「童話の世界に舞い込んで.旅紀行 3」

 

 

ここは、まるで童話の世界に舞い込んでしまった様な場所。

トンガリ屋根に白い壁の家々。
アルベロベッロに到着。
ここにしか無い、一種独特な雰囲気に
心を奪われます。
世界遺産にもなっている場所。
この建物は、「トゥルッリ」という名前で呼ばれ、地区全体がこのスタイルで形成されていて、それは圧巻です。
建物の断面構造は、
石灰岩を二重に積み上がられた壁には、
外壁を白い石灰で塗り固め、なんと厚さ
1m程度の壁厚になっています。
ポイントの屋根は「カンネーレ」という
グレーの平らな石を円を描くように積み重ね、頭から円筒形の石でキャップします。給水設備などない当時は、地下に深さ5m程の穴を掘り、雨水の貯水槽を作って利用していました。



     

内部は3m程の高さに木の天井があり、
天井裏にはハシゴで貯蔵品やあらゆるものが置ける、いわゆる小屋裏収納になってます。
おや?この天井と梁。ネイチャー・デコールの家でも見たことがありますね。(笑)
壁には厚みを利用して、用途に合わせた
大小様々なニッチが、しっかりと機能しています。
なんとなく、大好きなSanta Feの
アドビにも近い様な、この生活様式。
やはり、どこに行っても、自分は
土着的なものに惹かれてしまうようですね。
アルベロベッロに着いたのは夜。
ライトアップされた白壁の町並みは、
なんて幻想的なんでしょう。
童話の世界を観ながら、良い夢がみれそうです。
さて、この旅もいよいよ終盤戦。
明日は、いよいよ憧れの「アマルフィ」へ向かいます。