「久々の台湾遠征仕事」
12月7日から4日間、久々の台湾遠征仕事。
現地での新規プレゼン、進行中の現場の確認、
引き渡しを控えたお宅のインテリアコーディネート、
などなど盛りだくさんの4日間でした。
まずは、台湾ブランチへ。
このオフィスは私たちの台湾の仕事の拠点として、
台湾のビジネスパートナーの為に三年前にデザインしました。
完成当初と変わらず綺麗に使われています。
新しいお客様との初回打合せの場としても使用される、
ショールーム機能を兼ねたオフィスです。
そして、可愛い猫ちゃんの新しいスタッフも増えたようです。
今回の一番の目的は、2年以上先の仕事ですがそのプレゼンテーションを行ってきました。
うちのホームページの実例もくまなく見て頂いていて、
とても好感触なご提案となりました。
はじめに、「わびさび」というキーワードが先方から言い渡され、
素材感のあるミニマムな日本の様式美が好きだという、とても日本びいきの方でした。
そして、旧正月に向けての完成を控えているまさに仕上げ工事真っ最中の現場チェック。
外観もホテルのような富裕層向けマンションで、フロア面積が約100坪。
部屋からのビューも街が一望出来る上層階。
インテリアデザインは台湾の富裕層住宅にありがちな、きらびやかな豪華主義な
ものではなく、質感を生かした上質でシンプルなデザインに。
建築会社のクオリティもなかなか高くて綺麗に整った現場でした。
オーナーからは具体的にこんなイメージで!という明確のものは無い代わりに、
世界中を旅行して歩いてる経験の中で、オーナーが見てきたものや、
ひとつのスタイルにとらわれない、ミクスチャーなデザイン、
様々な家具や世界の調度品をセンス良くコーディネートされた事例を見せられ、
そのマンションのインテリアコーディネートは一日掛けて何軒も家具ショップを巡り、
3パターンくらいのコーディネート提案を作り上げていきます。
大きなソファーセットなど、なかなか日本では提案出来ないようなサイズ感、
そして予算の上限を与えられてないので、それはそれで難しいもの。。
台湾の事務所ではじめてやった家、いまから3年前のデザインですが、
その家にもお呼ばれして暮らしぶりを覗かせて頂けました。
本当にインテリアが好きなんだな〜と思うくらい、
細部のディスプレイにもこだわり、
その空間を綺麗に磨きあげ楽しそうに暮らされていました。
打合せはいつもSkypeで行っているので、ご本人と直接お会いしたのは初めてでしたが、
「いつか遊びに来てくれたらいいな〜と思っていました」そして
「いつも台湾からブログを見ています」、、そんな事を言って頂き、本当に嬉しい限りです!
大きな家も小さな家も色々ですが、その大小の問題ではなく、
国を超えても繋がりをもて、なにより喜んで頂きながら、
生活の場となる空間をご提案していけることは、デザイナーとしてかけがえのないものです。
ひととおりの仕事を終え、ビジネスパートナーと地元のアイリッシュBARへ。
今後のより良い生活提案の為、この地でも少しずつですが発信していければと、
願いを込めて。