「グラフィックワークを住宅に取り入れても面白い!」
06.家創りのヒント20.『行列の出来るレディースクリニック』01.ホームグラフィクス01.サイン・看板・ロゴデザイン
先日竣工写真の撮影にいった、レディースクリニックの事例をもとに、
サインやグラフィックワークをもっと一般住宅にも取り入れても面白いのでは?
ということで、その可能性についてお話ししたいと思います。
ここでは、グラフィックデザイナー、イラストレーター、など
一般の住宅建築の現場ではあまり登場しないクリエーターも、
ネイチャー・デコールパートナーとしてプロジェクトに参画してもらい、
トータルコンセプトに従い、製作してもらいました。
広い館内、わかりやすくマップ化した館内表示を入口付近に設置しました。
いわゆる平面図をグラフィカルにデザイン処理して、
素材も赤サビ鉄板を切り抜き、内照式の光で浮かび上がるようにしました。
マップ化した館内表示だけではわかりにくい…といった年配の方や、
急いでいる方に向けては、簡単なピクトグラム(イラスト化した記号)の様な
ものに、フロアと矢印をつけて、ビジュアルでわかるようなものもデザインし
クリニックの中央部分に用意しました。
機能性と遊び心を兼ねたデザインですね。
各室のドアの横には、15センチ各程度のデザインされたルーム表示を作りました。
凝ったドアに、ありきたりな表示プレートでは残念ですのもね?
そして、このレディースクリニックの目玉のひとつ、
12室の宿泊ルーム、その各部屋には、ハーブの名前を付けました。
入口には、「ジャスミン」「ネロリ」「ラベンダー」などのハーブの名前のプレートがあり、
部屋に入ると、一面の壁にそのハーブのイラストと、簡単な効用が英語で書かれ
それぞれのイメージのアクセントカラーと共に、インパクトウォールとなってます。
こんな部屋で、新しい生命の誕生を迎える…なんてワクワクしますよね?
こういったグラフィックワークを一般の住宅に取り入れてみるのはいかがですか?
たとえば、表札、現代の家紋などをデザインしてみたり、
入口付近に間取り図をデザインしてみたり、ルーム表示、自宅のホームカード等々
色々なイメージが広がりますね。
自分の家だからこそ、自分たち家族の手跡を残す。
そんな遊び心のある、オリジナルの演出として「ホームグラフィックス」を
取り入れていくことをオススメします。
「ホームグラフィックス」新しいカテゴリーですね。