2021年11月

BLOG一覧

「The東京の眺望を生かした、空の家 完成!」

00.現場12.リノベーション03.眺望を取り込む

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

豊洲で進めていたタワーマンション37階のフルリノベーションが完成しました。

この家のテーマは、Hacienda del cielo、スペイン語で「空の家」。

まさに東京一望の眺望を取り込み、空から見下ろした様なロケーション!

そこにインテリアデザインは、メキシコ好きのオーナーさんからのリクエストで

徹底したメキシカンスタイルの不思議なアンバランス感が楽しめる、そんな住まいです。

 

 

 

 

 

アーチ天井の長いエントランスはすでに都心のマンションであることを忘れさせてしまいます。

手作りの重厚なアイアンドアを開けると、この家のテーマであるHacienda del cielo(空の家)の文字が!

この字は奥様が何百枚も書いた直筆の字をそのままアイアンの文字で作りました。

 

 

 

 

 

眺望を取り込む、リビング&ダイニング部分の全景です。

当日は生憎な曇り空でしたが、「空の家」のテーマにピッタリなロケーションですね。

大きな窓部分を囲うように奥行きのある造付けのソファとベンチシートを造作しました。

それぞれに張地を変えて、雰囲気を違えて見せています。

窓のアルミサッシフレームに違和感あったので、古材で巻き込み太い古木のフレームにアレンジ、

天井にも素材感を出すために、古材の梁と板貼で仕上げました。

そしてメキシカンスタイルといえば、定番のテラコッタタイルの床、左官の壁という

王道スタイルの組み合わせです。

 

 

 

 

 

 

そして、奥様がこだわった、主寝室からのウォークインクローゼット。

旅行して巡ったメキシコのイメージを色や素材で表現していきたい、ということで

このゾーンには打合せでもかなり時間を掛けて作り上げてきました。

まずは、オリジナル製作によるアイアンのベッドヘッド。これは一枚のメキシコのホテルの一室の画像をもとに

デザインして、アイアンの工房にも何度も足を運びながら形にしていきました。

その背景のフランス漆喰アバナも現場進行中に色の変更をして最終的にこの仕上がりに落ち着きました。

主寝室から繋がるウォークインクローゼットも、単に収納を満たすためのものではなく、

どこよりもお気に入りの場所にしたい!というリクエストにより、

壁の仕上げや造付け家具もアレンジしながら、バックヤードといえども妥協なき空間に仕立てていきました。

ここに設置されたステンドグラスも、奥様の友人によるオリジナル制作品で、その値段を聞いてビックリ!

「ブランドのバッグにお金をかけるなら、自分はこういうところこそお金を掛けてこだわりたい!」

そんな奥様のお言葉、サイコー素敵です!

 

 

 

 

 

壁も天井もバラガンピンクによる、メキシカンで印象的なトイレ、

思い描いた通りの、良い色が出ました!

一枚のタイルのセレクトにおいても、ふんだんに思い出が詰まっています。(笑)

 

 

 

 

ここはご主人のこだわり所の、バス&洗面ゾーンです。

メキシカンスタイルの他のゾーンから一転、ここは和モダンなインテリアデザインで。

ユニットバスには、タイルや黒いシャワーセットを使うなどの洗練された「WABURO」を採用。

従来の機能優先したユニットバスとはまったく異なる、シンプルな和の高級感。

価格的にはなかなか使いやすいものではありませんが、これ、かなり良いですね!

ユニットバスも洗面ゾーンも同じタイルで床を繋げているので、

一体感のある洗練された和モダンゾーンになりました。

 

 

 

ダイジェストでご紹介させていただきましたが、いかがですか?

 

都心の無機質なマンションでも、フルリノベーションすることで、命が吹き込まれたように

有機的で温かさを感じる空間に仕立て上げることが出来ました。

家創りは、その体験すべてが一生一度のサイコーのエンターテイメントです!

悩んで決められないこと、思わぬハプニング、想像以上に時間がかかってしまうこと、

諸々の制約でどうしてもイメージ通りに具現化できないこと、

そんな事が毎回訪れます、想定通りにいかなくなってきたときに

そこをどうプラスに転換していくか、物事をポジティブに捉えていくことが成功の秘訣だと思います。

 

そうして出来上がった、Hacienda del cielo、「空の家」

そこは間違いなく、心が満たされる時間、そして人生の質をあげる空間に生まれ変わりました。

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

ネイチャー・デコール www.nature-decor.com

 

 

 

「いま企み中の、企画プロジェクトの為に、、」

09.大浦比呂志 LIFE03.ペットと暮らす11.ネイチャー・デコール

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

いま企み中の企画プロジェクトの視察として、河口湖から絶景富士山を望める場所で、

愛犬のニコルを連れてグランピング体験をしてきました。

みなさんも御存知の通り「グランピング」とは、「グラマラス」と「キャンピング」を合わせた造語で

手ぶらでラグジュアリーなアウトドアを楽しむ新しいかたちのリゾートスタイルです。

アクティブなキャンプはどうもハードルが高いな〜、なんの準備もしないでリゾートホテルに泊まるように

アウトドアを楽しみたいな〜、大人女子でラグジュアリーに自然を感じながら女子会をしたいな〜、

そんな様々な用途で最近定着したライフスタイルのひとつではないでしょうか。

そして昨今のコロナ禍の中で、ますます注目されているのがこのグランピングです。

 

その中でも、いま僕が注目しているのがラグジュアリードームに泊まるグランピング!

