20.『ジュエリーデザイナーの家』

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「オーナーズ・ワールド」

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江戸川区で手掛けた、住職併用住宅のリノベーション「ジュエリーデザイナーの家」

本日、竣工撮影が行われました。

 

細部に渡る、オーナーのこだわりが行き渡った、

まさにオーナーズワールドが出来上がってます。

 

その中でも、各コーナーごとにストーリー性を持たせたディスプレイが、

ショップディスプレイの様で、目を楽しませてくれます。

 

家全体の紹介は、近々にネイチャー・デコール、ホームページのWORKSで

見ていただけますので、今回はこの家のコーナーディスプレイを中心にご紹介します。

 

 

関.1

関.2

ベッドルームのガラスケースディスプレイ。

 

オーナーのこれが好き!という世界観が伝わってきます。

 

 

 

関.3

関.6

関.5

リビング&ダイニングのコーナーディスプレイ。

 

何年も掛けて、コツコツ集めてきたコレクションの様です。

お気に入りのアンティークのガラスショーケースに陳列ディスプレイしています。

 

家具の取っ手や照明器具、つまみ類などもいつかリノベーションをする日を

夢見て、買いそろえてきたモノ達です。

 

 

 

 

関.4

関.7

これは、仕事場の一角です。

 

ヨーロッパのクラフトマンのアトリエをイメージさせますね。

 

こうして、長い年月を掛けて揃えてきたモノは、一貫したイメージの統一が

もたらされ、ひとつの世界観が生まれます。

 

この家のオーナーさんは、女性ジュエリーデザイナーで、自らのオリジナル作品を

創り上げている人です。

今回のリノベーションを機に、リビング&ダイニングをサロンの様にして、

自分の製作した作品を広めていく場にしていくという構想をお考えです。

 

特徴のある一点ものの作品なので、ショップや展示スペースで見せるより、

自分の好きな世界観の中で、ライフスタイルも投影させながら、

好きな人だけに、自分の作品を伝えていきたい、

この家は、そんな新たなステージとなるようです。

 

 

「最近お気に入りの素材」

02.左官12.リノベーション20.『ジュエリーデザイナーの家』02.モールテックス02.床材・モールテックス

 

 

 

最近お気に入りの素材を紹介します。

これから施工するネイチャー・デコールの家には色々な場面で登場してくる

今、ちょっとマイブームは素材がこれ!

従来、床などで仕上げていた「モルタル金鏝仕上げ」ですが、これが床のクラックや、

なかなか色加減が難しかったりと、上手に意図通りに仕上げていく事が困難でした。

そんな悩みを解決してくれたのが、このデザインコンクリート「MORTEX」です。

写真.3

写真.2写真.1先日施工したお宅の施工後の「MORTEX」の画像ですが、

この自然なムラ具合がなんとも良い感じ。

下地を選ばず、どのようなものにも食いつきが良く、

1㎜程度の薄塗りを時間を置きながら何工程か繰り返し、サンダーで磨きあげ

最後にワックスを掛け出来上がり。

ワックスはお好みで光沢具合は選べるのですが、ワックスのテカリを加える事で、

より、ムラ感が浮かび上がってくるので、この工程は必要です。

 

最終工程まで入れると、4~5工程掛かりますし、日を置いて養生期間が必要に

なるので、とても手間の掛かる材料ではありますが、この質感は他の素材では

なかなか表現出来ない仕上がり。

 

強度的にもコンクリートの3倍の強度がありながら、柔軟性もあるため、

クラックが出にくく、ジョイントのないシームレスな床の仕上げが出来ます。

 

この素材は、床に限らず、壁や天板、階段などあらゆるところに

仕上げる事が出来、防水性能が高いため、水場での使用も可能です。

 

イマジネーション次第で様々な用途に使えるこの素材。

可能性を感じますね!

まだまだコスト的には高い材料ではありますが、

ただいまマイブームの素材のひとつです。

 

住職併用リノベーション 引渡し

04.シャビーシックスタイル00.現場07.アンティーク&ヴィンテージ12.リノベーション20.『ジュエリーデザイナーの家』

「住職併用リノベーション」引渡し。
長かったこのプロジェクトもようやく今日が引渡しとなりました。
このブログでも何度か紹介しましたが、
ネイチャー・デコール主体でイニシアチブを取りながら進めていくいつもの形とは異なり、100%オーナーさんが「こうしたい!」をひとつひとつくみ取り、パーツや一部素材までオーナーさんの思い入れのある支給品を取り込み、それを具現化させていった、リノベーション。
確かにここまで変則的なカタチの進め方は、なかなか他では出来ない事で、
設計の組み立てもさる事ながら、臨機応変な施工側の能力と対応が問われる仕事でした。
オーナーの「自分でやりたい!」という熱い思いがあれば、かなり変則的な事であっても、皆を動かす事が出切るんだなあ~とあらためて感じました。
今日の引渡しは、空間の「器」の完成であり、
この白いキャンバスに、オーナーセレクトのこだわりの家具やアンティーク、ディスプレイや調度品が加わり、はじめてこの空間の完成となるので、
今回は、空間の「器」の部分の主にディテールを中心に紹介します。
住職併用リノベーション 引渡し1
アトリエの重厚な黒いアンティークドアから、エントランスを見る。
住職併用リノベーション 引渡し2

