「最近製作したオリジナルダイニングテーブル」
最近オリジナルで製作して納めたテーブルをご紹介します。
ダイニングテーブルやセンターテーブルなど、良いアンティーク家具との出会いがあり
その空間にマッチさせたり、既製品やブランド・デザイナー家具などで
コーディネートさせていくことも、勿論良いのですが今回の2件の家は、
ピッタリのサイズや兼ねる機能のモノが、出来上がってるものでは無かったため
オリジナルで製作することになりました。
1. ちょっと大きめサイズの8人掛けテーブル
テーブルのサイズは、L.2400×d.900で8人でもゆったりと使え、
人が大勢集まり皆でテーブルを囲むことを想定したものです。
天板はスッキリと薄さを見せていくのと対照的に、存在感のある脚の部分が特徴的な
デザインです。
天板にも脚の部分にも古材を使用しています。
天板には古材のオーク材を使用し、古材特有の木のシミやの釘の抜き跡などは残しながらプレーナーで滑らかに磨きあげ、クリアウレタンの艶消しで仕上げてます。
やはりダイニングテーブルの場合は日々の使い勝手を考えウレタンの艶消しでフィニッシュしておくのがオススメです。
そしてこの存在感のある脚の部分。
材料には古材のヘムロックを使用しておりますが、
流石にここまで太い大きな古材はなかなか手に入らないため、古材同士を抱き合わせ
大きな柱状のものを一度作った上で、旋盤機で削りだしこのかたちを作ってもらいました。
お宅に納まってるテーブルを見るとなんの違和感もなく、空間に融け込んでいますが
製作過程にはいろいろなストーリーがあるんですね。
2. キッチンカウンターと一体型のダイニングテーブル
なんと全長4550ミリの大迫力のキッチンと一体型のダイニングテーブルです。
このキッチンと繋がる大きなカウンターテーブルを素材を変えずまた段差を付けずに
見せていきたい、と考え仕上げ材には「モールテックス」を採用しました。
そして段差を付けない為に、キッチン部分は床を150㎜落として、
作業台の高さも、テーブルの高さも不具合無く使える様にしました。
ダイニングテーブルには、6人〜7人が座れます。
この長いカウンターテーブルに対して天板も厚みを100㎜持たせ、
カウンターテーブル自体がダイニングキッチンの中心になるような設えにしています。
「モールテックス」のカウンターテーブルの背面には天井までの大きなブックシェルフがあり、趣味性の高いインテリアデザインは、この家のテーマでもある
「ブルックリンスタイル」にピッタリはまってます。