「プレゼン前のヒヤリング」

 

 

ネイチャー・デコールでは、お客さんにはじめてのプランを提案する前に、

なんどかお会いして、細かなヒヤリングをしていきます。
まるでお医者さんでやるような、問診、
いや、もっともっと細かな事も直接聞いていきます。
「家創りカルテ」という何枚かに渡る聞き取りシート。
そこには、物理的な諸条件以外にも、
「新しい家でどんな過ごし方をしたいか」とか趣味やライフスタイルに関わる事、好きな音楽やお酒、何年後の先の将来の事、本当にありとあらゆる事。
実際「家」に直接関係のない事でも、
生活空間を提案していく上で、結構手掛かりになる事も、実は多いのです。
昨日、5月のプレゼンに向けて、

ヒヤリングしたお客さんは、なんと膨大な写真画像を、

ネイチャー・デコールの過去の事例の中から、

細かく抜粋し全体のイメージから小さなディティールまで、

自分たちのフェイバリットと題して、
実に伝わりやすい内容でまとめあげていただきました。
更に、今 自分がハマっているインテリアグリーンの本などもご用意いただいたり…

いくら細かなヒヤリングを…と言っても、

何年間もそのご家族とお付き合いをしてる訳ではないのに、

一生暮らす家をご提案していく訳ですから、これはこれは、責任重大です (汗)

そんな中、このヒヤリングシートの中に、とても心温まる言葉が。
ご主人の言葉で、

「家に居る時間は、おそらく妻がもっとも長くなると思うので、

妻が幸せなら自分も幸せだなと思います」

なんて素敵な言葉なんでしょう!
心が温かくなり、涙腺すらゆるくなってしまいました。
もう、こんな家族のためなら、なんだってしてしまおう!
この様な言葉で、
一気に設計に向けてのモチベーションがあがっていきます。
縁があり人と人とが出会い、その家族の家という一生のステージを創る事。
どうあれ、機械がつくるわけではなく「人」が創り上げていくことなので、
こう言った、心の琴線に触れる言葉は、
大いにデザイナー心を盛り上げてくれます。
なんどかのヒヤリングを通して、
「心を開いて調和していくこと」、そこが大切なんだと思います。
お陰様で、この数年間は、プレゼン成約の連勝記録を更新中。

真摯にお互い向き合って、フラットな関係で構想していけば、

大きなズレは絶対に生じないのでしょう。

「すべらんなぁ~」 ^_^