住職併用リノベーション 引渡し3

住職併用リノベーション 引渡し4

住職併用リノベーション 引渡し5

エントランスホールから、階段室。

住職併用リノベーション 引渡し6

住職併用リノベーション 引渡し7

住職併用リノベーション 引渡し8

住職併用リノベーション 引渡し9

住職併用リノベーション 引渡し10

造作のハンドメイドキッチンまわり。

住職併用リノベーション 引渡し11

住職併用リノベーション 引渡し12

まだガランとしたリビングルーム。
生活感のあるテレビは重厚なアンティークドアの扉の裏に隠して。

住職併用リノベーション 引渡し13

住職併用リノベーション 引渡し14

住職併用リノベーション 引渡し15

アトリエの扉、エージングワークなど。

住職併用リノベーション 引渡し16

住職併用リノベーション 引渡し17

引渡しなのに、このパワダールームまわりはまだ完成前で、これからフィニッシュへ。
この家本体は、30年近く前のヘーベルハウスでした。。
こんなカタチで、完成した今回のリノベーション。
オーナーさんには大変喜んでいただきました!
こだわりの家具がセッティングされた段階で、また全体を紹介させていただきますね。

「住職併用のリノベーション 追込み中!」

00.現場07.アンティーク&ヴィンテージ12.リノベーション20.『ジュエリーデザイナーの家』

 

 

江戸川区 「住職併用のリノベーション」もいよいよ追込み中。

予定では、5月中旬完成でしたが、ここにきて、少し押して来ています。(汗)
エントランスホールは、このチャーチ型のアーチとフットライトの間接照明が、上層階への期待感とスムーズな動線をアプローチしてくれてます。
壁は漆喰で仕上げています。
これもエントランスホール。
この床はまだまだ仕上げ途中ですが、
最近のネイチャー・デコールのプランではちょくちょく登場してくる素材です。
この床の仕上げまでのプロセスは、
また単独でこのブログからお知らせしますが、
最近自分の、一番お気に入りのマテリアルのひとつなんです。
明かり取りに使われてる、この鋳物の
装飾パネルは、オーナーさんの支給品。
このお宅は、家具やドアノブ、照明器具や衛生陶器などなど、そんな支給品がそこかしこに組み込まれた家なんです。
長さが3メートル近くあった、アンティークの扉は、この様にテレビをわざわざ隠すため、そしてインテリアのアクセントのために、サイズをこの家に合わせて詰め、更にこれからこの上に白のエージングを施して完成します。
次回は、仕事スペースやLDKの全貌が、
もう少しお知らせ出来ると思います。
設計段階での打合せでは、なんと7時間以上も掛けた、ガチな打合せがなんども行われました。。
そこまで、長期戦になる事は珍しいパターンでしたが、独自の世界観を持っておられるオーナーさん。
なかなか、妥協が無く、本音を言わせてもらうと、正直なんども折れそうになっていた事を思い出されます。
そんなプロセスを踏んできた家も、あと数週間で完成する、と思うとホッとする様な、寂しい様な、、
これ、引渡しが近くなると、毎回味わう独特な感じなんです。
オーナーの熱い思いがこもった、良いお宅になりそうです。

「ライティングデスクの前は桜で満開」

00.現場12.リノベーション20.『ジュエリーデザイナーの家』

 

江戸川区「住職併用のリノベーション」も、5月中旬の完成を目指して着々と進んでいます。

二階のLDKにあるDENコーナーの一角。そのライティングデスクの目の前の大きな出窓からは、満開の桜が!
リノベーションなので、長くこの地に住んでいたオーナーは、このシーンを想像しながら、新しくデザインされる家に上手に取り込んでいく事を、望んでいたのでしょうね!
オーナー支給の存在感のあるアンティークが現場に続々と搬入されてきました。
このドアも現場で再加工の手を加えて新しい表情で取り付けられます。
階段のフットライト、間接照明もなかなか良い感じになりそう。
階段一段ごとに間接を入れていく事に、現場ではかなり手を焼いていました。
寝室の前のバルコニーには、
近隣からの視線を完全にシャットアウトして、プライベート感を楽しめるように、白くシャビーにペイントされたウッドフェンスを高く立ち上げてます。
今日は、漆喰塗りのテクスチャーの打合せやエージング塗装のディテールの話が現場で行われ、いよいよこれから、仕上げ工事に入っていきます。