「リビングを広く見せるための7つの設計手法」
部屋はゆとりを持って計画したいもの。

ネイチャー・デコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。
部屋はゆとりを持って計画したいもの。
「壁 一枚の奥行きで…」
窓に奥行きをもたせて、壁を厚く見せる。
この200~300程度のちょっとした奥行きで部屋を広く見せることが出来ます。
そんなに広げられなくても、壁一枚分の小さな奥行きでも、かなり効果的。
出窓部分には古材の窓台を付けて、ディスプレイスペース。
カーテンはその奥行き部分の上部にカーテンボックスをつくり、目立たない様に…
01.エージング・ペインティング06.家創りのヒント05.ダイニング05.子供室07.窓
フランスのアンティーク窓を廊下との境の間仕切りの壁に組み込みました。
この部屋は子供部屋で廊下を通して、奥のダイニングまでが見える覗き窓になってます。
これは廊下側から子供部屋を見たアングルです。
子供部屋の奥のアクセントカラーが目立ってますね。
せめてLDKには、アルミサッシを使いたくない、そんなオーナーの希望でこの開口部は全てスチールでオーダーにより製作されました。南に面したガラスはLow-eのペアガラスで、フレームは極力細くスッキリと見せるために、強度を考えながら、フラットバーを小さな組み合わせで構成してます。フレームの仕上げはスチールの素地感を出していくため、黒染めで仕上げました。
ただ流石にこの大開口の引き分けドアは重く開け閉めには苦労しそうです。(汗)
05.パウダールーム03.幸せバスタイム05.バスルーム02.石04.アジアンモダンスタイル07.窓
バスルームに外を眺める大きな窓を付けて
、バスコートを計画しました。
お風呂に入りながら、外の景色を楽しみ、
明るい時間帯では自然光を、夜は外のライトで幻想的で非日常を体験出来ます。
バスコートには、珊瑚石(コーラルストーン)を壁全体に貼り、
バスルームの壁には水に強いチーク材を濃いめに染色して貼ってます。
全体的に、アジアンリゾートなイメージでまとめたものです。
こんなバスルームには、同じくアジアンなテイストで、
濃いめのチーク材を天板にしたり、
バンブーを編み込んだ網代などで、
洗面台の扉を作ってしまうと、水回りの統一感が図れます。