20.『海外生活経験をベースに』

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「ここには特別なお楽しみゾーンがいっぱい!」

09.NDのオーナーさん20.『海外生活経験をベースに』

ネイチャー・デコールの新作事例WORKSに「オーナーズボイス」をいただきました。

 

建築〜インテリア〜ガーデンとモノ作りやデザインが大好きなオーナーさんで、

私もこの家創りは最高のモチベーションで、気持ちよく仕事をさせていただけました。

 

そのように、オーナーさんと同じ波長で仕事が出来ると言うことはとても大切なことで、

その波長が信頼感となり、そこに調和が生まれて良い仕事は出来ていくのだと思います。

このようなモノ作りの機会を与えていただき、感謝に尽きます!

 

 

山中ピアノ

 

実はこのオーナーズボイスをメールで頂いたのは、

たまたまネイチャー・デコールの家のオーナーさん達何人かで飲んでいたときの事。

そんな偶然も重なり、本当に嬉しくなってしまい、涙がこみ上げてきてしまいました。

 

 

また、今回のオーナーさんご家族との出会いに感謝し、この「オーナーズボイス」

ありがたくいただきます。

 

○ オーナーズボイスはこちらから →

https://www.nature-decor.com/works/detail116.html

 

 

 

「プレゼンスケッチ〜完成画像へ」

11.ネイチャー・デコール20.『海外生活経験をベースに』

 

ここのところは、出来上がったお宅の竣工撮影が続いております。

やはり、お引き渡し後の竣工撮影を終えて

はじめてひとつのプロジェクトが自分の手から離れていく、

そんなイメージです。

そしてオーナーさんにバトンが渡され、完成した家に日々の生活を通して

色添えをしていきながら、一軒一軒個性的な家となって歴史を重ね育まれていく。

 

昨日の竣工撮影は、横浜市青葉区の「海外生活経験をベースに」の家。

今年の7月にお引き渡しを終え、生活がはじまりまだ半年も経たないお宅です。

 

今回はそのお宅の初期提案(プレゼンテーション)のスケッチと、

実際出来上がった完成画像を並べてみました。

 

プレゼンテーション時のスケッチは映画の台本のようなもの、

その中に全体コンセプトを踏まえた動線の計画、空間の構成、素材イメージ、

カラーリング、インテリアコーディネートなど基本となるものが凝縮されています。

 

なので、初期提案のスケッチからは大きく変わることは無く、

それを基にしながら現場の工事が進められていきます。

ネイチャー・デコールでは設計図と同じくらい重要なものになってきます。

 

 

 

山中.エント.1

山中.エント.2

 

 

 

 

山中.リビング.1

 

山中LDK

実際に合わせて、家具や照明の微調整はありますが、テイストを大きく変える事はありません。

 

 

 

 

 

 

山中.リビング.2

 

山中.全体.2-2

 

 

 

 

山中.キッチン

山中.キッチン.2

 

 

 

 

 

山中.パウダー

山中.パウ.2

 

 

プレゼンテーション時にはスケッチと一緒に「イメージコラージュ」を提出します。

ここでは、スケッチでは掴みきれない全体の空間の雰囲気から

水栓やタオルバーなどの細かいモノまで、各部屋ごとにコラージュしていきます。

 

このように、家創りの核となる初期提案のコンセプトがとても大切になってきます。

 

 

今回のお宅は、ネイチャー・デコールのデザインの中でも、初期の頃から

進めてきた王道スタイルのもの。

自分はやはり、この感じ、、落ち着いちゃうんだな〜

 

 

 

 

 

 

 

「これからの季節、活躍しそう〜」

05.ガーデン&外構03.庭で過ごす09.NDオーナーのライフスタイル20.『海外生活経験をベースに』

 

だいぶ、朝晩空気が涼しく感じてきた今日この頃ですが、

 

横浜市青葉区で手掛けた「海外生活経験をベースに」の家、

ようやく外構や植栽も整ってきました。

 

山.1

夕暮れ時期の良い時間帯。

なんか、温かさというか幸せな感じが外から見ても覗えるような佇まい。

 

 

 

 

 

 

山.2

山.3

山.4

山.5

出来上がったのは、こんなスペース。

 

ウッドデッキ部分のアウトドアテラスの広さは約15帖程度。

パーゴラにはオーナー自らが簾をかけて、またカーテンを閉めてしまうと

完全にプライベート空間となります。

 

