「我が家の庭木を入れ替えました」

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

今日は我が家の庭木を入れ替えた件。

以前から、ちょうど家のコーナーに当たる南東の一番目立つ植栽ゾーンが

なかなか定まらず、しばらくの間、手つかずになっていたのですが、

この春を迎える前に庭木を植え替えました。

日当たりが良すぎる場所なりの難しさもあるようです。

 

BEFORE

現状は、主役がわからずに雑然と生い茂ってる樹木たち。

下草のグリーンベースとなる、「クリスマスローズ」や「ユキヤナギ」などだけを

生かして、高さのある「ヒメシャラ」「ウツギ」「シルバープリペット」を

思い切って処分することにしました。

 

自分のイメージでは、株立の主役となるしっかりした樹木を決めて、

足元をグリーンベースで固めただけのシンプルな計画。

なので、いろいろと削ぎ落としていくことを有りきでイメージしていました。

 

 

 

 

 

今回、株立の一番候補は、「アオダモ」

これは、最近のお客さんの家にも好んで提案させていただいてる樹種のひとつです。

いつも樹木をお願いしているガーデナーさんの「テラシエラ・山本さん」に、

良い木との出会いがあればすぐに抑えてくださいね、とお声掛けをしておりました。

 

そして提案してくれたのが上の画像の「アオダモ」

樹高は3.5メートルくらい、6本からなる株立ちで縦方向にスラリと伸びた樹形、

はっきりとした白斑模様の幹肌が美しく、枝先まで繊細な樹姿。

この画像を見せてもらったときに即決しました。

テラシエラ・山本さんは、おおよそ50株以上を観た中から一番この場にふさわしい

サイズ感、枝ぶり、樹形のものを提案してくれました。

いつも頼りになる、寡黙なガーデナーさんで、ネイチャー・デコールの

ガーデンチームの強力なパートナーとして欠かせない存在の一人です。

 

 

 

 

今までの木を処分または移植するまえに、お酒で清め

この地で頑張ってくれたことに拝礼を。

 

 

 

 

株立は見る角度によって随分と印象が異なるため、

人がよく目にする角度や、歩いてくる方向などを想定しながら、

樹木を回転させて、一番いい立ち位置と向きを決めていきます。

 

 

 

 

この時期は植え込みには良い時期らしいです。

丁寧な仕事で足元を固めていきます。

 

 

 

AFTER

そして東南のコーナーガーデンが想像していたとおりに

こんな感じで生まれ変わりました。

まわりの樹木を整理して、ここの主役を一本に明確にしたのは正解でした。

 

この「アオダモ」、あまり主張しすぎないけどさり気ない存在感と

品の良さが僕は好きなのですが、

はじめのこの樹形を崩すこと無く、一年に一度、

丈の部分を3〜4箇所ハサミをいれるだけで、ほぼほぼ形がキープ出来き

手入れも楽という点で、おすすめの木です。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)