20.『八ヶ岳山荘』

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「和を感じる浴室回り」

00.現場05.パウダールーム05.バスルーム12.リノベーション02.石04.和モダンスタイル20.『八ヶ岳山荘』02.床材・その他

最近バス回りの提案で増えてきているのが、「和」を感じる浴室回り。

やはり日本人ですね~ 「和」を感じるお風呂は癒されるものです。

特にひのきの香りを楽しみながらのバスタイム、これは良いものです!

今回は、先日お引き渡しをした、八ヶ岳山荘での事例を紹介します。

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静かな別荘地の中のこの家は、お風呂もこのように温泉旅館の様。

W.1300 H.1500の引き込みサッシュを開口すると、
大きく外と繋がり、まるで露天風呂の様でもあります。

奥行きを持たせた出窓に設えた開口部からは緑が溢れています。

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壁はひのきではじめのうちは塗装をせず、数年間はひのきの香りを楽しみ、
水染みが気になり出した頃に、色と塗膜をつけることにしました。

床と浴槽には、十和田石を使ってます。
十和田石の特性は以前にもこのブログで紹介しましたが、
やはりなんといっても、滑りにくく、足の裏にきゅっと吸い付くような足触りでしょう。
それを浴槽の中まで貼り込んでいるのが、とても贅沢な印象を与えます。

透明のテンパライトガラスで洗面所と繋がってきます。

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洗面所も浴室同様、ヒノキの壁に十和田石の床で同じ仕上げになってます。

今回使用した洗面台のトップは、傷の付きにくい人工大理石で
「クォーツ人造石」というものを採用。
それは、どうしても天板に濃いシックな色味を持っていきたかったので、
傷が目立ちにくい材料は、、と探したところ行き着いたのが
この「クォーツ人造石」でした。

極力余計な装飾を排除して、この間接照明と素材感、
そしてシンプルで上質な衛生陶器でまとめたのがこの洗面スペースです。

「和を感じる浴室回り」は現在マイブームなので、
しばらく事例として増えてくる予感です。(笑)

 

「遂に完成!八ヶ岳山荘リノベーション」

00.現場12.リノベーション20.『八ヶ岳山荘』

 

先日完成した「鎌倉の家」に続き、同時に進めてきた八ヶ岳山荘の

大型リノベーションも本日完成しました!

まだ、細かな残工事は残すものの、お盆前の完成ということで

ぎりぎりですが、予定のスケジュールで納まりました。

当たり前な話しですが、どの家も深い思いを持って、

色々なシチュエーションを思考しながら進めております。

この八ヶ岳山荘においても、普段ではなかなか出来ない恵まれたロケーションと

スケール感のリノベーションだったため、自分の中でもかなり入れ込んだ現場でした。


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建物の外見は現状を生かしましたが、外壁の左官の仕上げは

今回すべて塗り替え、装いも新たに生まれ変わりました。


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アプローチ

勾配天井の長いエントランスからのアプローチ。

ダイニングまで一直線に抜ける見通しは圧巻です。

歪で、色もバラツキのある素焼きのテラコッタタイルが温かい印象を与えます。


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長いエントランスアプローチから60㎝高低差があり、

階段を下がると、構造が現しの吹き抜けリビングが迎えます。

床は、オーク材ヘリテージユーロで仕上げてます。

大開口の吹き抜けのガラスからは明るい自然光がいつもサンサンと降り注ぎます。


和室


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今回はモダンな囲炉裏に挑戦しました。アイアンでオリジナルの自在鉤を製作。正面の壁は、藍染めした和紙で一面アクセントウォールもともと、2階に部屋があったところを、取り壊し吹き抜けにして囲炉裏部屋に改造しました。

琉球畳の香りが和やかな気持ちにさせてくれます。


暖炉

そしてリビングにはもうひとつの主役のストーブが。

吹き抜けに向けてまっすぐ伸びていく煙突はいさぎいいものです。

今回のストーブは、デンマークのもので、ガラス面が大きく火が存分に楽しめ、

空間にもモダンに溶け込むデザインのものをセレクトしました。

ストーブの足下は、南部砂利を入れた土間のたたき仕上げで、

ナチュラルな風合いに。


ダイニング



リビングから更に30㎝下がったスペースがこの家のダイニングスペースです。緑の中にせり出したような、この空間はサンルームの様で、外の明るい日差しをあびながら食事が出来る、そんな空間です。ラフな白い板貼りの壁、白い格子の窓、そして天井の古材がとてもコージーで明るい印象を与えています。


キッチン

アール壁の奥には、アクセントタイルを貼った、

外を見ながら調理が出来る、キッチンスペース。


室内バルコニー

2階からは吹き抜けを見下ろす、室内バルコニーを作りました。

ここはもともと壁があった部屋ですが、その壁を大きくアール型にくり抜き、

1階のリビングと繋げることで、階下の気配を感じながら使える、書斎スペース

DENが誕生しました。


バス 



十和田石とひのきで仕上げたバスルームからもこの景色。ひのきのアロマを感じながら外の緑を楽しめ、温泉の様な設えです。
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リビングともダイニングとも隣接したこの大きなデッキスペースが

本当に気持ちいい!