アウトドアテラスは、低いシートのリビングゾーンとテーブル席のダイニングゾーン

に分けて、シーンを変えながらゆったりと使っています。

 

これからの時期、こんなスペースが活躍しそうですね〜

 

 

 

 

 

 

山.7

室内側からは、間口4メートルの大開口窓・木製ヘーベシーベ窓と外部が

このように繋がっていき、視覚的に外部を内部にも取り入れてしまうことで、

本来の○○帖〜といった、リビングやダイニングの実際の広さを遙かに超えた、

開放感や大きさを感じさせます。

 

そして、観賞用の庭ではなく、「過ごせる庭」として

外部スペースを第二のリビングやダイニングとして活用していく良い事例です。

 

 

 

 

 

 

「プレゼンからちょうど一年、今日は引渡しの日」

00.現場20.『海外生活経験をベースに』

 

「初回のご提案(プレゼン)から一年間で、竣工になります、、」

はじめて、家創りの相談に来られたお客さんにいつもお伝えしております。

 

初回提案後に、約4ヶ月の設計期間、そして見積調整〜工事契約、

工事期間が約5ヶ月、そんな流れでネイチャー・デコールの家創りは進められます。

そして、ちょうど一年前、あの日もかなり暑い日だったと記憶してますが、

オーナーさんのお宅でプレゼンテーションが行われ、本日無事にお引渡しを迎える事が

出来たのが、横浜市青葉区で進めてきた「海外生活経験をベースに」の家。

 

いつもの通り、まだガーデン工事や外構工事といった、お楽しみもまだまだ残している

状況ではありますが、明日の引っ越しに向けて、先行して建築側の引き渡しです。

 

本当に、建築〜インテリア〜ガーデンとモノ作りやデザインが大好きなオーナーさんで、

私も本日まで最高のモチベーションで、気持ちよく仕事をさせていただけました。

 

そのように、オーナーさんと同じ波長で仕事が出来ると言うことはとても大切なことで、

その波長が信頼感となり、そこに調和が生まれて良い仕事は出来ていくのだと思います。

また、このようなモノ作りの機会を与えていただき、感謝に尽きます!

 

 

まだガランとした空間ではありますが、このお宅のポイントを少しだけ覗いてみましょう。

 

 

山中.1

表情のある古レンガの貼られた玄関まわり。

外構や植栽が7月末には整って参ります。

ガーデンは建築プランと同時に、いつものガーデン&ファニチャーズ長谷川さんの方で

計画をしてもらってます。

 

 

 

 

 

山中.2

エントランスホール・モダンな横格子のシューズボックスの扉、

上下の間接照明で正面の中庭まで誘導してくれます。

モールテックスのベンチはガラスを通して室内から中庭まで繋がっています。

中庭には四季を感じるシンボルツリーが植えられます。

 

 

 

 

山中.3

 

山中.4

エントランスホールから一枚の重厚なドアを開けて、リビングルームに。

このドアは以前こちらのブログでも紹介しましたが、丁度この家を計画中の時に

出逢うことが出来ました!

19世紀、1850年頃のフランス・ブルゴーニュ地方で使われていたアンティークのドア。

「ビンテージ」では無く「アンティーク」、このガツン!としたドアだけでも、

この家のただ者ではない感が伝わってきますね〜

 

 

山中.14

そして裏側もこんなに素敵! やはりエージングではこの風格と時代感は出せません。

 

 

 

 

 

山中.5

山中.6

リビングゾーン・造形の擬石WORKSとオリジナルデザインのアイアンシャンデリア。

勾配天井には古材の大きな梁と板貼りをエージングペイント。

珪藻土の壁に床は温かい印象のテラコッタタイル。

 

ネイチャー・デコールの伝統的王道スタイル。

やはり、何年経ってもこの定番のデザインは落ちつきます。

 

 

 

 

山中.7

階段スペースと30㎝フロアの下がったミュージックルームを見る。

 

この変則的な階段、右側の部分にはクリスマスツリーを飾ったり四季の演出も出来る

ディスプレイコーナーにもなります。そして踊り場からはスケルトン階段で

軽やかで光を回し込むようなデザインになってます。

リビングゾーンの印象に比べてこちらは、すっきりとモダンにまとめています。

 

 

 

 

