「COCOON・コクーン 完成しました!」

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

ここのところの忙しさから、このブログも一ヶ月以上サボってしまいました。

新規のプレゼンを控えながら、進行中の設計案件、そして進行中の現場に引渡間際の現場、

それらが重複して進みながら、その他、諸々と動きが重なってしまい、

流石に海にも一ヶ月以上行けてなかったのですが、

昨日久々のHOME BEACH行ってきました、暖かく天気も良く波もそこそこで、

すっかり充電してきました〜 やはり海は心をフラットにしてくれますね。

 

さて、いよいよ今月中旬に引渡を控えている「ネイチャー・デコールで建てる二度目の家」

ですが、そこでCOCOON(お籠もり空間)を作っていることを、

このブログでも以前お知らせしましたが、なかなか良い感じに仕上がりました。

今回は、それが出来上がるまでの作業工程の様子をダイジェストでお知らせしますね。

 

 

○これが完成したCOCOONです。


 

 

○コーナーの大きなアールを作る

全体は左官の壁で仕上がってくるのですが、左官で大きなアールを作ることに限界があり

コーナーの大きなアールや壁から天井に繋がるドーム状のアーチは、

アールが自由に作れる金物を使って形状をおこしていく。

 

 

○金網を張りめぐらす

金物で作ったアール部分に金網を張りめぐらして、壁の面を作っていく。

柔らかい金網なので、ここでアールを更にわん曲させたり、凹ませたり

仕上がりをイメージしながら、手で下地となる形を作っていく。

 

 

 

○金網の上から左官の下塗り

金網の上に左官で肉付けしながら下地作りをしていく。

ここは大胆なボリューム感が生まれるように伝えて作業してもらう。

照明がくみこまれる廻りも、光の広がり方をイメージしてアールを

適当なかたちで作っていくのですが、ここは均一感が出ないように、

いかにも穴をくり抜いて生まれた開口の様に気をつけていく。

 

 

 

○左官の中塗り〜ネットの伏せ込み

 

大ざっぱな下塗りが終わると、今度は壁に強度を持たせるためと、

クラック防止の為に、全体にネットを伏せ込んで一気に中塗りを仕上げていく。

この時に使う色も、ほぼ完成に近い色で中塗りをする。

 

 

 

 

○仕上げの左官〜微調整

ここで仕上げの左官WORK

霧吹きを使いながら、アールを整えていったり、鏝のムラや波も

合わせて微調整していく。

 

 

 

 

○そしてCOCOONが完成!


 


 


 


 


なかなかこの画像からは伝わりにくいのですが、

日常の中の非日常、

家の中にこんな空間があること自体なんだか不思議で面白い感じ。

 

天井も低く、まさにCOCOONの様に囲われたお籠もり空間になりそうです。

 

現場で創りあげていく作業って本当に面白いですね!

どこにも無いものならば作ってしまおう〜!

前例にある物だけをやって、リスクヘッジしている所には何も生まれません。

それが、この家だけのオリジナルになっていくのだから。

 

「ネイチャー・デコールで建てる二度目の家」完成まであと僅かです。

THE NATURE DECORな家になっています!

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)