「懐かしい佇まいへリノベーション」
みなさん こんにちは
ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。
築15年の住宅を全面リノベーションして、新たに生まれ変わりました。
新たに生まれ変わったと言いましても、このリノベーションに対しての
オーナーさんからの要望が、「ずっとそこに佇んでいたような懐かしい住まい」
というもの。
もともとの既存の建物自体も、築15年ということで、全面を改修するにも、
まだまだ新しい建物で、その家自体から味わいが出るのにも、中途半端な年代で、、
そういうことであれば、趣のある懐かしさを感じる空間にデザインしていこう〜
ということで家創りのスタートをきりました。
オーナーさんは、自分の中でこうしたい!というイメージが全体感からも細部からも
湧き上がっていて、膨大なスクラップや素材集、また自身が今までの集めて来られた
家具や食器、古い小物、テキスタイルに至るまで、スタイルの一貫性があり、
何年もかけて今回のリノベーションのために思いを寄せてきた感じが、
ひしひしと伝わってきました。
そして嬉しいことに、僕が24年前に手掛けた家の写真を雑誌から切り抜き、
好きな家にスクラップしてくれていました。
今回は「懐かしい佇まいへリノベーション」、そのお宅を紹介します。
玄関ホールには、アンティークのフランスのハンガードアを取り付け
収納はグレモン錠の金物を使用
玄関ホールの吹抜けの手すりも木製のものから、アイアンに取り替え
天井からは大きめのシャンデリアを
奥様の寝室の収納扉
自然に使い込まれた風合い、ブルーが良い具合にエージングされています。
もとは中庭だったスペースをサンルームに作り変えました。
リビングから一体感で繋がり、サンルームに設けたトップライトは、
廊下にもリビングにも光をまわします。
今まではリビング&ダイニングが少し窮屈だったので、
このサンルームのスペースがなにかと大活躍しそうです。
システムキッチンを取り払い、すべて造作でキッチンを作り変えました。
インダストリアルな大きめの照明と黒をベースにしたキャビネットで
甘くなりすぎないシックなキッチンにデザインしています。
「黒」「古材」「サブウェイタイル」にインダストリアルなエッセンスは
鉄板のスタイルですね!
トイレ&洗面スペースは、モノトーンの「白」と「黒」を基調に、
「サブウェイタイル」「モザイクタイル」にボーダーやアクセントを入れて。
工事期間的には3ヶ月位の日程でしたが、大きくイメージが様変わりしました!
ここに、オーナーさんが集めてこられた家具や小物が置かれたら、
また一段と独自の世界観が生まれてくると思います。
暮らしぶり、今から楽しみです!
大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)