山中.8

中庭に面してグランドピアノが置かれています。

ピアノやバイオリンなど音楽が共通の趣味のご家族のためのミュージックルームです。

 

 

 

 

山中.9

 

山中.10

ダイニングゾーン〜キッチンを見る。

リビングより150㎜あがったダイニングゾーンはフロアをテラコッタから、

巾広のオールドオークビンテージフローリング、古材やビンテージ感を出しながら

イームズのチェアや北欧ペンダントなど、モダンな家具・照明をアクセントに

インテリアコーディネートしています。

 

 

 

 

 

山中.12

2階のパウダールーム

 

 

山中.13

お嬢さんの部屋

マスターベッドルームやお二人のお嬢さんの部屋など、

プライベートゾーンもそれぞれの趣味指向性により、デザインもカラートーンも変えてます

 

 

 

 

 

山中.15

まだ工事途中ではありますが、この間口4メートルの大開口窓、

木製ヘーベシーベ窓から、外のテラス〜デッキへと繋がるアウトドア空間が、

この家の最大の魅力のひとつでもあります。

 

 

引き続き、ガーデンやアウトドアスペースの進捗もお知らせしていきます。

 

 

 

 

 

「一枚のイメージ画像から忠実に再現」

01.擬石・擬木・造形00.現場20.『海外生活経験をベースに』

 

ここのところの忙しさから、このブログもかなり空けてしまいました。。

 

若い頃から、継続して同じ事を繰り返し行うのがとても苦手な自分ではありますが、

このブログの中では、発信することが多く、こんな事もお知らせしたい、あんな事も

お知らせしたい、、と、まだまだお話ししたいことがいっぱいで、

自分らしくなく結構続いているのが不思議です。

そして、何日もこうしてブログの更新を空けてしまうと、罪悪感すら感じてしまうのも

また、不思議です。 いつの間にか、そんなマメな自分になっていた。(笑)

 

 

さて、今日はいま進行中の横浜市青葉区「海外経験をベースに」の家。

7月の完成に向けて、仕上げの業者さんで賑わって参りました。

今回お知らせするのは、ネイチャー・デコールお得意の擬石WORKSについて。

 

 

 

再現.1

ヨーロッパの古い邸宅のイメージで、そもそもあった躯体の石積み構造の壁を、

新しい住宅の中で再現出来ないか、、と考えていたところ、

オーナーから渡された一枚の画像。

なかなか良いバランスの画像ですね〜

こんな石積みは、新たに石を積むことでは再現出来ないので、

ここは、この画像のニュアンスをもとに、別の手法で創り上げていかないとなりません。

となると、ネイチャー・デコール・マジック、擬石WORKSの出番ですね。

 

 

 

 

 

再現.2

 

再現.2-2

そして出来上がったのが、この壁です。

窓廻りにまぐさ代わりのブリックのアクセントも入れながら、

かなり忠実に再現出来ました!

 

画像では伝わりきらない、石ひとつひとつのディティールや、目地の具合など、

誇張してやりすぎない、といった自然感がとにかく重要で、

良く目にする、アミューズメント施設やショップの様になってしまうとダメなんです。

 

そうして出来上がった壁、これは本物の石積みの再現です。

 

 

 

 

 

再現.3

 

再現.4

これは、はじめの造形の段階。

ここでは、固まりが遅く肉厚(盛りつけ)がし易い、造形専用のモルタルを使用します。

石を積み上げていくことをイメージしながら、絵を描くように人の手で形状を作っていく、

という大切な工程です。

 

 

 

 

 

再現.5

造形が出来上がると、こんどは色付けの為に、いったん白でベースを作り、

その上から、エージングの技術で石に濃淡を出していきます。

ここでも、画像を見ながら絵を描くように着色していきます。

 

そして、決め手となるのが目地入れ。

実際の石目地みたいに隙間を目地で埋めていき、石が積み上げられた様な表現を作ります。

 

ここまでの作業を、アーティスト4人~5人で一週間以上の日数を掛けて完成させていきます。

 

 

 

 

 

再現.6

一般的な家創りの常識を越えたフィニッシュワーク。

 

完成して出来上がったものは勿論重みと存在感があるわけですが、

素材やものを選んでいく工程であったり、壁一枚に費やす手間と時間、そして情熱。

こうしたひとつひとつのもの作りの工程のバックストーリーが、

家をより豊かなものにしていきます。