面を「地層」に見立てて仕上げていきます。

 

今回は「まさど土」などの土をベースに全体的に土色のグラデーションで表現。

地層の層となる部分は、一層一層ライン養生をしながら、、

 

 

 

地層.4

 

地層.5

2階の階段ホールは良い感じに仕上がっています。

 

層ごとに色を変え、骨材の配合バランスを変え、層の太さもアレンジしながら、

地層の様な自然観を出していきます。

 

この仕上がりは、圧倒的な存在感とボリューム、インパクトがあります。

 

 

 

 

地層.6

お〜、まだまだ完成まで時間が掛かりそうで、この一層を仕上げるのに

かなりの時間を要します。

 

もうひとふんばり、よろしくお願いします!

 

 

 

「地層壁(版築壁)の完成!」

00.現場02.壁材・左官02.左官

今 進行中の住宅で試みた地層壁(版築壁)が遂に完成!

この仕上げは、初めての試みでもあり、
手間と予算が掛かる…そんな仕上げです。
実際の施工期間は4日~5日。
この間は、他の工事を入れずに、
版築壁の施工だけにしました。
現場でのサンプル再確認から仕上がりまでの工程を簡単に紹介します。
実際の仕上がりとサンプルボード。
伝統的に行われてきた「版築」とは
1、まず柱を立て、板などを使い型枠をつくる。2、次に板で挟まれたところに土をいれる。
小石や砂利、藁(わら)や粘土を混ぜて丈夫にする。
一層は10㎝より低くするほうがより丈夫になる。3、たたき棒などで固く突き固める。
厚みがある場合は人力で踏み固めることもある。4、板の高さいっぱいまで固めたら
板を継ぎ足すか、板をはずして次の型枠をつくる。
 (以上 「なには漆喰講座」 より)
といった工程で行われてきたものを、
今回の施工は「塗り版築」といって、
一般の壁の上からでも施工を可能にした、
左官で薄塗りしてその表情に近づける
「版築壁風」の仕上げです。
事前に色は決めていましたが、再度現場にて、色とパターンそしてテクスチャーをボードの上で打合せ~調整をしながら
決めていきます。
サンプルボードで方向性を決め、
そして、実際に塗り始めてもらいます。
今回は、そのボリュームも大きいので、
広い面を通してどう見えてくるか、
全体的なバランスを見ながら、現場で確認していきます。
約10センチ~20センチの
層の重なる部分は、この様にその都度
ライン養生をしながら、塗り重ねていきます。
そして仕上がりの感じはこんな様子。
まだ、完全に乾ききってない状態ですが、色はもっと薄くなってきます。
色の微妙な違い、砂利の大小の組み合わせ、砂や土の配合、層の大きさとうねり
これらが相まって、地層の様な表情が
感じられます。
この版築壁は一階から二階の階段室の
壁に仕上げたものですが、
やはりこのような大きな面で仕上げていく事で、より効果的です
手間と時間、そして費用を掛けた、
存在感とオリジナリティーの感じられる、とても印象深い仕上がりになりました。

「白漆喰の蔵の様な家」

00.現場02.ブリック02.壁材・左官02.左官04.フレンチスタイル05.外観

 

今日は竣工写真の撮影。
このお宅は敷地の中に昔ながらの蔵があり、隣合わせで新しい家を計画しました。
現代の蔵の様に、シンプルでモダンな設えの外観デザインです。

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外は、全て白漆喰で仕上げてます。

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敷地内に隣接している蔵はこんな感じ。

時代を感じる趣のある蔵ですね。

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期待感をそそる、グレーブリックで囲われたエントランス。

シンプルな三角屋根の外観にキュービックな四角いグレーの箱を繋げたイメージでデザインしました。
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今日は、朝からうちのニコルも撮影にお付き合い。

どこでも、自分の家の様に寛いでしまう、天然ニコル。

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室内は、外観とは一変して、
シンプルなフレンチスタイルの内装です。

一般より高く設定した天井が、海外仕様です。

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明るく、使い勝手の良いオーダーメードキッチン。

奥様の一番のお気に入りのVIEWポイントが、このキッチンから、カバードポーチ越しに見た、この外をのぞむ景色との事です。

建て替えにより、新しい生活が始まりました。

今まで気にとめなかった、インテリアや素材感、外の景色等、この家を通して新しい気付きと刺激がある……と言った、ご主人の言葉が印象的でした。