「終の住処ではなく、終の棲家を」
みなさん こんにちは
ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。
慌ただしい年末から新年の始まりを迎え、2022年、新しい年もはじまりもう一ヶ月が経ちました。
遅ればせながらですが、、みなさん、本年も変わらずよろしくお願いいたします。
ここのところ、新規でお会いするお客さんからのお言葉で、
自分にとって、とてもうれしい言葉があります。
その言葉は、「計画するこの家は自分たちにとっての終の棲家としたい」というもの。
偶然にも、そんなお言葉を何人かのお客さんにいただきました。
家創りのパートナーを決めることは、結婚のパートナーを決めることと一緒で、この人と!と思ったときが、
人生の始まりで、その人と一緒に最高な時を刻めるよう、お互いに信じ合い尊重しあって紡ぎあげていくこと、
と予てから、新規のお客さんにはお話させていただいてます。
ところがそんな話をすることもなく、そのような想いをもってうちの扉を開けてくれるお客さんは、
自分自身のモチベーションを最大限にあげてくれるものです。
「計画するこの家は自分たちにとっての終の棲家としたい」
ついのすみかは、「終の棲家」とも「終の住処」とも言われますが、僕はあえて「終の棲家」
と表現しています。
それは「終の棲家」の方が積極的に最期を迎えるまでの住み場所や空間を捉えているイメージがあるからです。
年老いていく生活をバリアフリーでカバーしていくといった守りの考え方だけではなく、
人生のエンディングを、これまで以上にポジティブに楽しんでいこう!
というイメージが「終の棲家」からは感じ取れます。
そんなエンディングに向けてのステージ創りを求められるということは、本当に嬉しい限りです。
新しいことや夢に溢れる若いパワーに触発される家創りも刺激的ですが、
自分もこうして家創りを通して歳を重ねてきた上で、
酸いも甘いも噛み分ける、そんな熟年者からのオファーは、
なんとも、安定感と本質的な良し悪しを同じ波長で感ずることができるものです。
そんな訳で、2022年も幕開けですが、重ね重ね本年もよろしくお願いいたします。
大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)
ネイチャー・デコール www.nature-decor.com