01.造作家具

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「エージングWORKS」

01.エージング・ペインティング01.造作家具

「エージングペイント」

 

 

ネイチャー・デコールの家では、よく行われるペイント。
時間が経過した使い込んだ感を、いかに
自然に見えるように仕上げていくかがポイント。
建築の一般塗装とはまた違う特殊技能で、どちらかというと陰影を表現する絵の様な、絵心やセンスが要求される仕事です。
そういった専門職種の手作業を家作りの現場に参加してもらいながら、オリジナルなモノ作りをしていきます。
エージングWORKSといっても、幅広い表現がありますが、今回は今 進めている現場で仕上げている、「白のエージング」の表現について。
実際に建具の部分サンプルを作ってもらった、エージングの見本。
全体はマットなホワイトペイントで、
コーナーに汚れを重ねて陰影を出しています。
この陰影の強弱で印象が変わってきます。
これは、光沢を出したペンキを塗り重ねてコッテリとしたペンキの肉厚感を出したもの。
コーナー部分は使い込んで、ペイントが剥がれた感じで、下に塗った色が見えているイメージ。
塗り重ねた表情はあえて、刷毛跡を残すようにラフに見せ、
自分で何回もリペアしてきた感じを出してます。
天井に回る面材でエージングサンプルを作ったもの。
光沢を出したものと、マットな艶消しの
もので表情を比べてみました。
表情のある古材の上から、エージングしたもの。
新しい木では出せない古材の持ち味を、
さらにエージングでペイントをする事で、引き立てています。
ペイントよりも木の素地を生かし、
かすれた様に、木に残った白がシャビーな感じを出していきます。
ここに紹介したのは、白で表現したエージングのごく一部ですが、
白を使ったものだけでも、まだまだ色々な仕上げ方、魅せ方があります。
「エージングペイント 」
それは、単なる仕上げでは無く、
時間の経過と共に、
ストーリーが生み出される、
そんな技法でもあります。

「セニピエールで天板を仕上げました」

01.造作家具02.左官00.現場05.パウダールーム

洗面台の天板を決めていく場合、

タイルだったり人工大理石、または石や木など色々と選択肢はありますが、
今回使用したのは、これ!
フランスの素材「セニピエール」
鏝を使い、最後に蜜ろうワックスでムラ感を加減できる素材なので、
人工的になり過ぎず、人の手跡を感じられる素材として、個人的にはとても好きな素材の一つです。
今回の現場では、この洗面台以外にも、
造作家具のドレッサーの天板にも、
使用しております。
石灰石、粉末セメント、粉末大理石等が主成分の素材のため、どうしても若干のクラックがおきやすい材料ではありますが、この表情は人工大理石などでは味わえないものです。
硬化するとかなり硬く丈夫ですので、
油を使用したりしない場所での、天板などにも良いマテリアルです。
油染みなどあまり気にしない、という方であれば、キッチンの天板に使用しても、なかなか素敵だと思います。
最後に蜜ろうワックスでコーティングして仕上げていくので、油染みもそのまま放置しなければ、ある程度の使用には耐えられるでしょう。

「カラフルメキシカンタイル」

01.造作家具02.タイル00.現場05.パウダールーム07.シンク・バスタブ・トイレなど衛生陶器12.リノベーション05.キッチン20.『サンタフェ・リノベーション』の家

久々に使用した、カラフルなメキシカンタイルの施工事例です。

いびつで、独特なカラーリング、懐かしさもあるこのタイルは
やはり、とっても愛らしい ヤツです。

1.キッチンとアイランドカウンターでの使用。
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2.洗面所での使用
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シンクも、タイルの絵柄に合わせてセレクト出来ます。

コーナーの竹タイルが、昔っぽい。

3.パウダールームでの使用
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メキシカンタイルの赤みと合わせるように、
パウダールームの壁をメキシカンなオレンジで華やかに可愛らしく。

巾木も同じ色のブルーでまわしています。

 

「テレビキャビネット バリエーション様々」

01.造作家具05.リビング

 

造作家具として始めから設計に組み込んでいくテレビキャビネットも家のデザインに合わせて、様々なデザインのバリエーションがあります。

今回はそのバリエーションの一部を紹介します。
定番のテラコッタタイルと白ブリックに合わせた、ナチュラルなデザイン。
このスタイルは、飽きのこないネイチャー・デコールのベーシックデザインです。
ダーク色のブリックにシャビーオークのフローリング。
これには古材の素地を生かした、シンプル質感のあるデザインでテレビキャビネットを造作しました。
TRACKの家具でコーディネートされたリビング。ブラケットの照明はジェルデ。
テレビキャビネットも同じテイストで、
オークとアイアンを使ってデザイン。
古レンガのパターン貼りと板張りの勾配天井、そしてグレーテラコッタの床で構成されたリビングには、あまり主張し過ぎない、プレーンなデザインのテレビキャビネットを作りました。
オリジナルの空間に合わせて、その部屋にコーディネートされた造作家具の一例です。
デザインのバリエーションは無限に広がりますね。

「コの字型 オーダーメイドキッチン」

01.造作家具02.古材01.アイアン03.こだわりのキッチン05.キッチン20.『COZYな時間の流れる家』

 

コの字型 オーダーメイドキッチンの事例です。

荒々しさを抑えた古材とスチール、

そしてグレー天板のシックなオープンキッチンです。

間口2700のゆったりサイズのキッチンは
上部に吊り戸棚を設けず、
下部収納だけでも収納量たっぷり。
シンクの設置された天板部分は奥行を
95センチもたせ、両面からの使用が可能です。
95センチの天板はアイランドカウンター的にも使用出来、
そのボリューム感もなかなかなものです。
天板には、黒に近いグレーでシックなイメージにまとめています。
傷の付きにくい、人口大理石を採用しました。
アイランドカウンターの上には、
オープンの古材の棚をアイアンで吊りディスプレイ棚としました。
棚の下には、ワイングラスホルダーも
忘れずに設置ですね。
一部にFAXや電話を置いておくオープンコーナーを設け、下部の棚はスチールロッカーの様な扉をオリジナルで製作。
扉や引出しは、風合の加減を調整した古材と黒皮のスチールフレームで製作。
小さなカトラリーや小物なども分類しながら収納出来る様、小さな引出しを沢山用意してます。
キッチンの内側は引出し式収納を中心にしています。
回転トレーとワゴンが設置されたコーナー部分。