大勢でBBQが楽しめる大空間です。

今回はポイントのごく一部を紹介しましたが、

まだまだ見所満載のこの山荘です。

各エレメントやディティールは盛りだくさん!

そちらは、またあらためて紹介しますね。

 

「アイアンシャンデリア製作中」

01.アイアン12.リノベーション20.『八ヶ岳山荘』

今進行中の現場におさめる、

アイアンシャンデリアを製作中!
先に打合せで、各パーツ部材、サイズを決定しそれを使用した、
途中段階を工房から写真で送ってもらいました。
全体のシルエット。
鉄の素材感を生かした、シンプルで
力強いデザインにしました。
今回のものは、我が家のリビングでも
使っているものと同じデザインにしてみました。


叩いてる、叩いてる。
ロートアイアン、鍛造でしっかり叩いて、表情をつけることで、
シンプルなデザインがより生きてきます。

「今日の現場 八ヶ岳山荘リノベーション.2」

00.現場05.ダイニング12.リノベーション001.大工の技20.『八ヶ岳山荘』

 

今日の東京はなんと35°の猛暑日。

そんな暑さから解放されたく、今仕上げ工事の真っ最中の
「八ヶ岳山荘」のリノベーション現場に朝から車を飛ばす。

7月末に内部工事の完成ということもあり、
大工さん、左官屋さん、塗装屋さん、内装屋さんと、
仕上げオールスターズの大集合でした。

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やはり、期待を裏切らない涼しげな現地。

敷地内に流れる小川のせせらぎがまた、爽やかな気分にしてくれます。

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この現場にはじめから関わってもらっている大工さん。

通うのも移動時間がもったいない、ということで、
工事中の部屋の一室に住み込みで工事してもらいました。
誰よりも、この工事のことを一番把握している人です。

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外に突き出したサンルームの様な、明るいダイニング。

この開口部には、真っ白い格子の窓が入ります。

ラフな白い板貼りと、天井には古材の梁。

一般のフロアより、30センチ下がった場所に位置するこのダイニングは
三面格子の大開口で、緑の中で食事をしているような、
そんな気持ちの良い空間になります。

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今回の計画で、力が入っているスペースのひとつがこの囲炉裏部屋。

存在感のある、太鼓丸太が取り付きました。

囲炉裏の自在鉤もアイアンでオリジナルで作っています。

一面のアクセント壁に貼られる、手漉き和紙も見所になりそうです。

和紙
和紙はこんな感じで、一枚が50㎝×70㎝くらいで、
一枚一枚みな表情が異なります。
和紙なのに、藍色で染めてもらったので、デニムの様にも見えます。

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さて、お昼の時間。

この土地は、やはりお蕎麦が美味しいようですね。

お昼は、地元でも美味しそうなお蕎麦屋さんを見つけ、
ツルッといっぱい、いただいてきました。

横浜から、約150キロ、二時間ちょっとの場所、
八ヶ岳は避暑地として魅力的な所ですね。

 

「今日の現場 八ヶ岳山荘リノベーション.1」

04.リゾートスタイル00.現場03.ウィークエンド・ハウス12.リノベーション03.眺望を取り込む06.躯体工事20.『八ヶ岳山荘』

今日は早朝から、中央高速を飛ばして八ヶ岳まで。

今、進行中の八ヶ岳.別荘の大型リノベーションのチェックです。

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海のリゾートハウスも良いけど、こういった涼しげな山の中の山荘も良いですね!

敷地内に綺麗な小川も流れ、鳥のさえずりと小川のせせらぎ、静寂で緑に溢れる庭。

空気が本当においしいです!

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リビングから繋がるこの大きなデッキでのBBQはさぞかし楽しいでしょうね!

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室内は、このとおりの大空間。

今回のリノベーションは、構造躯体を生かして、
内壁を全部はぎ取り、断熱材を入れ替え、一部間取りも変えていくような
大規模なリノベーションです。

室内デザインも一新されます。
かなり大胆で遊び心と奥行きのある、デザインになります。

特に、和モダンの和室の囲炉裏が楽しみです。

完成は7月末の予定、
これからのシーズン、八ヶ岳も良い時期です!