「グラフィックワークを住宅に取り入れても面白い!」
先日竣工写真の撮影にいった、レディースクリニックの事例をもとに、
サインやグラフィックワークをもっと一般住宅にも取り入れても面白いのでは?
ということで、その可能性についてお話ししたいと思います。
ここでは、グラフィックデザイナー、イラストレーター、など
一般の住宅建築の現場ではあまり登場しないクリエーターも、
ネイチャー・デコールパートナーとしてプロジェクトに参画してもらい、
トータルコンセプトに従い、製作してもらいました。
広い館内、わかりやすくマップ化した館内表示を入口付近に設置しました。
いわゆる平面図をグラフィカルにデザイン処理して、
素材も赤サビ鉄板を切り抜き、内照式の光で浮かび上がるようにしました。
マップ化した館内表示だけではわかりにくい…といった年配の方や、
急いでいる方に向けては、簡単なピクトグラム(イラスト化した記号)の様な
ものに、フロアと矢印をつけて、ビジュアルでわかるようなものもデザインし
クリニックの中央部分に用意しました。
機能性と遊び心を兼ねたデザインですね。
各室のドアの横には、15センチ各程度のデザインされたルーム表示を作りました。
凝ったドアに、ありきたりな表示プレートでは残念ですのもね?
そして、このレディースクリニックの目玉のひとつ、
12室の宿泊ルーム、その各部屋には、ハーブの名前を付けました。
入口には、「ジャスミン」「ネロリ」「ラベンダー」などのハーブの名前のプレートがあり、
部屋に入ると、一面の壁にそのハーブのイラストと、簡単な効用が英語で書かれ
それぞれのイメージのアクセントカラーと共に、インパクトウォールとなってます。
こんな部屋で、新しい生命の誕生を迎える…なんてワクワクしますよね?
こういったグラフィックワークを一般の住宅に取り入れてみるのはいかがですか?
たとえば、表札、現代の家紋などをデザインしてみたり、
入口付近に間取り図をデザインしてみたり、ルーム表示、自宅のホームカード等々
色々なイメージが広がりますね。
自分の家だからこそ、自分たち家族の手跡を残す。
そんな遊び心のある、オリジナルの演出として「ホームグラフィックス」を
取り入れていくことをオススメします。
「ホームグラフィックス」新しいカテゴリーですね。