 

そんな体験をご紹介します。

 

 

 

到着すると、外に用意されたレセプションコーナーで受付。

このあたりも、リゾートホテルのアプローチのようですね〜

夜はライトアップされて、外の暖炉に火が灯ります。

つかみはOK! ワクワクのはじまりです。

 

 

 

敷地の高低差を生かして、重なり合うようにデッキが計画され、その上にドームテントがゆったりと設置

そしてなんと言っても、どこからもこの富士山が正面に望める、

サイコーなロケーションですね!

この施設には、スタイルを変えた6つのドームテントが用意されていました。

 

 

 

 

僕らが予約したドームは、ペットOKのドームでドームの内部はこんな感じです。

ホテルの中からの眺めともテントの中からの眺めとも違う、ドームだからこその、

まさにラグジュアリーな非日常体験。

3メートル前後の天井高さも開放感抜群で、ドームの中にはベッドが4台置かれていました。

なんとなくのスケール感はお分かりになると思います。

そして、冷暖房も設置されているので、いつも室温は安定しています。

 

 

 

 

ドームとドームの間にはドッグランが設けられていて、

ドーム同士の距離をとりながら、そのスペースをドッグランとして計画しています。

ニコルくんも富士山を眺めながらドッグランを独占していました。

 

 

 

 

サプライズなアクティビティも用意されていて、富士山展望バレルサウナ、貸し切りです!

このバレルサウナは、本場フィンランド製らしく、シダーを使った樽型のサウナで僕も初体験でした。

そのまま、外の木製ジャクジーに飛び込むなんて、まさにフィンランドスタイルか!

これは芯からリラックスしました〜

 

 

 

 

夕食までのマジックアワーの富士山も本当にきれいでした。

 

 

 

 

夕食はドームの横に併設されたテントの下で焚き火をしながら楽しめるBBQスタイル。

しっかりと下ごしらえがしてあり、焼くだけの焼き肉バーベキューとはまたひと味ちがう、

グランピングBBQでした。

そして山梨といえば、ワイン!ここにはこの土地の美味しいお酒も色々ありました〜

 

 

 

 

食事を終えると、火が小さくなるまで、デッキでワインを飲みながらニコルくんと

 

はじまりからエンディングまで、ゆったりと流れる時間の中で移り変わる富士山の様子を見ながら

贅沢な大人の時間を過ごせました。

ラグジュアリーな非日常感、そんな体験を買うのがグランピングステイなんだと実感しました。

 

いま、構想中のプロジェクトにもこの体験を生かしながらも、自分らしい発想で新しいリゾートスタイルを

発信していけたらと思います。

プロジェクトは、12月あたまから動き出す予定です。

またこのブログからお知らせしますので、みなさんお楽しみに!

 

 

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

ネイチャー・デコール www.nature-decor.com

 

 

 

 

「週末のアンティークギャラリー・2」

06.家創りのヒント09.NDオーナーのライフスタイル03.ギャラリーハウス(趣味の家)03.自宅サロンとお教室20.『中庭のあるアトリエ併設の家』

 

みなさん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

コロナ禍でなかなか開催が出来なくなっていましたが、2021年の最後にということで、

晴天の11月の週末にアンティークギャラリーがオープンしました。

私もこのアンティークギャラリーに来るのは二度目ですが、今回も大勢の来客でギャラリーは賑わっていました。

 

以前にもこのブログで紹介しましたが、2019年の10月に竣工したこのお宅は、

自宅の一角にオーナーの趣味である、アンティークのギャラリー&販売をしたり、レンタルギャラリーとして

玄関を別に分けるかたちで、来客者が自由に出入りできるアトリエスペースを作りました。

 

 

ここのところ、海外への買付に行けないために、展示も品薄にはなってしまう様ですが、それでも厳選された

オーナーの審美眼によるアンティークはどれも目を奪われます。

今回はご自身の愛用品の品々も展示されていたようです。

更に、オーナー自らアートした家具が何点か展示されていて、そのセンスにも新たな発見がありました。

 

 

 

 

 

 

このアンティークギャラリーのもうひとつの魅力のひとつに、アトリエスペースだけでなく、

中庭やポーチなど家全体を使って場所を変えて展示しているところです。

暮らしの中に展示をしていくような、すごく温かく人となりが一層感じる見せ方がとても素敵です。

 

ただ住むだけが目的の家ではなく、自分の趣味やスタイルが反映された暮らし、

そしてそれがゲストと共有出来る、ひとつの暮らしのプレゼンテーションの様な住まいの在り方。

住まいにこうした付加価値をもたせた家は、とても人生が豊かになる、

今回、この週末のギャラリーをみてあらためて体現してきました。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

ネイチャー・デコール www.nature-decor.com